ヘビ初心者におすすめしない飼いにくい種類

ペットとして飼育される動物の中でとても簡単に飼育することができるヘビ。初心者におすすめしない飼いにくいヘビをご紹介したいと思います。

 

ヘビ初心者におすすめしない飼いにくい種類

 

ベーレンパイソン

出典:一眼レフカメラでパシャリ

国内へ輸入されることが少ないため入手困難なヘビです。パプアニューギニア原産の大型種でブラックをベースに白いバンド模様が入る鑑賞性の高い種類で有名です。

3メートル近くまで大型化するので相応に大きく頑丈な飼育ケースが必要となります。本種は知能が高いために飼育ケースの蓋を開けたり飼育環境に気に入らないとストレス過多となり弱ってしまいます。

やや多湿環境を好むため60~70%程度の湿度を保つように心掛けましょう。

 

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セントラルパイソン

出典:エキゾチックサプライ

オーストラリア原産の白と黒のコントラストが美しい種類です。設置しなくても飼育は可能ですが、理想的な環境を作り上げるなら紫外線ライトとバスキングランプを設置してホットスポットを用意してあげましょう。

ホットスポットはあまり高温にならないように配慮して30℃前後を保つようにしましょう。その他の温度は約25℃前後に保ちましょう。

乾燥した地域に生息しているヘビなので蒸れに弱く通気性の良い飼育ケースで飼育することが必須となります。流通量は安定していないため価格にばらつきがあります。

 

 

マルクパイソン

出典:サウリナ守口店

ニシキヘビの仲間でスリムな身体つきが特徴的です。真っ黒い個体やクリーム色をした個体など数種類のカラーバリエーションが販売されています。

頭部のデザインが格好良くヘビのイメージそのものではないでしょうか。販売価格は約6~7万円と少し高額な値段設定です。

 

 

オリーブパイソン

出典:蛇屋

シンプルなデザインと可愛らしい顔つきが人気の種類です。高温多湿環境を好む夜行性のヘビで飼育ケースには必ず全身が浸かれる水場を作りましょう。

大きい個体は5メートル以上にもなるためお部屋丸ごと飼育スペースにする覚悟が必要です。海外では繁殖個体が多く流通していてメジャーなペット用のヘビというイメージが強いようですが、日本では珍しく爬虫類専門店でも入荷は珍しいようです。

こういった背景の理由としては日本の住宅はマンションやアパートなどの集合住宅が多く巨大なヘビを飼育するスペースがないからではないでしょうか。

 

 

チモールパイソン

出典:サウリナ守口店

現代アートのような幾何学模様に彩られた美しいヘビです。鱗の一つ一つに色が乗っていてはっきりとしているので近くで観察すると人工的に作られた模様のようにも思えます。

大きさは2メートル近くになりますがとぐろを巻いている状態だとそれほど大きな印象は持たれないのではないでしょうか。

 

少し臆病なのでじっくりとハンドリングをすることはお勧めしませんので、お世話をする際に移動させる必要がある場合はさっと持ち上げて別の容器に移してあげるようにするとストレスなく飼育することができます。

販売価格は約5万円です。

 

 

グリーンパイソン

出典:蛇屋

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黄緑や青色に近い緑色まで幅広い色合いの個体が販売されています。いずれも幼体時には赤色や黄色など暖色系をしていることが多く、成長に伴い鮮やかな緑色へと変化していきます。

多くの動物は幼体時に華やかな色合いをしていて大人になると地味な色合いになることが多いのですが、本種は幼体も成体も共に違った美しさがあります。樹上性なので高さのある飼育ケースに登り木を立体的にレイアウトしてください。

かなり気性が荒いので直接持つ際には噛まれても良いような生地の厚い手袋をはめた方が良いでしょう。本種は夜行性なので紫外線ライトなどは必要なく夕方頃に餌を与えると良いでしょう。

 

 

エメラルドツリーボア

容姿はグリーンパイソンによく似ていますが、エメラルドツリーボアの方がやや落ち着いた色合いをしていることが多いようです。高温多湿環境を好み一生を木の上で生活することから飼育下においても登り木から降りることは滅多にありません。

枝にとぐろを巻いて休む姿は他のヘビ飼育では観察できない仕草なので必見です。気性が荒く鋭い牙を持っているので取り扱いには細心の注意を払ってください。

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ヘビ初心者におすすめの飼いやすい種類

 

ボールパイソン

出典:爬虫類倶楽部仙台店ブログ

ショップに行くと必ずと言っていい程展示されている人気種です。様々な色や模様のモルフが作出されておりボールのように丸まって居ることが多いことから扱いやすくヘビ飼育の入門種として長年親しまれてきました。

性格は非常に温厚で極度の飢餓状態でもない限り飼い主の指に噛み付くようなことはしません。生餌が理想ですが、冷凍ピンクマウスでの飼育も可能です。

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コーンスネーク

小柄でカラーバリエーションが豊富、可愛らしい瞳を持っていることから女性から人気のヘビです。熱帯魚で例えるなら「ベタ」のような存在で非常に様々な色や模様が作出されており、まるでおもちゃのような美しい容姿をもつ個体も多く存在します。

数千円程度から販売されていますので何かペットを飼育してみたいけどどれをお迎えすればいいか分からない方にオススメです。

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