バブコックヒョウモンリクガメの飼育方法、餌の与え方は?

美しい黄色を基調に黒い模様が特徴的な鑑賞性に優れたバブコックヒョウモンリクガメ。成長しても70cm前後と日本の住宅事情にも適した大きさで草食性のため臭いは少なくリクガメの中でも人気のある種類です。

バブコックヒョウモンリクガメの気になる飼育環境や寿命等お迎えする前に知っておくべきことをまとめてご紹介したいと思います。

 

バブコックヒョウモンリクガメの特徴とは?

アフリカに広く生息している中柄のリクガメでキレイな甲羅の模様が印象的な種類ではないでしょうか。大きさは小型犬から中型犬程度なので室内でも十分に飼育することができます。

バブコックヒョウモンリクガメは乾燥した環境を好みますが、極度の高温には弱い面があるので温度管理には若干気を使う必要があるでしょう。大型リクガメ特有ののんびりとした性格をしているので初心者の方にも扱いやすいペットと言えます。

 

寿命

バブコックヒョウモンリクガメの平均的な寿命は約25年です。これは飼育器具の性能が良くなかった頃からのデータなので、製品開発力が向上した現在ではより長く飼育を楽しむことができるでしょう。

小型種は体調を崩すとそのまま落ちてしまうことが多い傾向にありますが、本種のようなある程度の大きさのあるリクガメは体力があるため、適切な治療を受けることで長生きすることができます。

病気や怪我が疑われる際はエキゾチックアニマル対応の動物病院でいち早く受診されることをお勧めします。

 

販売価格

バブコックヒョウモンリクガメの販売価格は約2~3万円です。ショップでは幼体が販売されていることが多く、お迎えする際には温度管理と湿度管理に十分気をつけて沢山餌を与えることで成長を促しましょう。

本種は非常に長寿なため里親募集されることも多く、アダルト個体から飼育をしても良い方は無料でお迎えすることができます。

 

 

バブコックヒョウモンリクガメの飼育方法

飼育環境

飼育ケースは180cm規格以上のものを用意してください。多く見られる飼育環境はお部屋ごと温度管理を行って、リクガメ専用のスペースを設けて飼育されます。

もちろん大型ケージで終生飼育も可能なのでご自身の住宅事情に合わせて飼育環境を整えると良いでしょう。床材は乾燥系のリクガメ飼育に使用されるものなら何でも問題はありませんが、可能ならバブコックヒョウモンリクガメが潜れる程度に厚く敷き詰める方がストレス緩和に効果的です。

 

飼育ケースにはシェルターや全身が入れる水入れを入れます。水入れに入れる水は毎日カルキを除去した新しいものと交換してください。

バスキングライトと紫外線ライトは年中点灯する必要があり、使用するものは紫外線量の多いものを選びましょう。飼育ケース内には必ず温度勾配を意識してホットスポットを40℃前後その他を27℃前後に保つようにします。

本種は排泄物の量が想像以上に多いので確認次第取り除くようにして、衛生面を考慮して定期的に飼育ケースを丸洗いしてください。夏場などの紫外線量の強い季節は毎日日光浴をさせてあげると病気予防に効果的です。

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餌の与え方

バブコックヒョウモンリクガメの食性は植物食を好む雑食性です。基本的にはスーパーや八百屋で入手した新鮮な野菜や果物を与えて、補助的に配合飼料を与えると良いでしょう。

給餌の際にはカルシウム剤などの爬虫類専用のサプリメントを添加してあげるとクル病などの病気予防に効果的です。

 

初期費用と維持費用

初期費用はバブコックヒョウモンリクガメの大きさにもよりますが終生飼育を考えた環境を整えると約5万円以上は必要です。維持費用も年中電気代や餌代が必要なので月々約5000円は必要となるでしょう。

また病気や怪我をした際は人間のように健康保険制度がありませんので全額負担となります。ペット保険もございますが、手術時のみなど条件が厳しいため期待はしないほうが賢明です。

 

温浴について

飼育ケースで活動するリクガメだけを観察していても健康面で異常がある場合に気づけないこともあります。そこで温浴をさせるときに全身を隈なくチェックをして異変がないか見てあげることは大切です。

また温浴により排便を促すことができるので排泄物の処理が楽になるメリットもあります。便秘改善にも効果的なので温浴をすることはとても良いことと言えるでしょう。

 

複数飼育

バブコックヒョウモンリクガメは温厚な性格のため複数飼育をすることが十分に可能です。

しかし十分な飼育スペースを確保できていない場合はストレスが慢性的に溜まっていき、ある日突然死んでしまうケースがあるので注意しましょう。また大きさがあまりにも異なるリクガメとの複数飼育は小型種の方がストレスが溜まりやすいので避けましょう。

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まとめ

小型リクガメと比較すると広い飼育スペースや多量の餌を必要とするためハードルが高いように思えますが、人に馴れやすくペットとして飼育する満足感は非常に高い故に人気なのでしょう。

若干湿度と温度に気をつける必要はありますが、毎日温度・湿度計を確認していれば問題ありませんので、是非初心者の方にも飼育にチャレンジしていただきたいと思います。

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