人気犬種ランキングは様々な企業団体で実施されており、また、基準についてもその団体で得たデータが元となっております。今回はいくつかの団体の人気犬種ランキングを元に、筆者の設けた得点集計法式にてライティングさせていただきました。
犬の人気の種類それぞれのランキング
アニコム動物損保新規契約の犬の人気種類ランキング
- トイプードル
- チワワ
- MIX犬種
- 柴犬
- ミニチュアダックスフンド
- ポメラニアン
- ヨークシャーテリア
- ミニチュアシュナウザー
- シー・ズー
- マルチーズ
※発表の2016年版は2015年1月1日~12月31日までのデータによる
JKC(ジャパンケンネルクラブ)人気の犬の種類ランキング
- トイプードル/プードル
- チワワ
- Mダックスフンド/ダックスフンド
- ポメラニアン
- ヨークシャーテリア
- パピヨン
- シー・ズー
- フレンチブルドッグ
- 柴犬
- ミニチュアシュナウザー
※Mダックスフンド…ミニチュアダックスフンド
※上記は2016年版のデータによる
犬の人気の種類総合ランキング
- トイプードル/プードル
- チワワ
- Mダックスフンド/ダックスフンド
- ポメラニアン
- ヨークシャーテリア
- 柴犬
- MIX犬
- シー・ズー
- パピヨン
- ミニチュアシュナウザー
※Mダックスフンド…ミニチュアダックスフンド
やはり1位はトイプードル/プードルといったあたりになりました。公園等を歩いていてもよく見かけますし。
実際に飼育しているという声も多く聞かれます。見た感じの割には抜けにくい体毛や学習能力が高くしつけもしやすい点がやはり人気のようです。
一説によると、毛の色によって性格が違うらしいのですが、果たして真相やいかに…?!
2位のチワワも相変わらず根強い人気を不動のものにしている感じです。
世界一小さな犬種としても有名で、某消費者金融のコマーシャルを発端とした、昨今の小型犬ブームの火付け役ともいえるでしょう。
実は小さいながらも気が強く、縄張り意識や番犬気質があるようです。昔はチワワといえばスムースコートの方が多かったのですが、最近はロングコートの方が多いようです。
3位のミニチュアダックスフンド/ダックスフンドも小型犬ブームのなかで人気の出てきた犬種と言えるでしょう。
胴長の垂れ耳なフォルムで短い脚を一生懸命動かしている姿は、どこか微笑ましい感じがします。こちらもロングコートのものを多く見るようになってきました。
4位はポメラニアン。昔から飼っている家庭も比較的あり、やはり小型犬という事で今も人気があるようです。
ぬいぐるみのような愛らしい外見と活発で好奇心旺盛な性格のギャップがたまらないと、昔からずっとこの犬種、という飼い主さんも多いようです。
5位にランクインしたのがヨークシャーテリア。やはりこちらも小型犬です。
小さい体に長い体毛が魅力の犬種で、もともとはネズミを捕るための犬だったようです。また、昔からお座敷犬として飼育されていた印もがあります。
小柄ながら冒険心や好奇心が旺盛でバイタリティー溢れた子が多い犬種です。
6位は柴犬。「柴」という言葉に小さいという意味が含まれているようですので、そういう意味では小型犬の一種なのかも知れませんが、イメージ的には小型犬からは少し外れている印象です。
元が狩猟犬だっただけに、エネルギッシュで主人(家族)に対し忠実かつ勇敢犬種でもあります。日本犬唯一のランクインで、根強い人気がそれを支えているのかも知れません。
7位のMIX犬ですが、新規保険加入登録者数のみで見ると3位というところに特徴を感じます。
最近純粋な犬種ものでなく、他のオーナーさんとは違うMIX犬をという志向の方が増えつつあるようです。
折込チラシ等を打てるような規模の販売店の広告を見ると、MIX犬の写真が掲載されていることがあります。理由は様々かと思われますが、販売店でMIX犬のオーナーになる方に特に保険加入を勧めていることも考えられます。
8位はシー・ズー。中国語で「獅子の犬」という意味があるそうですが、原産国はチベット。
勇敢で活発な性格と穏やかな性格を兼ね備えているギャップに萌えているオーナーさんも少なくないのではないでしょうか。とても賢く人懐っこいところも飼いやすいポイントのようです。
9位はパピヨン。フランス語で「蝶」の意味を持つ耳から伸びた体毛が特徴的な犬種です。こちらは先ほどのMIX犬と反対で、JKCの登録件数で上位に入ってのランクインといったあたりから、パピヨンの愛好家の隠れた多さを感じます。
エレガントな見た目の割に好奇心旺盛で活発な性格や賢くてしつけし易いあたりが、人気の秘密なのかも知れません。
そして10位はミニチュアシュナウザー。柴犬同様、こちらも小型犬と呼ぶにはやや大きめの犬種となります。
シュナウザーの語源であるドイツ語の「口ひげ」が示すように、そのフォルムが特徴的です。遊び好きで好奇心旺盛な性格で、一緒に遊んでいて飽きないアクティブな人向けの犬種と言えるでしょう。
上位10犬種を紹介させていただきましたが、やはり小型犬ブームはまだ続いているようです。
飼育し続ける維持費や散歩をさせるための必要な距離数などからも、小型犬は選択されることが多いようです。今後もこの傾向はしばらく続くものと思われます。