ヘビの人気の種類ランキング

大型の哺乳類を絞め殺す映像がテレビ番組等で放送されることから獰猛なイメージを持たれることの多いヘビ。しかし多くのヘビは温厚な性格をしており飼育者に危害を加えることは少なく、むしろ物陰に隠れてのんびり過ごすことが多い優しい性格をした動物です。

情報化社会になりそのことが広く知れ渡るようになった昨今では様々なモルフが作出されるようになりペットとして大人気となりました。ペットとして人気のヘビをご紹介したいと思います。

 

ヘビの人気の種類ランキング

コーンスネーク

出典:かねだい海老名店のブログ

世界で最も飼育されているヘビといっても過言ではないほど大人気のヘビです。元々はアメリカに生息しているナミヘビの一種で黄色いとうもろこしのような色合いをしていました。

そこから多くのブリーダー達の手によって「レッド」「アルビノ」「アネリ」など数十種類ものモルフが作出され市場を盛り上げました。ノーマル個体は数千円程度で販売されていますが、最近作出されたモルフや珍しいモルフは数十万円する場合もあります。

 

コーンスネークは長生きすることでも知られていて20年以上飼育することもできるため愛着が湧きやすく長い付き合いになります。本種は地表棲のヘビで普段はとぐろを巻いてシェルターに隠れているので40cm程度のプラケースや水槽で飼育が可能です。

飼育ケースは風通しがよく脱走されないようなしっかりと蓋ができるものを使用しましょう。ヘビは蒸れに弱く急死してしまうことも多いのでなるべく風通しの良いものを選んでください。

 

コーンスネークは水に浸かることで体調管理をするので全身が浸かれる水入れを用意してください。

特別な水入れを用意する必要はなく安価なタッパの蓋を切り抜いて出入りできるようにするだけで十分です。餌は冷凍ピンクマウスを解凍したものを週に1~2度与えるだけで問題ありません。

コーンスネークの飼育と必要なもの|特徴や魅力は?

 

ボールパイソン

その名の通りボールのように身体を巻いて頭を守る習性があるヘビの一種です。身体が柔らかいことから150cm以上あるにも関わらず45cm程度のプラケースで飼育することができます。

飼育は非常に簡単でキッチンペーパーやペットシーツを敷き詰めてとぐろを巻いた状態で全身が隠れるシェルター、全身を漬けられる水入れを入れるだけで飼育できます。給餌頻度は1週間に1~2回程度なので排泄物の量も少なく本当に手間がいりません。

 

本種は狭いスペースで飼育することができることで人気を集め、アルビノ個体やモハベクラウンスパイダー、スーパーインフェルノなど様々な模様や色に固定されたモルフが作出されていますのでコレクション性が高いことが特徴的です。

販売価格はモルフの希少性に左右されますが約2~3万円で販売されていることが多いでしょう。珍しいモルフは数十万円もすることがあるようです。

ボールパイソン飼育方法|性格や値段は?

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ノーザンガータースネーク

出典:爬虫類倶楽部大宮店公式ブログ

北米原産のナミヘビの仲間です。大きさは1m前後と小柄でややスリムな体型をしています。ノーザンガータースネークは地表棲のヘビなので高さは必要なくホームセンターでも販売されているようなプラケースで終生飼育が可能です。

寒さには弱い面があるため冬場はパネルヒーターで26℃前後に保温しましょう。餌はカエルや金魚などのボリュームのある生餌を好みますが、冷凍ピンクマウスにも餌付きますのでバランスよく色々な餌を与えてみましょう。

 

流通量は少なめなので取り扱われているショップは限られていますが、販売価格は2~3万円程度に抑えられているためお迎えしやすいでしょう。

コーンスネークやボールパイソンほどモルフは多くありませんが、アルビノ個体など数種類程度流通しているので色々な個体を見比べてどれをお迎えするか考える楽しみがあります。

 

 

カリフォルニアキングスネーク

出典:ペットが家族になりたそうに見ている!

北米に生息する150cm前後のヘビで自分自身と同じくらい大きなヘビをも食べてしまうことから蛇の王様と名付けられました。カラーバリエーションは豊富でどちらかというと寒色系のモルフが多く存在します。

小顔でクリっとした瞳は可愛らしく光沢のある体表は非常に鑑賞性に優れています。寿命も長く20年以上飼育することが可能です。流通個体の大半はCB個体で北米で繁殖されたものが輸入されてきます。

ヘビ初心者におすすめしない飼いにくい種類

 

コロンビアレインボーボア

出典:サウリナ守口店

筋肉質な身体つきのコロンビアレインボーボアは名前の通り光のあたり具合によって様々な色合いに変色するヘビの一種です。2年ほどで2メートル前後にまで成長する本種は力が強く「ゴリマッチョ」という言葉がマッチするのではないでしょうか。

樹上性のためある程度高さのある飼育ケースに流木などの登り木を設置して高温多湿環境で管理します。大食漢でボリュームのある哺乳類や爬虫類を丸呑みすることから餌代は他のヘビと比べると高くついてしまいます。しかし大きな餌を食べる姿は大迫力で見応え抜群です。

管理温度は26~28度前後に設定し、60~70%の湿度を保つようにしますが蒸れに弱いので風通しの良い飼育ケースを使用することをお勧めします。底床にはペットシーツの上にミズゴケなどの保湿性のあるものを使用すると湿度管理が楽になります。

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