ゲイリートゲオアガマの飼い方|販売価格、寿命は?

まるで恐竜のようなガッシリとした見た目のゲイリートゲオアガマ。

ガタイの良い体格を持つ一方でイグアナやオオトカゲよりも小柄なことからペットリザードとして高いポテンシャルを持っている種類といえます。魅力的なゲイリートゲオアガマをお迎えする前に知っておくべきことをまとめてご紹介したいと思います。

 

ゲイリートゲオアガマの特徴とは?

出典:exotic-supply

ゲイリートゲオアガマはアフガニスタンやインドなどに生息しているアガマ科のトゲオアガマ属に属しているトカゲです。全長は約30cmと見た目から受ける印象よりも小柄なことに驚きます。

幼体時はナチュラルなカラーをしているのですが、成長に伴い深い赤色や鮮やかな黄色の模様が浮かび上がり非常に美しい体色へと変色していきます。

鑑賞性に優れている一方で人慣れしにくいことでも有名なトゲオアガマ属なので、飼育下ではお世話をする際に暴れて怪我をする可能性があります。取り扱いには十分な注意が必要となります。

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販売価格

出典:サウリナ守口店

ゲイリートゲオアガマは約1~2万円で取引されています。ベビー個体は比較的安価に販売されているので、お世話が大変ですがそれだけ愛着も湧きますし、初期費用を抑えられるのでオススメです。

近年は通信販売で熱帯魚や両生類などの生体を購入できる時代となりましたが、爬虫類や鳥類など一部の種類はショップにて対面販売を行うことが義務付けられているので注意しましょう。

しかし、入荷情報や販売価格等を事前にウェブサイトで確認できる店が多いので、是非有効活用をしてみてください。

 

寿命

ゲイリートゲオアガマの寿命は約20年となっていますが、飼育環境を整えて日頃の体調管理や食生活をしっかりと行っていれば35年以上生きる種類でもあります。

外国産の爬虫類の多くは飼育温度が低すぎることや紫外線量が足りていないことが多いので、そのあたりはしっかりと投資をするべきです。

いつもと様子が違っていると感じたときはすぐにエキゾチックアニマル対応の動物病院で受診してください。下痢や少しの怪我であれば人間用の薬を代用するといいでしょう。

 

生息地

出典:サウリナ守口店

ゲイリートゲオアガマは砂漠や岩が入り組む乾燥地帯に生息しており地中深くに巣穴を形成して集団で巣営をします。そのため飼育下では複数飼育が可能な数少ない種類なので十分なスペースを確保できれば多頭飼育に挑戦してみても良いかもしれません。

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ゲイリートゲオアガマの飼い方

出典:FREEDOM INSECT

飼育環境

それほど大きく成長しないので90cm規格の飼育ケージで終生飼育が可能です。発情期や空腹時は暴れることがあるので頑丈な爬虫類専用ケージを選ぶといいでしょう。本種は蒸れに弱いので風通しの良い飼育ケージが好ましいです。床材にはサンド系を使用してください。

基本的に飼育ケージの温度を30℃前後に保ち、ホットスポットを45℃程度に温めます。必ず温度勾配ができるように紫外線ライトやバスキングランプをレイアウトしましょう。

 

紫外線ライトの寿命は約1年なので効果が弱まる前に紫外線量をチェックして交換してください。巣穴を形成するので床材は厚めに敷いておき、流木や石など掘るきっかけとなるものをレイアウトします。

地上棲のトカゲなので高さは必要なく一般的なケージで問題ありません。餌の食べ残しや排泄物は発見次第処理をするようにしてください。水入れは倒れないぐらいの重さで溺れないぐらいの水深の浅い容器を使用しましょう。水に入れるように大きめのものを入れておきます。

 

餌の与え方

出典:サウリナ守口店

幼少期は積極的に動物性タンパク質を摂取して体作りをしますが、成体は植物食をメインに摂取します。飼育下に於いてはスーパーで販売されている新鮮な野菜類や果実類を与えてください。

ほうれん草等の青菜類は尿路結石ができやすいのでたまに与える程度でいいでしょう。補助的にコオロギやデュビア、ミルワーム等を与えます。

 

個体差がありますが、トカゲ用の配合飼料に餌付く場合はそちらのほうが栄養バランスを考えて作られているので健康的に飼育することができます。

ただし初めから生餌や新鮮な野菜を与えている個体は配合飼料を食べないことが多いので購入するショップで何を与えられていたかが大切です。カルシウム剤等のサプリメントを餌にダスティングして与えましょう。

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初期費用と維持費用

初期費用は約3~5万円です。小柄で乾燥系のトカゲなので飼育ケージとライト各種が主な出費となるでしょう。維持費用は冬季で月々約3000~5000円は必要となります。

電気代を気にして低温管理していると消化不良などに陥る危険性が高まるためしっかりと保温する必要があります。

 

飼育上で気を付けること

爬虫類の多くはサルモネラ菌等の人間に有害な細菌類に感染している恐れがあるので、お世話をしたあとは必ず石鹸で手を洗うようにしてください。

ゲイリートゲオアガマは尻尾で攻撃をするので、お世話の際にミミズ腫れになってしまうこともあります。身体のトゲトゲが意外にも硬いので注意して取り扱いましょう。

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