珍しい両生類の種類について

珍しい両生類をご紹介したいと思います。

 

珍しい両生類の種類

 

イシカワガエル

出典:デジタルハンター

日本固有種のカエルで緑に黒い斑点模様が入る美しい種類です。大きさは10cm前後にもなり、丸っこい身体つきが特徴的です。酸素含有量の多い綺麗な渓流に生息しており、夜間に昆虫類や甲殻類を捕獲するために活動を開始します。

非常に美しいので観賞用として飼育したいという声が多いようですが、絶滅危惧種に指定されており飼育することはできません。奄美大島や沖縄を訪れた際は是非探してみてはいかがでしょうか。

 

スポンサーリンク

 

ベッコウサンショウウオ

出典:あかぎ通信

日本固有種で九州に分布するサンショウオの仲間です。やや標高の高い渓流に生息しており年々生息数が減少している種類です。そのため天然記念物として扱われており飼育や販売が禁止されています。

それほど大型化することはありませんが、生息数が多かった頃には薬用や食用として捕獲されていたようです。

 

 

ゴライアスガエル

出典:コニカミノルタ

カメルーンなど温暖な地域に生息する世界最大種のカエルです。大きさは80cm前後と犬や猫よりも大きくなります。高温に弱いため綺麗な水質かつ20℃前後の渓流で見かけることができます。跳躍力が凄まじく3メートル以上跳躍する個体も多くいるようです。

国内で流通することは稀ですがイベントや即売会で販売されることがありますので是非実物を見てみてください。生息地では食用として捕獲されているそうです。

 

 

ハクバサンショウウオ

出典:A.C.D.R.野生生物館

長野県の白馬村で発見された本種は背中の暗い色から腹部にかけて明るくなっていくグラデーションの美しいサンショウオです。非常に可愛らしく是非とも飼育したいところですが採集が禁止されているため野生の個体を観察することしかできません。

両生類の人気種類|ペットで多く飼われてるのは?

 

バルボウルラカリマンタネシス

出典:カラパイア

肺を持たず呼吸は全て皮膚から行う非常に珍しいカエルです。ボルネオで発見されたことで有名になりましたが数十年に一度捕獲される程度でペットとして飼育することはできないでしょう。

容姿は土の色に似た体色をしており、瞳は真っ黒なので他のカエルと比較しても一目瞭然です。

 

 

オオダイガハラサンショウウオ

出典:大分県ホームページ

奈良県や和歌山県に生息する日本固有種のサンショウオです。大きさは20cm近くにまで成長する個体もいるやや大きめの種類で青っぽく美しい色合いをしていることから非常に人気のサンショウオですが飼育することはできません。

スポンサーリンク

やや標高の高い涼しい環境を好む傾向がありかなり綺麗な水で飼育しなければならないため、仮に飼育できる種類だったとしても長期管理は不可能でしょう。生息地では天然記念物として扱われている希少種です。

 

 

ジュウジメドクアマガエル

出典:「reptiles& amphibia」のおしゃれアイデアまとめ|Pinterest

全長8cm前後のアマガエルの一種で外敵から身を守るために皮膚からクリーム色をした毒を含む体液を分泌することで知られています。フランスやブラジルなど広い地域に生息していることから世界的に有名なカエルといえるでしょう。

ヨーロッパやアメリカでブリードされた個体が国内にペット用として輸入されます。デザインが格好良く鑑賞性に優れた種類と言えるでしょう。

 

 

オオサンショウウオ

言わずと知れた日本固有種のサンショウオの仲間です。大きさは小柄な人間ほどにまで成長するため目立ちますが捕獲や飼育が禁止されているので注意してください。

両生類ですが陸地に上がることはなく生涯水中で過ごします。非常に長寿で50年以上生きる個体もいるようですが生息地の破壊などにより生息数は激減しました。

 

 

パセリガエル

出典:Wikipedia

ヨーロッパに生息するパセリに似た色合いをしているカエルです。本種は繁殖期が決まっている訳ではなくいつでも繁殖することができるようですが、ある一定温度を下回ると冬眠する種類のため温暖な時期に数百個程度産卵します。

日本で流通することはなく生息地においても見かけることが極端に少なくなった希少種です。

珍しいカエルの種類と特徴について

 

アベサンショウウオ

出典:福井市自然史博

国内原産の珍しいサンショウオの一種で主に本州各地で観察することができます。雌雄ともに10cm前後と小柄なため生息数が激減した現在では見つけることが難しくなりました。

アベサンショウウオは飼育が禁止されていますので見つけてもその場で観察するだけに留めましょう。

 

 

クリチア?(クリニア?)ガエル

オーストラリアに生息する多湿環境を好むカエルです。枯れ葉のような色合いをしており、生息地では落ち葉や木の陰に擬態しながら身を隠して生活をしています。

本種はカメガエルという科に分類されており、この科に属するカエルたちは独特の育児方法を取ります。メスはオタマジャクシを胃の中に入れてカエルになるまで保護します。

多湿環境を好む種類ですが乾燥地帯での生存も可能であらゆる環境下で生き抜くことができる生命力の高いカエルです。日本で販売されていることは見たことがありません。

 

 

ヨーロッパスズガエル

出典:壁紙.com

赤い警戒色が身体の至る所に彩られている美しいカエルの一種で日本国内でも少ないながらも流通しています。皮膚から毒が含まれる体液を分泌することから取り扱いには十分に注意しましょう。

スポンサーリンク