スピックスコノハズクの飼い方|飼育に必要なもの・餌は?

ペットとして人気のフクロウ。スピッツコノハズクの飼い方、飼育に必要なものについて紹介します。

 

スピックスコノハズクの特徴

南アメリカ原産で、体長は20~24cm、体重は90~160gとどちらかと言えば小型の種類になります。

性格的には温厚で人を恐れないので、飼い慣らしていけばなついてもらえます。体が丈夫なのも飼育しやすいポイントと言えるでしょう。

 

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スピックスコノハズクの飼育に必要なもの

出典:熱帯倶楽部

放し飼いに出来る部屋とケージ

小型のフクロウの仲間とは言え、ケージに閉じ込めたままの飼育だと、体調を崩したりストレスを溜めてしまい病気の原因となりうるため、飼育下でも放鳥等を行い、出来るだけ自然と同じ環境を作り飼育することが望ましいです。

ケージ+放鳥で一部屋まるまるスピッツコノハズクに提供するのが理想的です。ケージは羽を広げて運動出来るくらいの広さは必要となります。

 

いつでも出入りできるように扉を開放し、上から板や布などで目隠しをして覆い使いましょう。

また、部屋の中には事故やけがを防ぐためにも危険なものは置かないようにし、脱走防止のためにも窓や扉はしっかり閉めるようにしましょう。

 

 

止まり木

落ち着いて休める止まり木や切り株などを数か所用意しましょう。自然の枯れ木などを利用して自作する方法もありますが、猛禽類専門のショップなどに色々な種類の人工の止まり木が販売されています。

個体の大きさなどに合わせ、購入あるいは作成しましょう。ショップの店員さんに相談するのもいいかも知れません。

 

 

革手袋

出典:熱帯倶楽部

小型のフクロウとは言え、猛禽類であることに変わりはありませんので、そのまま素手で扱うのは禁物です。

ケガ等の防止のためにも革手袋は必ず購入するようにしましょう。市販のものを使用している飼い主さんもいるようですが、猛禽類ショップで販売されている専用のもののほうがベストでしょう。

 

 

爪切り

伸びすぎた爪で、スピックスコノハズク自身や飼い主さんがケガをしないためにも、出来る限り爪切りを使用して自分で手入れをするようにしましょう。

ペットショップやホームセンターなどで販売されている犬猫用で間に合います。

 

 

水入れ

個体差はありますが、水遊びはめったにしない種類です。しかし生物である以上、水は必須となりますので、水飲み場を兼ねて常に置いておくようにしましょう。

陶器製のものが清潔で良いようですが、ショップの店員さんのアドバイスも参考にするとよいでしょう。

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ピンセット

給餌(餌やり)の際に必要となります。手から直接与える癖をつけると、人間が手を出しただけで餌と勘違いしてケガ等の原因となりますので、餌やりの時はピンセットを使用する癖をつけましょう。

専門のものも販売されていますので、ショップの店員さんの意見なども参考に。

 

 

スピックスコノハズクの飼い方

餌の与え方

冷凍ウズラや冷凍マウス、冷凍ヒヨコ、副食としてミルワームやコオロギバッタなどを与えます。

個々の大きさなどにもよりますが、餌やりは1日に1回から多くても2回程度となります。基本的には体重の10分の1程度の量を目安に、様子を見ながら食べきれる量を調整していきます。

 

冷凍の小動物や昆虫類などはペットショップあるいは猛禽類専門のショップなどで販売されていますので、比較的手に入りやすいかと思います。

基本的に野生のスピッツコノハズクは小動物を捕食しておりますので、肉だけでなく骨や内臓なども与えなければなりません。そのため、スーパーなどで販売されている精肉を給餌の主食として用いることは避けた方がよいでしょう。

 

 

放鳥

運動不足にならないようにするためにも、1日最低1時間は放鳥をするようにしましょう。他のフクロウの仲間に比べ、スピックスコノハズクの寿命は8~10年と比較的短めです。

 

とは言え、最後まで責任もって飼育が出来るかどうかは事前に必ず確認しましょう。遊ぶ時だけでなく、餌を与える時やケージあるいは放鳥スペースを掃除する時などに名前を呼んであげたり、声を掛ける、あるいは撫でてあげる等でコミュニケーションを図るようにして、少しでも早く懐くようにしてあげましょう。

但し、犬や猫のように愛玩動物として品種改良されてきたわけではありませんので、あくまでもスピッツコノハズクのペースに合わせてあげることが肝要となります。

 

スピックスコノハズクもフクロウの仲間なので、当然ながら猛禽類に属します。

猛禽類を診察できる獣医さんはそうはいないので、緊急事態に備え、受け入れる前に診察可能な獣医さん等は必ず見つけておくようにしましょう。

 

 

トイレ

他の鳥類もそうなのですが、猛禽類はトイレのしつけが出来る種類の動物ではありません。それなりに食事量も多くなりますので、糞の量も少なくないと思われます。

また糞以外にも、ペリットといって消化しきれなかった胃の内容物を吐き出すこともあります。そういったことを踏まえ、放鳥飼育する室内の床材は、クッションフロアなど清掃のしやすい素材などにしておく必要があります。

また飼育下においても、糞やペリットを見つけたら即座に拭き取り、ケージ内あるいは室内などを清潔にたもつようにしましょう。

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