パープルクイーンアンティアスの混泳、餌、飼育方法は?

派手な色合いを持ち飼育をしてみたくなるパープルクイーンアンティアス。しかし飼育難易度が高く、初心者にはおすすめ出来ません。

 

パープルクイーンアンティアスとは?

出典:ペットバルーンネットショップ

特徴

パープルクーンアンティアスの特徴ですが、ハナダイの中でも小型に分類され、大きさは最大でも10㎝程度、平均して8㎝ではないかと思います。生息地は西部太平洋です。

見た目の特徴で一番大きいのはハナダイの中でも群を抜いて目立つ紫色です。

 

紫の単色ではなく、黄色やピンクがグラデーションで入っていて、さらに色が非常に濃い為、間違いなく海水魚の中でもトップクラスに美しい種類ですが、その分飼育が難しいのも特徴のひとつです。

水温にも水質にもうるさく性格も臆病であり、飼育者の手を煩わせること間違いなし。長期飼育での成功例も少なく、上級者でも飼育を割ける傾向にあるのではないでしょうか。

 

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寿命

パープルクイーンアンティアスの寿命ですが、推測で7年前後は生きる可能性があります。

しかし、デリケートな種類であり、水質汚染や餌付かずに死んでしまう場合が多い事から実際にはもっと短くなる場合がほとんどです。

 

 

販売価格

パープルクイーンアンティアスの価格については、1匹1000円から2000円の間になる事が多いでしょう。

飼育難易度が高い割には値段が安く、非常に美しいため調べずに入手してしまうと後悔するのは間違いありません。特に入荷時の状態もチェックしておいた方がよいため、ネットでの購入よりも実際の店舗に出向いて手にいれた方が良いと思われます。

 

パープルクイーンアンティアスの飼育方法

水温と水質

パープルクーンアンティアスの水温ですが、20度から26度前後が適温となるようです。水温はかなり低めに保たないと普通に26度で飼育をしていると調子を崩してしまう可能性が非常に高いです。

続いて水質の方ですが、本種は水質の変化にも敏感です。長期間安定していて、完全に水が出来上がっているような水槽でないと飼育をする事は不可能だと考えても良いかもしれません。

 

 

 

混泳

パープルクーンアンティアスは混泳に不向きです。性格が非常に大人しく、臆病である事から混泳相手が小さかったとしても物陰に隠れてしまい出て来なくなります。

そして単独飼育も難しく同種同士を複数匹入れると、安心して群れを作り表に出てくるようになります。

群栄で泳がせないといけない割には混泳が難しくほとんど不可能なため、サンゴ水槽での飼育が良いでしょう。

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サンゴとの相性

海水魚との混泳はほぼ不可能なパープルクイーンアンティアスですが、一方でサンゴとの相性は非常に良く、どんなサンゴとでも組みわせる事が出来ます。

サンゴの中でも難易度の低い物が多いソフトコーラルとの混泳は当たり前ですが、難易度の高いミドリイシとの混泳も可能です。

 

パープルクイーンアンティアスを飼育しているほとんどの人がサンゴ水槽での飼育を行っていると思われます。

落ち着いた環境で、水質も変化しにくく低水温が求められることが要因でありますが、水槽内に発生するヨコエビなどもパープルクイーンアンティアスにとって餌となる場合もあるからです。

 

 

水槽

パープルクイーンアンティアスの飼育に必要な水槽の大きさは、60㎝から90㎝は用意した方が良いと思われます。

もともと飼育難易度が高いのが本種なのですが、小型水槽での飼育はより一層に難易度をあげてしまいます。出来れば安定していて水が出来上がっている90㎝クラス以上の大型水槽での飼育が望ましいのではないでしょうか。

60㎝の場合はろ過能力の高いろ過機を使いましょう。60㎝で5匹ほど泳がせることができます。90㎝以上で10匹ほどにサンゴとの組み合わせが良いです。

 

 

餌の与え方

パープルクイーンアンティアスの餌に関して、自然界ではプランクトンを捕食しているので動物性たんぱく質が重要です。

飼育をする際には餌に含まれている栄養分を見てハナダイやスズメダイ向きの餌を手に入れましょう。

 

ただし、本種は餌付けが非常に難しく、いきなり人工飼料を与えて食べてくれる個体はまずいないでしょう。

そのため冷凍餌から入る事が多いのですが、定番のホワイトシュリンプだと食べてくれない事が多いので、さらに大きさの小さいコペポーダから始めると良いです。

 

コペポーダでも反応が薄い場合はブラインシュリンプを沸かして与えるから方法がありません。

ブラインシュリンプの場合は冷凍よりも生きたブラインシュリンプの方が反応が良いので、卵の状態から販売しているものを手にいれましょう。

 

ブラインシュリンプやコペポーダを一日に少量ずつで良いので難度も与えてください。

一度に多くを与えても、そのまま残ってしまい水質の悪化につながります。また給餌のタイミングを多くする事で餌だと認識させる機会を多くする事も重要です。

粘り強く与えていると食べる事もありますが、状態が悪いとそのまま死んでしまう事も多く餌付けは個体の状態にも左右されます。

 

 

病気

パープルクイーンアンティアスの気を付けた方が良い病気は白点病です。水質汚染や弱ったタイミングで発症する事が多いです。

 

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