初心者よりも中級者以上に飼育されてる事が多いイメージのレインボーフィッシュ。
美しさがわかるようになってくるとアクアリストとして成長してきた証になるのではないでしょうか。
バタフライレインボーフィッシュとは?
特徴
ひとつめの特徴はレインボーフィッシュ特有の体形です。レインボーフィッシュ以外では、このヒレの形は出ないでしょう。
この特徴はオスのみの特徴なのですが、オスだけで飼育するとこの綺麗な状態を見る事は少なくなってしまいます。
地味ですが雌も一緒に飼うとヒレをしっかり伸ばしてくれるので綺麗になります。そしてふたつ目に色合いも特徴に上げることができます。
ヒレの上までしっかりと色が出てます。この色がついたヒレがパタパタと動くのが非常に美しく、水槽内を彩ってくれるでしょう。
そして三つ目の特徴ですが、飼育をしないと美しい状態にする事が出来ない事です。
バタフライレインボーフィッシュを状態よく飼育して、一番綺麗な仕上がった状態になった時は喜びもひとしおでしょう。しかし、バタフライレインボーフィッシュはレインボーフィッシュの中では地味めな方です。
大きさ
出典:ピスケス
体の大きさはそこまで大きくならなく、大きくても大体4㎝くらいといった所でしょうか。平均的には3㎝程です。
1匹で泳がせると水槽の中が物足りなくなるので、5匹以上で飼われる事が多いですね。水草との相性も大変よく、アナカリスなどの定番水草に加えてグロッソなどの背丈の低い水草で敷き詰めて、緑の面積を大きくとると対比でより一層美しく見えるのではないでしょうか。
寿命
寿命は3年程です。通常ネオンテトラなどでも1年、長くても2年程の事を考えると、このサイズの熱帯魚だとかなり長生きでしょう。
若干デリケートな所があるので、必ず整っているお水にしてから飼育をしましょう。導入時の失敗が多いようです。
販売価格
価格の方ですが、1匹200円程でしょうか。まとまった数で購入すると、150円程になるようです。
こちらの熱帯魚も状態はある程度整ってると思われるので、ネットで購入しても良いと思いますが色のチェックをしたい場合は店頭で見てもよいかもしれません。
バタフライレインボーフィッシュの飼育方法
原産地はニューギニア南部やオーストラリア北部。水温は23度から30度以内で、水質は中性から弱アルカリ性の水質を好むようです。
地域亜種と呼ばれる生息する地域によって微妙に差異がある個体が見られます。
珍しく、アルカリ性の水質を好む種類です。中性から弱酸性に水質を変化させていく事は簡単で、普通に飼育していれば弱酸性に偏ります。
しかし弱アルカリ性の場合は最初に手を加えてあげるとアルカリ性にする事が出来ます。方法は簡単で、牡蠣殻をろ過機の中に忍び込ませたりサンゴ砂を入れてあげるとアルカリ性に水質が傾きます。
混泳
性格は穏やかで混泳向きの熱帯魚と言えるでしょう。
しかし体の大きさが小さいので、ミクロラスボラや同じようなポポンデッタフルカタ、ランプアイなどの小型魚が向いてます。ボララスなども良いですね。
3㎝程のサイズだと多くの熱帯魚の口に入ってしまうので、いつの間にか食べられていなくなってしまう事があるかもしれません。
グラミィなどの気の強い魚と一緒だと、あっという間に弱ってしまうので気を付けましょう。
餌の与え方
餌に関しては雑食性の熱帯魚なので、口に入ればなんでも食べます。よく販売されているフレーク状の餌などが手に入りやすくて良いのではないでしょうか。
赤虫やイトメ、ブラインシュリンプをあげてる場所もあるみたいです。
水槽
数を少なく飼育する場合については小型水槽の方が向いてると思います。
大型水槽の場合は数を入れないと体の大きさから主役的な扱いは難しいです。
繁殖方法
小型熱帯魚で体のサイズが非常に小さい割には繁殖は可能な種類で、コツさえつかめば初心者の方でもできるようです。
ウィローモスなどの柔らかい葉の水草を水槽の底の方に丸めておいておきましょう。
一回の産卵数は非常に少ないので、卵をしっかりとふ化させるためにはある程度まとまった数をいれておいた方がよさそうです。
生まれてきた稚魚は水槽内に沸いてるミジンコのような小さな微生物を食べて大きくなります。
大きくなってくれるのは素早いのである程度の大きさになったら稚魚用の餌をあげて、いずれは大人用の餌を与えるといいでしょう。