サラサゴンベの飼育方法や混泳の相性、特徴は?

海水魚の中でも少し変わった立ち位置になるのが本種、非常に愛らしい顔つきと変わった泳ぎ方で子供にも大人気のサラサゴンベの飼育方法や混泳の相性、特徴について紹介します。

 

サラサゴンベの飼育方法

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%99%E7%A7%91

水温と水質

サラサゴンベの水温ですが23度から26度前後が適正となるでしょう。よく特に難しい管理をするような水温でもないので、大丈夫です。水質の方ですが、ある程度の水質の悪化には耐えてくれますが、こまめに水換えをした方が調子よく飼育が出来そうです。

 

 

特徴

生息域は西部太平洋で、大きさは10㎝前後になります。サラサゴンベの特徴は、赤のストライプと背中のヒレが雪の結晶のようで細かく美しい所です。特に背びれの特徴は他の海水魚では類を見ないと思います。

魚の中でも珍しく浮袋を持たないので、基本的には水槽の底面の方を泳いでいるかライブロックの上に乗っている姿をよく見かけるでしょう。野生化でもライブロックなどの隙間に生息していて、水流の強い場所を好みます。

餌を取りにくるときも必死になって追いかけているところがなんとも愛嬌のある姿を持ち、水槽内のアイドルになります。

 

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混泳

サラサゴンベの混泳の相性は、ほとんどの海水魚と混泳させる事が出来ます。しかし、同種同士での混泳は非常に難しく、例えばサラサゴンベやクダゴンベなどの違う種類のゴンべ同士でも難しいようです。どちらかが死んでしまうまで喧嘩を続ける事もあるので、ほぼ不可能です。

同様にゴンべが肉食傾向にある事からエビとの混泳も難しいです。それ以外の多くの海水魚に対しては温和でまったく害を与えないことから優秀なタンクメイトとなってくれるでしょう。

小型ヤッコやハナダイ、チョウチョウウオでも混泳させる事が可能で、息域の違いから多少性格の弱い海水魚でも害を与えないため混泳させやすいです。サラサゴンベが赤色である点からおすすめは、青みの強い小型ヤッコかスズメダイが良いでしょう。

 

 

サンゴとの相性

サラサゴンベのサンゴとの相性ですが、基本的には大丈夫です。というのもサンゴに対する食害や攻撃性というのは全くないのですが、サラサゴンベの特性上どうしてもサンゴの上に乗ってしまう場合があるので、サンゴの機嫌を損ねてしまう可能性があります。

特に上に乗っかりやすいハードコーラルなどは乗られてしまう事があるのではないでしょうか。以上のことから、基本的には可能であるが、場合によってはサンゴが開かなくなる事もあります。

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水槽

サラサゴンベの飼育に必要な水槽の大きさですが、30㎝の小型水槽でも飼育は可能です。しかしその場合は、必ず海水魚の数を抑える事と水換えをしっかりとやる事が条件になります。

ゆとりを持って飼育をする事を考えた場合は60㎝程度はあると良いかもしれません。混泳も楽しめますし、水換えの頻度も下がって飼い主側が楽を出来るようになります。

 

大型水槽での飼育も可能ですが、ゴンべ同士での混泳が不可能な事や、エビが導入できなくなる点から大型水槽での飼育はあまり見かけません。

ゴンべの場合は何も置かない水槽よりもレイアウトがある水槽の方が動作が見えて面白いので、どちらかといえばサンゴ水槽の方が適しているかもしれません。

 

 

餌の与え方

サラサゴンベの餌についてですが、肉食傾向の強い雑食性である事からほとんどなんでも食べます。

水槽に導入して割と早い段階で人工飼料をつつく姿を見える事が出来ます。もともと食いしん坊な性格である事から他の魚の餌付けように導入した冷凍餌などもパクパクと食べます。

動きは素早く餌が落ちてきた事を確認すると水面近くまで、すぐに浮き上がってきます。このことから餌付けに関する心配もなく、非常に初心者向きの海水魚であると言えます。

 

 

寿命

サラサゴンベの寿命ですが、5年から7年になります。飼育も簡単で飛び出す心配もない事から割と寿命通りに生きてくれる可能性が高いです。水質の悪化に対して耐えてくれる事から油断してしまうといつの間にか消えてしまうので、しっかりと水質の維持に努めてください。

 

 

病気

サラサゴンベのかかりやすい病気ですが、ほとんど病気とは無縁の魚です。水質が悪くなると白点病にかかってしまう事もありますが、導入初期でも見られる事は少ないため、よっぽど心配することはないでしょう。

 

 

販売価格

サラサゴンベの価格ですが、1匹1000円から1500円前後になる場合が多いようです。海水魚の中でも値段がかなり安く、飼育もしやすい事からぜひとも初心者にはおすすめしたい生体です。

実際の店舗で買う場合とネット通販で買う場合の違いもほとんどなく、シーズン関係なく年中採取が出来る事と状態も変わらない事からどちらで買っても問題はありません、

実際のゴンべの良さは写真では伝わりにくい所があるので実際の店舗に行って、見てみた方が魅力に気づきやすいのではないでしょうか。

 

 

まとめ

ゴンべの中でも最も流通量も多く、手に入りやすいのがサラサゴンベです。色んな海水魚との混泳を楽しんでみましょう。

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