日本のグローバル化が進むに連れて、珍しい猫達も沢山見られるようになってきました。色んな種類のニャンコ達を紹介したいとおもいます。
珍しい猫の種類２０選
ベンガルキャット
- 原産国：アメリカ
- 成猫の重さ：４㎏～８㎏前後
- 販売価格：25万～50万程
小さな豹のようなとても美しい被毛と、野性的でワイルドな見た目の猫ちゃんです。エレガントな見た目に反し、好奇心旺盛で活発。ベンガルヤマネコの血が入っているからか、運動が沢山出来ないとストレスが溜まってしまいます。
その為初めて猫を飼う人や、仕事などが忙しくあまり遊んであげる時間がないような人には不向き。また他の猫との同居も向いていません。
アビシニアン
出典：pepy
- 原産国：エジプト
- 成猫の重さ：４㎏程
- 販売価格：15万～30万前後
エジプトにいた猫が、イギリスの縞猫と交配されて誕生したグローバルニャンコ。小顔の引き締まった体に、ゴールドやグリーンの魅力的な瞳を持つ。
手先は小さくつま先立ちのように歩くので「バレエキャット」と呼ばれる。性格は活発で友好的。動きは俊敏だが大人しく、遊んでもらうのが大好きな甘えん坊ニャンコですが神経質な所もあり、人見知りをすることも。
アメリカンカール
出典：Wikipedia
- 原産国：アメリカ
- 成猫の重さ：2㎏～5㎏程
- 販売価格：14万～20万円前後
最大の特徴は、後ろ向きにカールした耳。シルクのような手触りの毛並みに、飾り毛が豊かなシッポを持つゴージャスなニャンコ。見た目を裏切らない穏やかな性格。知能がとても高く、大人しく人懐っこい。その為猫を初めて飼う人や、集合住宅に住む人にもオススメ。
この耳のカールは優勢遺伝によるものであり、産まれた時は何と普通の耳。2～10日程かけながら徐々に耳に軟骨が入り始め、先端がカールしてくる。生後４ヶ月までは、カールが取れたり進んだりする、ミステリアスなニャンコ。
発見から２年後にキャットショーに出演するなど、異例の早さで世間に認められていった。
ラグドール
出典：Wikipedia
- 原産国：アメリカ
- 重さ：４㎏～７㎏が一般的
- 販売価格：２０万～３０万円前後
ラグドールは“ぬいぐるみ”と言う意味の、とても可愛らしいニャンコ。基本的には長毛種で、白ベースの長毛にポイントカラーがある。配色は様々。全体的にモコモコしていて見た目ヌイグルミのようだが、性格が非常に大らかで抱っこを好む事からも、ヌイグルミが連想される。
鳴き声が静かであまり狩りにも興味を示さない為室内外に向いているが、帰巣本能が強い為、譲渡や引っ越しには注意が必要。完全に成長するのに約４年を要し中型種に分類されるが、１０㎏前後まで成長するのは稀。
トンキニーズ
出典：Wikipedia
- 原産国：カナダおよびアメリカ
- 販売価格：１５万～３０万円前後
- 重さ：３〜６Kg
短毛種だが、体に密着するように流れる毛が理想的に生えそろうまで、２年程要する。筋肉質で後ろ足が少し長い。アーモンド形のクリッとした目が魅力的なニャンコ。
運動量がとても多く活発で物怖じをしない為何にでも興味を示すので、住環境には注意が必要。環境への適応能力は高い。体重は３㎏～６㎏と、一般的な猫ちゃんの平均より軽め。
シャルトリュー
出典：Wikipedia
- 原産国：フランス
- 重さ：４㎏～６．５㎏
- 販売価格：１５万～３０万前後
「ロシアンブルー」「コラット」と並び”ブルーの御三家”と呼ばれる美しいニャンコ。瞳はカッパーかゴールドで、羊毛のように密集して生える被毛は、水をよく弾く。
足は短めだが細い。丸みを帯びた顔の作りから「ほほえみの猫」と呼ばれる愛らしい猫。その他にも「フランスの宝」「生きたフランスの記念碑」などの代名詞がある。
環境の変化にも強くとても穏やかで頭が良い。遊びが大好きで他の猫との相性もいいので、多頭飼いに向いている。
