小型シクリッドとしてアピストグラマと双璧をなすであろうラミレジィ。
今ではオランダラミレジィやドイツラミレジィ、コバルトブルーラミレジィなど色んな色が楽しめる魚種で、昔から変わらず人気の種類のひとつだと思います。
ラミレジィとは?
出典:部屋の外
寿命
寿命は大体3年前後くらいですが、上手に飼育をすると4年程は生きます。飼い込む程色が綺麗に出てくるのでしっかりと飼育してあげましょう。
ラミレジィはちゃんと飼育をして可愛がれば可愛がる程色がしっかりと出てきます。
販売価格
ラミレジィの価格ですが、店舗間によるばらつきが多いです。ノーマルタイプのラミレジィだと1匹安い所で600円~1000円未満、
オランダラミレジィやドイツラミレジィだと1匹1000円~1500円、コバルトブルーラミレジィだと1000円~1500円くらいが相場です。
ペア単位で販売してる場所もあるので、自分の目的に合った買い方をしましょう。
ネットで買う場合はお店の評判をしっかりとチェックをして、実際の店舗に行って飼う場合はちゃんと餌を食べていて体が太っているかどうか、色が悪くないかスレや傷がないかどうかを見てから買いましょう。
現在は値段がかなり落ち着いているので、よっぽど良い個体でなければ買えない程の値段ではないかなと思います。パイロットフィッシュ的に導入するのは値段が高いと思うので、しっかりと落ち着いた環境で飼育してあげた方が良いですね。
ラミレジィの飼育方法
出典:アクアライズ大宮
ラミレジィは状態が良い物さえ手に入れば、飼育自体は容易です。水質としては弱酸性から中性で、温度も26度のオートヒーターで飼育出来るでしょう。
ラミレジィの魅力はやっぱりなんといっても色と形です。
体全体にキラキラと光る鱗が散らばっていて、ヒレの上にも色が乗っかってる所や全体的な尖ってるフォルムが良さですね。
ペアリングも難しくはないので、挑戦してみても良いでしょう。仲睦まじく泳いでる姿はなんとも言えない可愛さがあります。
ドイツラミレジィやコバルトブルーラミレジィなどの主張が派手なタイプは水槽の主役にもなれる存在ですし、水草が主役の水槽にもノーマルラミレジィやオランダラミレジィの控え目な主張の物を入れるとさりげないアクセントとなり、水槽に彩りを加える事が出来ます。
初心者に人気があるのはバルーンタイプと呼ばれる体が丸い物が人気があります。
性格
このように万能な魚種です。性格的にも気の強さを持ってるので、つつかれて弱るような魚種でもないでしょう。
しかし、やはり小さくてもシクリッドな分だけの気の強さは持ってると思うので油断してると他の魚をつつく事はあります。
グッピーなどの泳ぎが得意ではない魚だと、つつかれてしまいヒレがボロボロになってしまう事もあるかもしれません。注意しておきましょう。
混泳の相性
出典:アクアフォレスト
ラミレジィの混泳に選ぶ種類としてはラミーノーズテトラやゼブラダニオなどのカラシンを泳がせても良いと思いますし、コリドラスや水草が入っていればオトシンクルスなどの低層魚を泳がせるのも面白いと思います。
ラミレジィ同士の場合だとオスの喧嘩は激しくなる可能性があります。もし複数匹のラミレジィを飼いたい場合は少しでも水槽を大きくする方が良いです。
餌の与え方
餌付けに関しては、しっかり餌をあげた方が上手く飼育する事が出来ます。油断していると、気が付いたら色が黒ずんでいて水槽の隅っこの方で痩せてるって事があります。
餌をあげた時にはちゃんと影から出てきてラミレジィが餌をつついているか確認を取りましょう。特に水槽に導入したばかりの時は気に掛けてあげた方が良いでしょう。
あげる餌の種類としては小型シクリッド用の餌をあげるのも良いですし、赤虫が一番のベストです。
フレークタイプの汎用性の高い餌は食いが悪かったり、痩せにつながる事もしばしばあります。
なりやすい病気
出典:中野愛魚園ブログ
病気に関しては、白点病にかかりやすいので気を付けましょう。
痩せて黒ずんでいる個体や、水質が悪化してると白点病にかかりやすいと思います。必ずろ過機をしっかりと回して水槽のメンテナンスをしましょう。
水槽
水槽のサイズに関しては小型水槽でも大型水槽でも飼育する事が出来ます。
小型水槽の15㎝から30㎝キューブ水槽などの中型水槽で飼育してる方が多いです。
小型すぎると他の魚を追い回す可能性が出てくるので、混泳をしたい場合は少し大きめの水槽で飼育する方が良いでしょう。
繁殖方法
いよいよ繁殖方法についてですが、前提としてペアリングが上手く出来ている事と、流木や石などでレイアウトをしっかり組んであげている水槽が必要です。
流木に産み付けるパターンが多いようです。オスの方がメスに比べて背びれの1から4棘以降に高さがあるので、よく見れば初心者の方でも見分けがつくと思います。
シクリッドは子育てをする熱帯魚なので、過剰なストレスさえ与えなければ産んだ後の心配はする必要はありませんが、稚魚の餌を与えたい場合はブラインシュリンプを沸かしてあげた方がよいです。
過剰な水換えにも気を付けましょう。