ヒトデの種類と画像|ペットで飼える?

星型をした種類の多いヒトデはカラーバリエーションが豊富で子どもから大人まで幅広い層に人気のある棘皮動物に分類される生き物です。コケや藻類を食べることからクリーナ生体として水槽のお掃除役にされるマリンアクアリウムではメジャーな生体です。

飼育も簡単で安価なため海水水槽に挑戦される最初の生体に最適と言えるでしょう。流通するヒトデを特徴や餌など必要な情報を交えてご紹介したいと思います。

 

ペット?で飼えるヒトデの種類

 

コブヒトデ

出典:石垣島マリンタイム

太平洋からインド洋にかけて広く分布しているコブヒトデは流通量が多くヒトデを専食する生体の餌としても販売されています。

色合いはナチュラル系で落ち着いていますが、熱帯魚用の人工飼料や藻類など何でも食べて水質悪化にも強いことから最も飼育しやすいヒトデの一種と言えます。

 

ただ水温は15℃を下回るか30℃を上回ると調子を崩してポツポツと落ちていく個体が確認されますので真冬と真夏は何かしらの対策が必要です。

大きさは15cm程度にしか成長しないので30cm規格水槽をはじめとする小型水槽で終生飼育が可能ですし、餌用に管理するだけならエアレーションをしたバケツでも問題ありません。

販売価格は500円前後とヒトデの中では最安値でしょう。

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クモヒトデ

細長い脚が特徴的で細かな毛のようなものが無数に生えています。あまり動いているヒトデのイメージはありませんが、本種は腕を巧みにくねらせて底床やライブロックの上を移動します。

大きさは最大で60cm前後にまで成長しますが腕が長いだけなのでそれほど圧迫感はなく60cm規格水槽でも十分に複数匹飼育することが可能です。

色合いは黒っぽく地味ですが成熟すると明るいグレーに黒いバンド模様が浮かび上がり、丈夫で多少の水質・水温変化には対応できる強いヒトデです。販売価格は役1000円です。

 

 

マンジュウヒトデ

出典:南の島のリゾートダイビング旅行記

星型よりも五角形の形状をしたヒトデの一種です。食性は動物食ですが人工飼料や乾燥飼料に餌付くので管理しやすいのではないでしょうか。

水槽で飼育していた魚の死骸や食べ残しを掃除してくれるクリーナー生体としても役立ちます。ただし野生下ではサンゴを摂食しているためリーフタンクとの相性は良くありません。

 

グリーンやイエローが強い個体がいるなどカラーバリエーションが豊富なことからも人気があります。

大きさは15cm前後と小型水槽で管理することができる扱いやすい大きさで泳ぐ魚やエビを捕らえることはないので混泳水槽に導入することも可能です。販売価格は役1000円となっています。

 

 

アオヒトデ

出典:ハッピーホリデー

鮮やかなブルーカラーをしているためひと目でアオヒトデと判別することができます。身体は比較的柔らかくぷにぷにとした容姿が可愛らしく人気のある種類です。

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温厚な性格なので混泳に適しており、暖色系の魚が多い水槽のアクセントにお迎えしてみてはいかがでしょうか。大きさは30cm前後にまで成長しますが運動量はそれほど多いわけではありませんので小型水槽で管理することも十分可能です。

お迎えした直後は環境になれず発色が悪い状態であることが多く、2~3日経過するとしっかりと鮮やかなブルーへと色揚がりすると思います。

 

イトマキヒトデ

出典:怠け者の散歩道

グリーンやブルーなどカラフルな色合いにオレンジ色の模様が入る可愛らしいヒトデです。本種は他の観賞用ヒトデよりも低水温を好むため夏場は25℃を超えないように水槽用のクーラーを稼働させるかお部屋のエアコンで温度管理をしてください。

一方で低水温には強いため極端に冷える地域でなければヒーターを導入しなくてもいいでしょう。一般的に低水温で管理したほうが長生きすることが知られているので高水温で飼育する場合は幼少期だけにしたほうが良いでしょう。

 

健康な状態では問題になりませんが、イトマキヒトデにはサポニンと呼ばれる細胞膜を破壊する配糖体を含んでおり衰弱するにつれて水中に溶解していくため注意が必要です。

販売価格は1000円前後とそれほど高価なヒトデではないので混泳水槽に導入している場合は弱った個体を間引くことも大切です。何でもよく食べるので小さな貝類を捕食してしまうことも多く混泳させる生体は選ばなければなりません。

 

ビスケットスター

出典:海水魚ショップ フリーウォーター

カイメンのような緑色をしており手作りクッションのようなボリュームのある可愛らしいヒトデです。緑の強い個体や白の強い個体がいて個性豊かなヒトデでもあります。餌に関しては少々難しく、天然ライブロックに付いている有機物を摂食しているといわれています。

また小さな貝類を摂食することもしられているためお迎えの際は天然ライブロックと安価な貝類を入れておくと良いでしょう。

大きさは10cm未満であることが多く丈夫な種類なので超小型水槽で管理することもできます。販売価格は800円前後とコブヒトデ並に安価なことも嬉しいポイントです。

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ゴカクヒトデ

出典:鳥羽水族館 飼育日記

透明度が高く明るい黄色とオレンジ色の体色が美しく、中心部にはもう一匹のヒトデが住み着いているかのような星型の模様が特徴的です。野生下では水温が低めの場所を好むため夏場の高水温には注意すべきです。

また人工飼料に餌付きにくく天然ライブロックや水槽内で発生した微生物を摂食します。

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