美しいだけでなく防水性を兼ね備えた被毛は高価な値段で取引された時期があり、絶滅の危機にさらされていた。オスは成長に２年程かかり、大きさはメスをかなり上回る。
シンガプーラ
出典：Wikipedia
- 原産国：シンガポール
- 重さ：３㎏～４㎏
- 販売価格：18万円～26万円
「小さな妖精」と呼ばれるほど小型のニャンコ。純血種の中では最小とされる。短毛種で手入れしやすく、毛色はセピアやブラウンなど。瞳の色はグリーン、ヘーゼル、イエローなどとても魅力的。
しかし骨格の問題から、香箱座りは出来ないか不完全。愛情深く大人しい半面、下水溝でネズミを捕まえていた為、好奇心旺盛で運動神経もよい。小型とはいえ最近は大きくなる子も多い。
ターキッシュアンゴラ
出典：Wikipedia
- 原産国：トルコ共和国
- 販売価格：１５万～３０万円
「トルコの生きる国宝」とまで呼ばれる姿は高貴で美しく、被毛は細く絹のような光沢がある。瞳の色はブルー、アンバー、グリーン、オッドアイなど。後ろ足がやや長く、腰が高い。
鳴き声は少し高め。そのエレガントな見た目通り、自由奔放で気まま。その反面飼い主には愛情深く甘えん坊。遊ぶ事も大好きなとても興味を惹かれるニャンコ。
多頭飼いには不向き。２㎏～４㎏程に成長し、オスはメスより大きく、成長に２年を要する。
アメリカンリングテイル
出典：American Ringtail
- 原産国：アメリカ
- 体重：４㎏～７㎏
最大の特徴は他の種類には見られない、クルッとカールしたシッポ。このシッポは根元付近は真っすぐで、先に近づくにつれフンワリとしたカーブラインを描く。
もう一つの特徴は、指の間に水かきがあること。その為猫には珍しく水遊びが大好きなニャンコです。友好的で愛情深いが、人見知りをする事もあるので来客等には注意が必要。
価格はこの品種が発見されてからの歴史が浅く、取り扱うショップやブリーダーが少ない為、非常に高額。どうしても迎えたい場合は、海外のブリーダーさんに連絡を。
アラビアンマウ
出典：Wikipedia
- 原産国：アメリカ
- 販売価格：約２０万円
砂漠で暮らしていた為暑さに強く、被毛は短毛で硬い。体は筋肉質で足が長く、体温を効率的に逃すため、体の大きさに比べて耳が大きめ。見た目はとてもスリム。見た目の通り活動的で俊敏。とても忠実で社交性があり、他の動物とも仲良く出来るお利口さん。
成猫で４㎏～７㎏になる。しかし日本での販売は殆どしていないため、色んなブリーダーさんに問い合わせてみる必要がある。
エジプシャンマウ
出典：Wikipedia
- 原産国：アメリカ（アメリカで認定された為）
- 体重：３㎏～５㎏
- 販売価格：１０万～２０万円
ベンガルやオシキャットとは違い、自然発生の斑点を持つエキゾチックニャンコ。短毛で瞳はグリーンのみ。エジプトを思わせるアイライン、額にあるスカラベ・マーク（エジプトに生息する甲虫の種に形が似ているためそう呼ばれる。）が特徴的。
見た目のワイルドさに反して、とても大人しく知的。少し神経質な所も。
オシキャット
出典：Wikipedia
- 原産国：アメリカ
- 体重：２㎏～７㎏
- 販売価格：１０万～３０万前後
「アビシニアン」「シャム」「アメリカンショートヘアー」との交配で誕生した、見た目はとても野性的なニャンコ。ヒョウ柄のスポットが特徴的で、これはクラッシックタビーがバラバラに切れたもの。
被毛には光沢があり、手触りがとても良い。犬の魂が猫に入っていると言われるほど覚えが早く、投げたものを取ってくるなど簡単なゲームを覚える。とても社交的で人や他の動物が大好き。
スノーシュー
出典：pepy
- 原産国：アメリカ
- 体重：３㎏～６㎏
- 販売価格：２０万～３０万円程
滑らかな短毛の体に、白い靴下（スノーシュー）を履いたような模様がある。この模様は劣勢遺伝によるもので増やすのが難しく、定着するまでに２０年かかった。
