スベノドトゲオイグアナの飼い方|寿命、餌は?

白い斑模様が美しいスベノドトゲオイグアナ。ベビ個体時ははっきりとした緑色をしていて、成長に伴い白色と黒色の体色へと変化を遂げる生涯を通して美しい色を魅せてくれる鑑賞性の高さから多くの愛好家が存在します。

日本国内でも流通量が多くほとんどの爬虫類専門店で取り扱われているほどペットリザードとして高い人気を誇っています。スベノドトゲオイグアナをお迎えする前に知っておくべきことをまとめてご紹介したいと思います。

 

スベノドトゲオイグアナの特徴とは?

出典:サウリナ守口店

全長40cm前後の中柄でイグアナの一種です。メスは目立ちにくいナチュラルカラーをしていますが、オスは白色やオレンジ、青色などの斑紋が入り非常に鮮やかな体色へと変色していきます。

スベノドトゲオイグアナはコスタリカをはじめとする中央アメリカに生息しており、高温多湿の森林に生息する樹上棲のトカゲです。

 

特に幼体時は外敵から身を守るために樹上生活をしており成長するにつれて地上で活動する時間が長くなるようです。主に昼に活動して餌を探したり日光浴をします。

動きが素早いので初心者の方は脱走やハンドリング時に注意しながら取り扱う必要がある種類といえます。

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寿命

スベノドトゲオイグアナの寿命は約8~10年です。昼行性のトカゲによく見られる死因として管理温度が低すぎたり、十分な紫外線を浴びることができずに病気になってしまう事が多いようなので設備投資はしっかりとしましょう。

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スベノドトゲオイグアナの飼い方

出典:サウリナ守口店

飼育環境

最大でも40cm前後までしか成長しないので90cm規格の飼育ケージで終生飼育が可能です。ただし樹上生活を送る種類なので高さのある商品を選んでください。

また湿度が高すぎたり蒸れてくると体調を崩すので通気性の高い飼育ケージがおすすめです。床材はミズゴケやヤシガラ、キッチンペーパー等の保湿性の高いものを使用します。

 

湿らせておくとカビや雑菌が繁殖しやすくなるので定期的に床材を交換します。飼育ケージ内は基本的に26℃前後を保ち、ホットスポットのみ35℃前後にまで保温してください。

バスキングライトと紫外線ライトは必ず必要ですので、強めのものを飼育ケージの大きさに合わせて揃えてください。保温球やバスキングライトだけでは保温しきれないのでパネルヒーターを側面に張り付けておくと自動的に温度調節がされるのでオススメです。

 

立体的に移動できるように止まり木や流木、石などをレイアウトします。水入れは浅く広いものを使用して倒れないように重さのあるものを選びましょう。

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飼育ケージ内は蒸れないように配慮が必要ですが、60%前後の湿度がないと脱皮不全に陥る危険性があるので、温度計と湿度計を設置して必要に応じて霧吹きや温度調節をしてください。

 

温浴は脱皮不全や便秘、消化不良の予防に繋がるので定期的にスベノドトゲオイグアナが全身入れる容器に35~40℃に温めたお湯を浅く注いで行います。

お湯の温度が冷めないように温かいお湯を定期的に追加して温浴後はすぐに水滴を拭いてあげてください。夏季等の紫外線量の覆い季節は直接日光浴をさせてください。

 

餌の与え方・頻度

出典:サウリナ守口店

アダルト個体の食性は雑食でコオロギやゴキブリ等の昆虫類とピンクマウス、ウズラ等の小型哺乳類をバランスよく与えます。

定期的にフルーツや野菜を与えるとビタミンを摂取できておすすめですが、ほうれん草等の青菜類は尿路結石ができる可能性があるので頻繁に与えることは避けましょう。

幼体時には昆虫食を中心に与えて食べるだけ沢山与えてください。成体の給餌頻度は2~3日に一度で問題ありません。給餌の際はピンセットで直接餌を挟んで与えると人慣れしやすいので挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

初期費用と維持費用

初期費用は約5万円です。水槽飼育でも問題はありませんが、通気性の高い爬虫類専用ケージを使用すると気苦労もなく簡単に飼育できてオススメです。

維持費用には電気代と餌代、床材等の消耗品を追加購入する必要がありますので、月々2000~3000円程度は必要になってくるでしょう。また怪我をしたり便秘に陥った祭は動物病院で受診しなければなりませんので、医療費も必要となります。

 

スベノドトゲオイグアナは懐くのか?

出典:サウリナ守口店

スベノドトゲオイグアナは人慣れしやすい種類ですが、繁殖期になると暴れて飼い主に怪我を負わせる場合があるので取り扱いには十分な注意が必要となります。

幼少期からハンドリングに慣らせておけば爪切りや体重測定がスムーズに行えるので、是非ともベビー個体からお迎えしてください。

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飼育上で気を付けること

爬虫類はCB・WC・FH等の限らず全てにおいてサルモネラ菌等の人間に有害な細菌類を保有している可能性が高いので、お世話をした後は必ず石鹸で手を洗ってください。

また、ダイニングやキッチン等の食べ物を扱う近くに飼育ケージを置かないようにしましょう。

水入れに入れていた飲水を洗面所や台所で流さずにトイレや外の排水口に流すようにしてください。爬虫類や鳥類は対面販売が義務化されているので、通販サイトでは買わないようにしましょう。

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