ホオミドリアカオウロコインコはカラフルで綺麗な色彩を持つ中型インコです。ホオミドリアカオウロコインコの飼育方法について紹介します。
ホオミドリアカオウロコインコとは?

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%82%AA%E3%83%9F%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B3
特徴
原産国は南アフリカで、大きさは24㎝から26㎝前後になり、体重は60グラムから85グラムに成長します。名前の由来は胸のあたりにウロコ状の模様がある事からウロコインコと呼ばれています。
ウロコインコには多くの種類が存在し、代表的な種類が本種のホオミドリアカオウロコインコです。
体もそこそこのサイズがあり、鳴き声も大きいのですが、鳴く頻度が少ない事が特徴です。おしゃべりや鳴き真似も苦手ですが、根気よく続けていれば覚えてくれる可能性はあります。飼い主に対して非常によく懐いてくれるでしょう。
種類
ホオミドリアカオウロコインコの色変わりには、ターコイズと呼ばれる青色や、パイナップルやシナモンカラーが存在しています。ノーマルカラーのウロコインコだと、くちばしがグレーで顔周辺と頭部もグレーと緑が入っていて頭部から背中にかけてモスグリーンに変わっていきます。
頬のあたりはうっすらとピンクですが、地の色は白色で首元まで白色が広がっています。胸元から足元にかけてオレンジや黄色がグラデーションになっていて赤色も見られます。中型インコの中でも割と地味な落ち着いた印象を持つインコかもしれません。
ターコイズは、緑みの強い青色が特徴的で、くちばしは同じくグレー、頭部もグレーですが顔周辺が鈍いライトブルーで、首元から胸元にかけて薄いライトグレーになっています。背中側はライトブルーで翼はライトグリーンです。
ターコイズは見る機会も少なく、なかなかレアな品種なのではないでしょうか。シナモンカラーはノーマルよりも柔らかい印象を持つカラーで、くちばしが薄いピンクで頭部はオフホワイト、顔周辺の色はモスグリーンですが、頬のあたりはピンク。
首元もオフホワイトで翼がまたモスグリーンへと変わり、腹部が黄色から彩度の高い緑に変わり足元が赤くなります。シナモンカラーは割と出回っていて見る機会もあります。
パイナップルカラーは、シナモンカラーを基調として、首元から腹部にかけての赤みが強まっている個体になります。やはりウロコインコといえばパイナップルというくらいに人気の高い色変わりで、鮮やかなカラーをしていると思います。
性格
好奇心旺盛な子が多く元気いっぱいな印象を持ちます。また独占欲も強いインコで、誰かひとりに対してしか懐かなかった場合に触られる事も嫌がるようになります。よくお世話をしてくれる人に懐くのは仕方ありませんが、部屋の中に放鳥した時に大変になってしまいます。
みんなで可愛がってあげると飼いやすくなります。遊ぶのが大好きなインコでもあり、上手にひとり遊びもしてくれます。おもちゃを入れると破壊するまで遊ぶ事もあります。
飼い主に遊ぼうと要求してくるのも特徴で、常に飼い主の周りをうろちょろしている子が多いです。甘えん坊で非常に可愛いです。しかし、甘えん坊であるがゆえに寂しさを感じてしまい、毛引きをしてしまう個体がいるのも事実です。
飼い主の構いすぎが原因である事が多く、少し構ってあげれない時間が増えてしまうと毛引きをしてしまうようになります。構ってあげる事は必要ですが、構いすぎてしまって甘やかさないようにしましょう。
販売価格
ウロコインコの価格ですが、1羽80,000円から15,000円前後になる事が多く、後は色や入荷時期などによっても異なります。
寿命
ウロコインコの寿命ですが、平均してだいたい10年から15年前後を生きる個体が多いようです。もっと長生きする個体もいるようですが、個体差など様々な要因があります。
ホオミドリアカオウロコインコの飼育方法
病気
ウロコインコの病気に関しては、ほとんど気にする事はなく、そ嚢炎やトリコモナス症に気を付ければよいでしょう。原産地が南米のため、暑さに対して強く寒さに対して弱いとされていますが、実際はそこまでありません。
ただし油断をしていると突然餌を食べなくなったり、便が緩くなってしまったりするので、温度管理は徹底した方が無難です。
当然ですが、衛生状態よく飼育をしましょう。週に一度はケージの掃除をしてあげた方が状態よく飼育が出来ます。インコの病気はケージを綺麗にする事で防げる場合が多いので、掃除をしてあげてください。
飼育難易度
ウロコインコは飼育難易度が易しく、はじめて中型インコを飼う方でも十分飼育をする事が可能でしょう。
環境的にも鳴き声が許容出来さえすればケージの大きさもそこそこで良いですし、性格的にも好奇心旺盛で気難しくないので、ちゃんと愛情を持って接してあげれば愛情に対して応えてくれます。
ケージ
ウロコインコの体のサイズが平均的な中型インコサイズですから、横サイズが40㎝前後で高さが50㎝前後あれば飼育が可能でしょう。
餌の与え方
ウロコインコの餌ですが、大型インコ用の餌を中心に果実や野菜を時々与えると調子が良いようです。
種子類に関しては嗜好性が高いですが、与えすぎないようにしてください。シードを中心に与えるときは好きな物ばかりを食べているとバランスが偏ってしまうので、ペレットも少量混ぜると良いでしょう。