珍しい深海魚の種類|怖い、気持ち悪い魚たち

水深200mより深い海域に潜む深海魚。その多くの生態はいまだ謎に包まれていますが、中には日本で確認されたことがあるものも。不気味だけれどもどこか神秘的な深海魚8選をご紹介しましょう。

 

珍しい深海魚の種類

 

メガマウス

出典:-サメ MANIAX-

ネズミザメ目メガマウス科に分類され、原始的な形態が見られることから”幻のサメ”とも言われるメガマウス。大きな口が特徴の深海ザメで、体長は約5mに達し、最大で7mを超えることもあります。

ほとんど海面に浮上しないため、その姿が確認されたのは世界でも50例ほどと大変まれですが、日本近海では目撃例、捕獲例は比較的多く、三重県尾鷲港などで10例以上の捕獲例があります。

太平洋からインド洋など熱帯から温帯の海の水深200m付近のやや浅い深海に生息していると言われています。

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ダイオウイカ

出典:Wikipedia

ヨーロッパに伝わるクラーケン伝説のモデルとも言われる開眼目ダイオウイカ科に分類されるダイオウイカ。世界最大級の無脊椎生物と言われています。

そんなダイオウイカは冬の日本海で確認されることが多く、新潟県から鳥取県まで日本海沿岸の広いエリアで海岸に打ち上げられたり、網にかかったりしています。

体長4mを超え、長い触腕を含めると9mもの大きさの個体が確認されており、水深500〜1000mの暖かい海に生息していると言われています。詳しい生態はまだ謎に包まれています。

 

リュウグウノツカイ

アカマンボウ目リュウグウノツカイ科に分類されるリュウグウノツカイは、全身が銀白色で、鮮やかな紅色の長いヒレをもち、その神秘的な姿から”竜宮の使い”と呼ばれるようになりました。

日本における人魚伝説はリュウグウノツカイによるものとも考えられています。体長は約3mで、最大で11mに達する個体もいると言われます。

 

新潟県の佐渡沖では体長約3.3m、体の幅は最大約26cmの個体が確認され、調査のために同県の水族館が引き取ることになりました。

詳しい生態はわかっていませんが、秋田県、島根県、山口県、高知県、九州地方などでも確認されており、陸から離れた外洋に分布し、水深200m以上の深海に生息していると言われています。

 

サケガシラ

出典:越後の海鮮問屋

アカマンボウ目フリソデウオ科に分類され、リュウグウノツカイの仲間と考えられているサケガシラ。体長は大きいものでは2mに達し、タチウオを大きくしたような細長い体型、銀白色で背ビレは朱色という特徴があります。

地震の際に各地の浜に打ち上げられることから”地震魚”と呼ばれることも。日本海に面した山口県萩市沖や高知県室戸岬沖で確認されており、日本海全域の沖合中層域200〜500mの深海に生息していると言われています。

 

ラブカ

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出典:Wikipedia

カグラザメ目ラブカ科に分類されるラブカはその外見から”ウナギザメ”と呼ばれることもありますが、原始的なサメの特徴から”生きた化石”とも言われています。

体色は灰色で、全長約2m。太平洋岸の駿河湾では体長約150cmの個体が3匹捕獲されています。

捕獲されること自体もまれですが、静岡県の水族館に引き取られ、生きた状態で展示された大変珍しいケースです。詳しい生態はわかっていませんが、水深500〜1000mの大西洋、太平洋の大陸斜面に生息していると言われています。

 

シャチブリ

出典:神奈川県水産技術センター

シャチブリ目シャチブリ科に分類され、別名”ユウレイ”、”ウネクラゲ”でも知られるシャチブリは細長い体と半透明で褐色の体色、丸く突き出た口などが特徴です。

体長は約70cm〜1m。新潟県の糸魚川市鬼伏沖で底引き網にかかっているのが発見され、同県の水族博物館に引き取られました。

 

日本近海では主に太平洋側に多く生息していると考えられているため、日本海側で見つかるのはまれなケースとされ、南日本沿岸の水深150〜500mの砂泥底に生息していると言われています。

太平洋、大西洋、インド洋など世界各地に分布しているようです。

 

ホテイエソ

出典:深海屋ブログ

ワニトカゲギス目ワニトカゲギス科に分類されるホテイエソは、うろこのない黒い体と鋭い歯、下あごのヒゲ先には発光器があり、歯を見せて笑うような顔が特徴的な深海魚です。

詳しい生態はわかっていませんが、高知県室戸岬沖の定置網に105匹が入り込み、そのうち一匹は生きた状態で捕獲されました。体長は約10〜15cmで、前日にも9匹見つかっていたということです。水深200〜1000mの深海に生息していると考えられています。

 

チョウジャゲンゲ

出典:パンデモニウム

スズキ目ゲンゲ科に分類されるチョウジャゲンゲは、捕獲された例が少ない希少種で日本固有種と考えられています。細長い体型で胸ビレはありません。

体長は約19cmで、乳白色の標本を見ることができますが、生きている状態では鮮やかな紅色をしているのも特徴の一つです。

 

福島県沖の太平洋、駿河湾で確認されていますが、詳しい生態はわかっていません。水深950〜1800mの海底付近に生息していると考えられています。深海に生息する謎に満ちた深海魚8選をご紹介しました。

 

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