口の周りは白く、眼の周りにマスクを被ったような顔をしている。学習能力が高く主人を決めて甘えるなど、知能も高い。人が大好きで甘えん坊なので、忙しく留守にしがちな人には不向き。
サバンナキャット
出典：pepy
- 原産国：アメリカ
- 体重：３㎏～１３㎏
- 販売価格：１００万円以上
サーバルキャットとイエ猫の交配により誕生した、体長が５０㎝～８０㎝もある大型のニャンコ。短毛でチーターのような見た目。体や手足が長く、目尻には「チーターティア」と呼ばれる一筋の模様が、髭に向かって伸びている。
身体能力、学習能力が高く水を怖がらない。見た目に反して人なつっこく、社交的。血の濃さにより、都道府県知事の許可が必要。またアメリカの一部の地域では危険視されていて、飼育が禁止されている。
サーバルキャット
出典：PHOTOHITO
- 原産国：アフリカ
- 体重：８㎏～１８㎏
- 販売価格：２００万前後
サーバルとはスペイン語で「猟犬」を意味する野性的なニャンコ。豹やチーターのような見た目で、黄褐色に黒い斑点がある。毛は短くて柔らかい。
ほっそりとしていて、まるでモデルのようなスタイル。訓練次第では良くなつく。その被毛の美しさから密猟され数が減ってきている。飼育にあたってはサバンナキャットと同じく、都道府県知事の許可が必要。
スフィンクス
出典：Wikipedia
- 原産国：カナダ
- 体重：３㎏～７㎏
- 販売価格：１５万～３０万円前後
極めて短い産毛があるだけの、ビックリするようなほぼ無毛のニャンコ。髭もない。カナダで自然発生した猫で、体温が他の猫よりも４度も高い。遊ぶのが好きで人なつっこく、社交的な不思議な魅力のニャンコ。
セレンゲティ
出典：pepy
- 原産国：アメリカ
- 体重：３㎏～７㎏
短毛でシルクのように滑らかな手触りのニャンコ。黒のスポットがあり、サーバルキャットのような見た目をしている。耳が大きく、耳の裏側にアイスポットと呼ばれる目玉のような模様が入る。
瞳はゴールドやアンバー。身体能力が高く、オモチャを追いかけたりして遊ぶのが好き。寂しがりだが他の猫とも仲良くなれるので、多頭飼いがおススメ。ショップにはあまりいないので、ブリーダーさんに問い合わせてみて。
オリエンタルショートヘア
出典：ペットランドミニー
- 原産国：イギリスもしくはアメリカ
- 体重：２㎏～６㎏
- 販売価格：１５万～２５万円前後
第二次世界大戦後に激減したシャムを救おうと奮起した結果、誕生したニャンコ。体は小さめで、体も手足も細くしなやか。エレガントな見た目に、甘えん坊な性格を持つ。
神経質な面もあり騒がしいのも苦手なため、他の猫との同居はおススメ出来ません。知的で忠実なため、とても魅力的なニャンコとも言えます。
サイベリアン
出典：Wikipedia
- 原産国：ロシア
- 体重：４㎏～９㎏
- 販売価格：１５万～３０万前後
自然発生で「シベリアを中心とした極寒の地で生き抜く術を身につけた猫」と呼ばれるほどフサフサな毛を持つ大型ニャンコ。首の周りにもフサフサの襟毛がある。
性格は穏やかで賢く、忍耐強い。成猫になるまで約５年を要する。
ラガマフィン
出典：Wikipedia
- 原産国：アメリカ
- 体重：４㎏～１０㎏
- 販売価格：２０万～３５万前後
ラグドールが原種のモコモコした長毛のニャンコ。絹のように滑らかな被毛をもつ。
瞳の色は規定されておらず自由で、へテロクロミアの子もいる。性格は素直で人なつっこく穏やか。遊ぶのが大好きで、室内外に向いている。
まとめ
ごくごく普通にテレビなどで見た事のあるニャンコも、調べてみれば深い歴史があり、どれも興味深いものでした。
人の手により美しくされたニャンコ、突然変異により生まれてきたニャンコ、暮らす環境に対応するため、自ら進化を遂げたニャンコ・・・とても２～３行の文章では語りつくせません！
ここに書く事が出来なかったニャンコも沢山います。興味を持たれたら、是非調べてみてくださいね。
