アマミシリケンイモリの飼育方法、販売価格は?

日本の固有種ですがショップに並んでいることは少なく国産イモリの中では大型になることからも昔からファンの多いアマミシリケンイモリ。

アクアテラリウムに導入されることが多く飼育しやすいため初心者の方でも問題なくお迎えすることができる点が魅力的です。アマミシリケンイモリの詳しい飼育方法や寿命などお迎えする前に知っておくべきことを余す所なくご紹介したいと思います。

 

アマミシリケンイモリの特徴とは?

出典:プリやんのブログ

大きさや生息地

アマミシリケンイモリは名前の通り奄美大島原産のシリケンイモリの仲間です。全長約15cmと大きめで腹部が鮮やかなオレンジ色をしていることからもすぐに他の種類と見分けることができます。

生命力が強く水道水の水質にも適応しやすいことからもイモリ飼育の入門種としても知られています。

 

寿命

アマミシリケンイモリの飼育下における平均的な寿命は約20年です。野生下の場合は冬眠をするため30年以上生きる個体も存在しますが、冬眠させない飼育下ですと少し短くなってしまいます。

それでも20年程度は生きることができるのでお迎えした後はしっかりと飼育をしてあげましょう。

 

販売価格

アマミシリケンイモリの販売価格は約1000円です。イモリの中では比較的安価で販売されていますが両生類に力を入れているショップでないと手に入れにくいことがあります。

数匹まとめ買いをすると割引されることもあるようです。

 

 

アマミシリケンイモリの飼育方法

出典:爬虫類倶楽部ファームブログ

水温や水槽

飼育ケースは45cm規格以上の水槽から飼育を始めることができます。もちろん特大のプラケースや衣装ケースなどでも飼育は可能ですが鑑賞性を重視するなら水槽が良いでしょう。

主に水場と陸地を用意したアクアテラリウム環境での飼育が適しています。陸地にもポンプを使って水を少し流すようにして水場はあまり水流が強くならないように注意しましょう。

 

亀用に販売されている浮島を活用してもいいですが、流木や石にウィローモスなどの植物を活着させると生体に対するストレスも緩和されてオススメです。ウィローモスを物に活着させるには専用の糸で巻きつけるようにして乾燥しないように注意するだけで問題ありません。

ウィローモス以外にもアヌビアスやホウオウゴケなど様々な活着する水草が販売されているので是非チェックしてみてください。

床材は砂系やソイル等何でも問題ありませんが、排泄物を取り除きやすいように重さのあるガーネットサンド等を利用するとプロホースで掃除し易いのでオススメです。

 

水中ヒーターやポンプのコードに登ったり、高さのある流木や石から脱走することがありますので、爬虫類飼育に使用される網製の蓋などで対策する必要があります。アマミシリケンイモリは乾燥に弱いので脱走してしまうと体表が乾燥して弱ってしまいます。

基本的には水中で生活をする種類なので水質悪化には注意して1週間に1度程度水量の3分の1換水しましょう。紫外線ライトやバスキングランプは必ず必要なものではありませんが、病気の予防や植物の育成に有効なので日中のみ点灯しても良いかもしれません。

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冬季は水中ヒーターを設置して26度前後に保温されるように設定してください。陸地は水温である程度暖められますが10度を下回る場合はパネルヒーターや保温球で温度を上げる必要があります。

 

複数飼育

出典:soil

アマミシリケンイモリは温厚な性格なので同種同サイズの個体は問題なく複数飼育をさせることができます。

しかし成熟した個体のいる水槽に購入したばかりの幼体を入れてしまうと捕食される可能性もあるので成長してから同居させる方が良いでしょう。またアカヒレやメダカなどは弱るとアマミシリケンイモリが捕食する可能性があることにも注意が必要です。

 

餌の与え方と頻度

アマミシリケンイモリの食性は動物食でコオロギやクモなどの昆虫類を中心に摂食します。インドヒラマキガイやナメクジなども好んで食べるのでバランス良く飽きないように様々な餌を与えましょう。

イモリ専用の人工飼料も販売されているので生餌の管理が難しい方はそちらを活用すると良いでしょう。給餌頻度は2日に1度程度で問題はありませんが、幼体時期だけ毎日食べるだけ与えて成長を促す必要があります。

旅行などでしばらく家を空ける場合でも1週間程度なら何も食べなくても健康でいられるので、忙しい方にもオススメできるペットと言えるでしょう。

 

飼育上で気を付けること

出典:ULTIMA

アマミシリケンイモリは実を守るためにテトロドトキシンという弱い毒性のある成分を分泌する習性があるので、お世話をした後は石鹸で手を洗うようにしてください。またサルモネラ菌も保有している確率が高いので注意が必要です。

幼体から飼育をしていると成体になっても毎日給餌をしなくてもいいのか心配になりますが、肥満は死因の上位に挙げられますので週に一度でも問題はありません。

本種は水中生活がメインなのでエアレーションをして十分に酸素を補給できる環境を用意してあげることが大切です。

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まとめ

腹部はキレイなオレンジ色をしていてつぶらな瞳をしていることからも男女を問わず人気を博している種類なのでこの機会に是非お迎えしてみてはいかがでしょうか。

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