オトシンクルスの飼育方法|混泳、繁殖、販売価格は?

アクアリウム界の掃除屋として人気のオトシンクルス。水草水槽には欠かせません。

特にレイアウト水槽で飼育してる人が多いのではないでしょうか。オトシンクルスの飼育方法について紹介。

 

オトシンクルスとは?

特徴

オトシンクルスの特徴ですが、オタマジャクシのような体形に水草やガラス面にくっついてる姿を良く見ることが出来ますが、まさにその通りで水槽のコケ掃除をしてくれます。

特に水槽内の水草に出てくる茶色のコケには効果てきめんです。黙々と食べてる姿に癒される方も多いのではないでしょうか。

 

ただ注意すべきはオトシンクルスが効果を発揮するのは水草に生えてる茶色いコケという事です。

水槽のガラス面に生えてくる緑色のコケに対しては、あまり効果を期待できないということです。黒い紐状のコケも食べません。水槽面のコケをとって欲しい場合はオトシンクルスではなく石巻貝を入れましょう。

 

よく似ている熱帯魚にサイアミーズフライングフォックスがいますが役割が違います。サイアミーズフライングフォックスは口の形状も違うため、紐状に伸びてるコケを食べます。

オトシンクルスは茶色いコケ、つまり水草にくっついてるのっぺりとしたコケをよく食べてくれます。

 

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種類

通常オトシンクルスといえば1匹400円程のいわゆる並オトシンクルスが有名です。

意外に思われるかもしれませんが、オトシンクルスにも様々な種類が存在していてニューゼブラオトシンクルスやオトシンクルスネグロなどの個体も存在しています。ショップで見る機会もあまりないと思います。

 

 

販売価格

特にゼブラオトシンクルスは模様も綺麗で体も大きいので人気も高いのではないでしょうか。しかし並オトシンクルス以外は値段が高くなります。

オトシンネグロだと1匹800円程度、ニュージャイアントオトシンだと1500円以上ニューゼブラオトシンクルスだと1匹2000円以上にもなります。

この値段の違いですが、やはり模様と流通量から値段が上がる傾向にあるようです。小型水槽だとニュージャイアントオトシンなんかはもてあますかもしれません。

 

 

寿命

寿命は約3年ほどですが、餌の問題から寿命まで飼いきれる事は中々難しいのではないかと思います。

やはり餌の問題が大きくレイアウト水槽に入れて豊富な餌を確保してあげた方が間違いなく長生きさせる事が出来ます。

最後まで飼育してあげれると良いですね。

 

 

オトシンクルスの飼育方法

水質は弱酸性から中性で水温は23度から30度以内であればうまく飼育することが出来るでしょう。

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定番の水質と水温で初心者にもやさしいですね。

 

 

 

餌の与え方

オトシンクルスの食性ですが草食性が強めの雑食性です。したがって餌をあげる場合はフレーク状の餌などの万能な餌をあげても食べる事は少なく、沈下性のコリドラス用のフードをあげても良いと思いますが、食べる事は少ないかと思います。

コリドラス用のフードよりも、プレコ用フードなどの草食魚用のフードをあげましょう。それでも食べない個体がいることもあるので、やはり水草を水槽内に入れて育成してる環境が一番良いと思われます。

 

 

なりやすい病気

病気ですが、オトシンクルスは病気の類には比較的強いでしょう。注意するなら、定番の水カビ病と白点病くらいではないでしょうか。

病気ではありませんが、注意すべきは飢えの方です。やはり食性が草食の気が強いので、餌を食べない個体だった場合どんどん痩せていってしまいます。しっかりとフードをあげるか、コケ水草を入れてあげましょう。

 

 

混泳の相性

その反面混泳においては相手を選ばないというメリットがあります。コリドラスなどの低層魚を遊泳させても良いですし、グッピーなどの上層魚を選んでも良いですし、本来相手を選ぶような熱帯魚のエンゼルやグラミィでも上手くいく場合があります。

気の強い熱帯魚と混泳させる場合は水草を多めに入れて逃げるスペースを多めにとってあげましょう。

オトシンクルス同士の相性も問題ありません。

 

 

水槽の大きさ

水槽のサイズですが小型水槽から大型水槽までどんな水槽でも問題なく飼育する事が出来るでしょう。

しかし餌が切れてしまわないように水草をある程度入れることを考えると大き目の水槽で飼育した方がよさそうです。

 

コケ掃除をしてくれるので水槽の中に数を入れてしまいがちですが、早い段階でコケを食べつくしてしまい、餌が切れて死んでしまう事もあるので入れすぎに注意しましょう。

60㎝の水槽で5匹くらいが、オトシンクルスが飢えることなく飼育できる数じゃないでしょうか。

 

 

繁殖方法

オトシンクルスの繁殖に関してですが、難易度はかなり高いようです。簡単に手を出すような種類ではないでしょう。

オトシンクルスにネグロだけは繁殖例があるようです、オスとメスを水槽内に入れておくと卵を産んだ事例があります。

 

水草や水槽のガラス面などにまき散らして産卵するようです。

ふ化したら小さいバクテリアを食べて大きくなるようですが、餌を食べれずに死んでしまう事が多いようなので、ふ化したらブラインシュリンプなどの極々小さい餌を与えましょう。

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