アロワナの飼い方|販売価格、寿命、種類は?

熱帯魚の中でも特に人気が高く、水槽の大きさが確保できる方は1度くらいは飼育した事があるのではないでしょうか。

 

アロワナとは?

特徴

アロワナの特徴は体の大きさが大きくなる事があげられます。だいたい60㎝から100㎝(1m)程になります。そして水面の餌が食べやすいように上向いている口です。

野生化だと水面近くを飛んでいるような昆虫を食べるので上向きに口がついているわけですね。最後に鱗の光り方やゆったりとした泳ぎ方です。このゆったりとした泳ぎ方と鱗の光り方に魅了されてる方が多いと思います。

どのアロワナにも共通した部分ですが、体色が非常に綺麗です。その綺麗な体でゆっくりと水槽内を泳いでくれるので非常に見ごたえがあります。

 

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性格

とても気が荒く、水槽内に入っている他のアロワナを殺してしまうような性格のアロワナもいれば、特に問題なく混泳が出来るアロワナもいます。

気が強いのはスポッテッドバラムンディやノーザンバラムンディと呼ばれるオーストラリアに存在している個体。気が優しく混泳も可能な種類はシルバーアロワナやブラックアロワナと呼ばれる個体です。

 

 

種類

シルバーアロワナが最も流通量が多く、値段も安いです。しかしアロワナの種類の中でも大きくなる種類で、1m近くになる個体もいます。次にブラックアロワナや、グリーンアロワナです。幼魚の時は名前の通りの色なのですが、大人になってくるとシルバーアロワナに似てきます。

先ほど紹介したノーザンバラムンディやスポッテッドバラムンディもいます。気性が荒い事が特徴です。そして一番人気のある、アジアアロワナです。体が真っ赤になる個体が人気が高く、その他にも青くなる個体や背中が金色になる個体もいます。

 

 

販売価格

こちらも種類によりますが、シルバーアロワナだと1万円から、ブラックアロワナやグリーンアロワナだと2万から、くらいで考えておくとよいですが、アジアアロワナは値段の幅が大きく、10万ほどで買えるような個体もいれば、車一台買える程の値段のものもいます。

グレードによって全く違うので、購入する場合は必ず実物を見てから買う方が良いです。

 

 

寿命

だいたい10年程になる場合が多いようです。

水槽が狭かったりするストレスが多いともっと早く死んでしまう場合もありますし、逆に順調に飼育をしてあげるともう少し長生きをする場合もあるので、10年以上生きる事もあるが個体による所が多いと覚えておくとよいです。

 

 

ペットとしてのアロワナの飼い方

水温・水質

アロワナの適正水温と水質について、水温は26度から32度前後、水質については弱酸性から中性です。

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アロワナの場合だと、餌をどんどん与えて大きくする事と、もともと住んでいる場所の水温が暖かいという事もあり、水温は高めの30度前後にしている方が多いようです。

低水温での飼育も不可能ではありませんが、餌の食べが悪くなったり食べても消化不良になったりで良い事はなさそうです。

 

 

混泳

アロワナとの混泳によく選ばれるのは、水槽内の掃除役のカラープロキロダスや、プレコが多いようです。

原則として口に入らないサイズの熱帯魚である事と、アロワナ側に危害を加えないような熱帯魚を選ばないといけないのですが、アロワナを綺麗に飼育しようと思うと一見大丈夫そうな底物(ポリプテルス)などの熱帯魚は良くないようです。

 

 

水草との相性

背丈の高い水草だと入れる事も可能ですが、アロワナが大型の熱帯魚であることと肉食魚である事から、不向きではあります。

糞のサイズも大きいので、ゴミがたまってしまいます。そうすると水草の為にひいている底砂が非常に手間になってしまいます。この事からベアタンクで飼育してる方が多いと思います。

 

 

 

水槽

アロワナは大きくなる種類なので、基本的には120㎝以上の水槽になります。特にアジアアロワナは体が硬く奥行きがないと、水槽内を折り返して泳ぐ事が出来ないので横にも広く奥行きも広いような水槽が良いです。

幼魚の頃は小さい45㎝から60㎝程の水槽で飼育しておいて、体のサイズに合わせて水槽を大きくしていく事がうまく飼育をするコツです。あまりに水槽が大きすぎると餌が見つけられない事もあり、幼魚には向きません。

大きくなってくると体も立派になり、水槽が手狭になってくるので水槽を大きくして、ストレスなく飼育をするとよいです。

 

 

餌の与え方

幼魚の頃は、メダカなどの生き餌だとよく反応してくれる個体もいます。赤虫だと消化にもよくコストもかからないので、赤虫の方が良いかもしれません。

しかし生き餌だと水質悪化の問題もあるため、なるべく早く人工飼料に慣らした方が良いです。大型、肉食魚用の栄養価の高い餌を与えると良いです。

 

 

 

なりやすい病気

目が濁っている、眼球が下を向いた状態になっている、小さな虫みたいな物がついているなどが多いようです。目が濁っている場合は水が傷んでいて、水質悪化が原因です。適度に水換えをする事が予防になります。

眼球がしたを向いた状態になってる個体も良く聞きますが、こちらも治療は厳しいので、水槽の下を泳ぐような種類の魚を入れない、水槽の底からの光の反射を防ぐなどの予防策で防止していくしかなさそうです。

 

 

繁殖

繁殖をさせて楽しむような熱帯魚ではないので、繁殖は難しいです。オスとメスの判別も難しく、基本的には無理だと思った方が良いです。

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