ダンスゴビーシュリンプの飼い方|販売価格・餌は?

流通量が少なく希少価値の高いダンスゴビーシュリンプ。別名ブドウテッポウエビと呼ばれていてオドリハゼのみと共生することで有名なシュリンプです。

ブドウのような赤紫色の斑点模様が美しく鑑賞性が高いことからマリンアクアリストの中では非常に人気の高い種類となっております。

そこでこの記事では人気のダンスゴビーシュリンプをお迎えする前に知っておくべきことを余すところなくご紹介したいと思います。

 

ダンスゴビーシュリンプとは?

出典:shin’s blog

西側の太平洋からインド洋にかけて広く生息しているテッポウエビの一種です。

他のテッポウエビは数種類の小型ハゼと共生することで知られていますが、ダンスゴビーシュリンプに限ってはオドリハゼという水深の浅いところに棲むハゼのみと共生します。

そのためオドリハゼとダンスゴビーシュリンプの割安セットで販売されることが多く、飼育下においても一緒にお迎えすることが一般的となっています。

 

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販売価格

ダンスゴビーシュリンプは約6000円で取引されることが多いようです。オドリハゼとのセットは13000~20000円ほどで販売されています。

本種は国内での流通量が少なく取り扱っているショップが少ないのであらかじめホームページで入荷情報を確認しておくといいでしょう。

通信販売サイトでは取り扱っているショップがいくつか存在するので是非チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

 

ダンスゴビーシュリンプの飼い方

出典:必要なものを求めてWP

複数飼育

ダンスゴビーシュリンプは巣穴を形成する種類なので、縄張り意識が強く同種間で喧嘩に発展することが多いようです。

基本的には単独飼育又はオドリハゼや小型の魚との混泳がベストですが、ペア飼育をする場合は様子を見ながら行います。

また別の種類のシュリンプやヤドカリとの相性もあまり良くありませんので、飼育スペースが狭い場合は甲殻類を本種のみに限定した方がいいと思います。

 

 

飼育環境

出典:オドリハゼとダンスゴビーシュリンプの共生

本種は最大でも6cm前後までしか成長しないので30cmキューブ水槽から飼育を始められます。温暖な地域に生息している種類なので水槽内は24~26度に保ちます。

巣穴を形成するので細かいサンゴ砂と大きめのサンゴ砂を混ぜて厚めに敷きましょう。

 

ダンスゴビーシュリンプは急な温度変化や水質悪化に弱いので温度計で毎日確認をして週に1~2回ほど水量の3分の1程度の水換えを行います。

人工海水を作る場合は必ず比重計で図りながら水槽内の温度に合わせて作ってください。

フィルター選びは十分な濾過能力のある商品であるなら何でも問題ありませんが、エアレーションと併用する投げ込み式やスポンジフィルター、底面フィルターなどは塩ダレになりメンテナンスが面倒になるのでお勧めしません。

ライブロックや飾りサンゴ等のオブジェクトを設置すると巣穴を形成するきっかけになり鑑賞性が向上しますので取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

餌の与え方と頻度

基本的にオドリハゼと混泳させる場合は給餌の必要はありません。食べ残しや微生物、藻類などを食べますのでクリーナー生体としても役に立ってくれることでしょう。

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単独飼育をする場合はエビ専用の配合飼料を数粒与えます。給餌頻度は3~4日に一度程度で問題ありません。

 

 

初期費用と維持費用

初期費用は約3~5万円です。30cm規格の水槽でも1000円程度のものから20000円以上のものまで幅広く販売されているので、予算と相談しながら購入しましょう。

ただし高額な商品になるほど水槽の透明度が上がったり、濾過能力が向上する傾向があるので損することはありません。

よく分からない場合は海水水槽セットを購入してみてはいかがでしょうか。維持費用は電気代と餌代、人工海水の素等が必要で、月々約1000~2000円です。

 

 

RO水とは?

出典:スプラッシュ

RO膜処理を施すことで苔の原因となる成分を取り除き、不純物のない純水に近づけた理想的な飼育水をRO水といいます。

飲料水としても販売されるほど安全性が高く最高の飼育環境を作る上では欠かせない飼育水なのでお金に余裕のある方は是非使ってみてください。

病気やその他のトラブルに発展しづらく長期間の維持が簡単になるのでオススメです。価格は1リットル当たり約150円です。

 

 

飼育上の注意点

特に海水水槽は家電製品の近くに置くと故障の原因となりますので、必ず風通しの良い直射日光の当たらない場所に設置してください。

水槽はなるべく水槽台に設置するようにしましょう。フィルターや照明は電気を必要としますが、コンセントは水槽の横や下に置くのではなく必ず上に設置するように心がけてください。

 

水換えや生体がはねた時に水滴がコンセントに入って漏電する危険性があります。

ダンスゴビーシュリンプをはじめとするシュリンプは飛び出し事故が多いのでなるべく隙間ができないように蓋をしてください。

オドリハゼが病気になったときは必ず別の容器で薬浴しないとダンスゴビーシュリンプが落ちてしまうので注意してください。

 

 

 

 

まとめ

ハゼと共生するシュリンプはイメージ的に飼育難易度が高く思われがちですが、少しの知識で終生飼育が可能です。

気になった方は是非お迎えしてみてはいかがでしょうか。

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