トビウサギの飼い方|販売価格や寿命は?

トビウサギはウサギのような、またはリスのような耳があり大きなクリクリした目がとても可愛らしい印象の動物です。体の形やピョンピョン跳ねて移動する姿などはカンガルーに似ています。

日本でも動物園で見かけることがあります。あまりメジャーではありませんが、ペットとして飼うことも不可能ではありません。では、トビウサギはどのような習性を持ち、どのような準備が必要なのでしょうか。トビウサギのことについて詳しく説明したいと思います。

 

トビウサギの特徴とは?

出典:Wikipedia

やはりトビウサギの魅力はその可愛らしい見た目、行動ではないでしょうか。特徴的な耳に大きな目、フサフサ大きい尻尾やピョンピョン跳ねて移動する姿にはとても癒されます。

きっとこの可愛さに虜になってしまう人が多いのだと思います。

スポンサーリンク

 

大きさ

トビウサギの分類は、トビウサギ科トビウサギ属の齧歯類です。仲間としてはネズミなどの仲間です。しかしこのトビウサギ科にはトビウサギしかいないので、なぞも多い珍しい動物ともいえます。

体長は35~43cmくらいです。体重は3~4kgくらいで身軽です。尻尾が長いのが特徴的で尻尾はジャンプする時にバランスを保つために使われていると言われています。

 

繁殖

出典:猫の畳返し

繁殖は、2ヶ月程の妊娠期間で1回に1~2頭の子供を産みます。トビウサギはもともとアフリカの南東部に生息し、サバンナや半砂漠地帯などの乾燥した地域にいたようです。

飼育環境はこれらのことも頭に入れて配慮してあげると良いでしょう。

 

特徴・生態

とにかくジャンプ力がすごいです。後ろ足だけでも数メートルはジャンプすることができます。鳴くイメージはないかもしれませんが、危険を察知すると大きな声で鳴きます。

トビウサギは夜行性で、昼間は地面に掘った巣穴で休みます。巣穴は80~120センチと深めの穴です。基本的に群れは作りません。単体かペア、もしくは家族で生活しています。

行動範囲も広く、食事を求めて10キロメートル以上移動することもあるようです。被毛は、背中は赤褐色、お腹は白い毛で覆われています。先端は黒っぽい色をしています。

 

性格

出典:猫の畳返し

犬のようにしつけるのは難しいですが、人間に馴れるようにはなります。信頼関係が築ければ、きちんと信用してくれるようになるようです。

砂遊びも好きなようなので、一緒に遊んであげると距離も縮まるかもしれません。砂遊びはストレス解消にも良いようです。少しずつ時間をかけて仲良くなってください。

 

寿命・販売価格

野生では7年くらいとされているが、飼育下になると13年ほどになります。決して短い寿命ではないので、飼うときには考慮しなくてはなりません。

スポンサーリンク

トビウサギを購入できるところは少ないですが、価格はだいたい20~40万円程のようです。

 

 

トビウサギの飼い方

出典:有限会社プラスト

飼育環境

高いジャンプ能力と行動範囲が広いトビウサギですから、とても広く大きなケージがないと逃げて行ってしまいます。ジャンプは数メートルできますから、高さもあるケージでなくてはいけません。

面積も広さが必要となればそれなりに大きな庭等がないといけません。普通の家で飼うのは少し難しいようです。もちろん環境を整えてあげられればペットとしての飼育も可能です。

 

実際に飼っている方もいるので、あの可愛らしいトビウサギと一緒に過ごすために工夫してあげましょう。飼育環境作りは、トビウサギがストレスなく過ごすためにとても重要であり、健康に過ごすためにもとても大切です。

脱走も大きな事故につながりますので防止しなくてはいけません。もちろん、いつも衛生的に保つことも重要です。

 

餌の与え方

出典:上野動物園西園

植物食の強い雑食で、植物の根や茎、果実、昆虫、節足動物等を食べます。稲や芋、トウモロコシ等の農作物も食べてしまうので、害獣とされてしまうこともあります。

そのため駆除等により数が減ってしまっているという現状もあります。

 

なりやすい病気

トビウサギも動物ですからもちろんいろいろな病気にかかってしまう可能性があります。皮膚の病気や内臓疾患、直腸脱(腸がお尻から出てきてしまう)等さまざまです。

飼い始める前に近くにトビウサギを診察してくれる病院があるかどうかなどもきちんと調べておく必要があります。

 

動物を飼うときにはみんなそうですが、特にトビウサギのような珍しい野生動物を飼育するには、病気も珍しいものだったり、なかなか診てくれる病院がないなど、さまざまなリスクもありそれらにきちんと向き合っていく覚悟も必要です。

もちろん防げる病気は防いであげましょう。正しい食事や量、衛生的に環境を整え、ストレスも与えないようにします。そして日々、変わった様子がないかどうかも良くみていてあげることが大切です。

うさぎの種類|日本でペットで飼われている品種

 

まとめ

トビウサギを飼うにはそれなりの知識と飼育環境作りなどが必要です。しかし可愛いトビウサギのためだと思うと楽しくなります。懐いてくれたら本当にかわいいです。

良い信頼関係を築き、お互いにできる限りストレスの少ない環境で素敵な時間を過ごしてください。トビウサギの姿には癒される事間違いなしです。

スポンサーリンク