モリフクロウの飼い方|餌・飼育に必要なものは?

最近人気のペットフクロウ。今回はモリフクロウという種類のフクロウのペットとしての飼い方について紹介します。

 

モリフクロウの特徴

ヨーロッパからアジア西部が原産地。体長30~45cmで体重は400~600gと、フクロウの中でも中型の種類になります。

絵に描かれるフクロウのイメージそのものと言った感じの見た目は、クリクリッとした透き通った目が愛らしい印象を受けます。灰色と茶褐色の2種類がいます。

人懐っこくおっとりとした性格ですが、繁殖期には攻撃的になりますので、注意が必要です。

 

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モリフクロウの飼育に必要なもの

放し飼いに出来る部屋とケージ

ケージに閉じ込めたままの飼育だと、体調を崩したりストレスを溜めてしまい病気の原因となりうるため、飼育下でも出来るだけ自然と同じ環境を作り飼育することが望ましいです。

庭などに飼育できるスペースや小屋があればベストですが、中々そうはいきませんので、一部屋モリフクロウに明け渡すくらいのスペースはあった方良いでしょう。

 

ケージは、あくまでもモリフクロウが落ち着ける場所あるいは隠れ家として考え、いつでも出入りできるように扉を開放し、上から板や布などで目隠しをして覆い使いましょう。

また、部屋の中には事故やけがを防ぐためにも危険なものは置かないようにし、脱走防止のためにも窓や扉はしっかり閉めるようにしましょう。

 

 

止まり木

モリフクロウは木に止まって過ごす時間が長い種類です。落ち着いて休める止まり木や切り株などを数か所用意しましょう。

自然の枯れ木などを利用して自作する方法もありますが、猛禽類専門のショップなどに色々な種類の人工の止まり木が販売されています。

個体の大きさなどに合わせ、購入あるいは作成しましょう。ショップの店員さんに相談するのもいいかも知れません。

 

 

革手袋

小型のフクロウとは言え、猛禽類であることに変わりはありませんので、そのまま素手で扱うのは禁物です。ケガ等の防止のためにも革手袋は必ず購入するようにしましょう。

市販のものを使用している飼い主さんもいるようですが、猛禽類ショップで販売されている専用のもののほうがベストでしょう。

 

 

爪切り

伸びすぎた爪で、モリフクロウ自身や飼い主さんがケガをしないためにも、出来る限り爪切りを使用して自分で手入れをするようにしましょう。

ペットショップやホームセンターなどで販売されている犬猫用で間に合います。

 

 

水入れ

個体差はありますが、水遊びはめったにしない種類です。しかし生物である以上、水は必須となりますので、水飲み場を兼ねて常に置いておくようにしましょう。

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陶器製のものが清潔で良いようですが、ショップの店員さんのアドバイスも参考にするとよいでしょう。

 

 

ピンセット

給餌(餌やり)の際に必要となります。手から直接与える癖をつけると、人間が手を出しただけで餌と勘違いしてケガ等の原因となりますので、餌やりの時はピンセットを使用する癖をつけましょう。

専門のものも販売されていますので、ショップの店員さんの意見なども参考に。

 

 

モリフクロウの飼い方

餌の与え方

冷凍ウズラや冷凍マウス、冷凍ヒヨコ、ミルワームやコオロギバッタなどを与えます。個々の大きさなどにもよりますが、餌やりは1日に1回から多くても2回程度となります。

基本的には体重の10分の1程度の量を目安に、様子を見ながら食べきれる量を調整していきます。

 

冷凍の小動物や昆虫類などはペットショップあるいは猛禽類専門のショップなどで販売されていますので、比較的手に入りやすいかと思います。

基本的に野生のモリフクロウは、ネズミなどの小動物や昆虫類以外にも、子ウサギやハト、魚など色々なものを捕食しておりますので、栄養が偏らないようにするためにもいろいろなものを与える必要があります。

個体によって好き嫌いも当然ありますので、様子を見ながら給餌していきましょう。

 

 

温度

元々寒い地方で暮らす種類ですので、寒さには比較的弱くはないと思われますが、外飼いをしている場合は、気温が5℃以下になった場合は屋内に移すなどの配慮は必要です。

また、室内飼いの場合でも、人間が寒いと感じる時には同じようにヒーターをつけるようにしましょう。

 

暑さへの対処ですが、28℃を超える場合は人間が過ごしていて暑すぎない室温になるまで下げるように調整しましょう。

極端な暑さや極端な寒さはモリフクロウの体に大きな負担を掛けますが、基本的に人間の感じるような熱い寒いの感覚での室温管理で対処可能です。

 

 

トイレ

他の鳥類もそうなのですが、猛禽類はトイレのしつけが出来る種類の動物ではありません。
それなりに食事量も多くなりますので、糞の量も少なくないと思われます。

また糞以外にも、ペリットといって消化しきれなかった胃の内容物を吐き出すこともあります。そういったことを踏まえ、モリフクロウを飼育する室内の床材は、クッションフロアなど清掃のしやすい素材などにしておく必要があります。

また飼育下においても、糞やペリットを見つけたら即座に拭き取り、ケージ内あるいは室内などを清潔にたもつようにしましょう。

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