ニューカレドニアジャイアントゲッコーの飼い方、販売価格は?

ヤモリの中ではかなり大型種でがっしりとした見た目が特徴のニューカレドニアジャイアントゲッコー。

ペットとして人気がある本種ですがその飼育方法や必要な費用など謎に包まれています。ニューカレドニアジャイアントゲッコーをお迎えする前に知っておくべきことをご紹介します。

 

ニューカレドニアジャイアントゲッコーの特徴とは?

出典:サウリナ守口店

別名ツギオミカドヤモリと呼ばれる本種はミカドヤモリの仲間です。その名の通りニューカレドニア島やイルデパン島の固有種で全長40cm以上にもなる世界最大級のヤモリでペットとしての人気が非常に高い種類となります。

木の表面に似た薄い緑色をしており、カメレオンほどではありませんが体色を変色させて周囲と擬態することができます。大型のヤモリですが脚には吸盤のような構造を持っておりしっかりとガラス面に張り付くことができます。

ニューカレドニアは輸出を禁止しているので、国内で流通する個体は飼育下繁殖されたものです。

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販売価格や寿命

出典:爬虫類倶楽部

ニューカレドニアジャイアントゲッコーは約7~10万円で取引されます。他のヤモリよりも少々高額な部類ではありますが、他種を圧倒する全長・重量・体幅で一目惚れする方も多くいます。

高額になる理由は繁殖方法が確立されておらず、流通量が少ないためです。ただ寿命が約30年と非常に長寿なので長い目で見るとそれほど高い買い物ではないのでしょう。

 

生息地

出典:サウリナ守口店

多湿の熱帯雨林に生息しており樹上で生活をしています。夜間に活動して昆虫類を中心に小動物やフルーツなど様々なものを食べているようです。

 

魅力は?

何といってもニューカレドニアジャイアントゲッコーのぷにぷにと柔らかい触感がたまらなく気持ちいいです。またズッシリとくる重量はウサギやモルモットに近い感覚があります。

ある日は温厚だったのに今日は噛み付いてきたりと日や時間によって様々な姿を観察できるので日々新鮮な感覚で飼育することができます。

 

 

ニューカレドニアジャイアントゲッコーの飼い方

出典:サウリナ守口店

飼育環境

世界最大のニューカレドニアジャイアントゲッコーを飼育するには90cm以上の飼育ケージを用意しましょう。生息地では高い木の上で生活しているので可能な限り高さのあるケージに流木や植物などをレイアウトすると木に登れたり隠れ家ができるのでオススメです。

本種は夜行性なので紫外線ライトやバスキングランプは基本的に必要なく、冬季の保温はパネルヒーターだけでいいでしょう。25℃前後に保温してケージ内に温度勾配ができるようにパネルヒーターを設置します。

 

極端な低温には耐性がなく消化不良に陥るので温度計を毎日チェックしてください。多湿環境を好むので毎日一度は壁面に霧吹きをします。霧吹きでついた水滴を摂取するので必ずしも必要ではありませんが、念の為に爬虫類用の浅い水入れを置いておきます。

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床材はヤシガラマットやキッチンペーパーなど何でもいいのですが、サンド系の床材を敷くと餌を食べる時に一緒に飲み込んでしまう可能性があるので注意しましょう。

 

温浴の効果は不明ですが、排便を促したり脱皮不全を予防するために多くの爬虫類をぬるま湯に入れるので様子を見ながらチャレンジしてみても良いかもしれません。

毎日霧吹きをして保温するのでケージ内の掃除を怠ると不衛生になりがちなので月に一度はケージを丸洗いすることをお勧めします。

 

餌の与え方

冷凍ピンクマウスやコオロギ、ゴキブリなどをメインにリンゴや昆虫ゼリーなども与えるといいでしょう。

冷凍・乾燥餌に対する嗜好性はあまりなく活餌を中心に与えることになります。クル病など様々な病気を予防するためにもカルシウム剤を餌に添加してから与えましょう。

 

初期費用と維持費用

出典:サウリナ守口店

気になる初期費用ですが、ニューカレドニアジャイアントゲッコーが10万円、ケージが4万円、床材や流木などレイアウト商品が2万円で約16万円から始められるでしょう。

エサ代は大食漢の爬虫類なので1~2万円は必要でしょう。電気代に関してはパネルヒーターのみなので24時間30日点けっぱなしで月3000~5000円程度です。

その他に定期的に床材を交換するので保温が必要な冬季はトータルで月々約2~3万円必要です。

 

ニューカレドニアジャイアントゲッコーは懐くの?

マイペースな性格のニューカレドニアジャイアントゲッコーはハンドリングを快く許してくれることも怒って噛み付いてくることもあります。そのため懐いているのか警戒しているのかイマイチ分からなかったりもします。

ただ犬や猫のように飼い主を判別して寄り添うような行動はしないでしょう。餌をピンセットなどで与えていると餌をくれる生き物が近くに来たから行ってみようと走ってくるようにはなるかもしれません。

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まとめ

本種は流通量が少なく高額な爬虫類ですが、ペットとしての人気は高いので多くの爬虫類専門店で取り扱っています。気になった方は是非お店でハンドリングをさせてもらったりじっくりと観察をしてみるといいでしょう。きっとお迎えしたいと思うはずです。

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