ラミーノーズテトラは熱帯魚の中でも大定番。初心者からベテランまで大人気です。
ラミーノーズテトラの特徴
ラミーノーズテトラの大きさは5㎝程で特徴は真っ赤な頭部に、しま模様の尾ひれです。この特徴は導入当初は見る事が出来ませんが、飼い込んでいけばいくほど美しくなっていきます。
意外と忘れられがちですが、体色も侮れません。鱗がギラギラと光っていて、定番の熱帯魚の中でも屈指の美しさを持つのではないでしょうか。
美しさだけでなく泳ぎも活発なため水槽の中が賑やかになり、ある程度の数で群栄を作るのでしっかりと数を入れると、より一層面白くなります。
性格
性格は温和な性格です。攻撃性はまったくないでしょう。
寿命
3年から4年程度です。状態よく飼育をすると5年を越す事もあります。
色がしっかりと出ていると状態が良いと言えるでしょう。
販売価格
ラミーノーズテトラの価格は1匹200円から400円くらいになる場合が多いようです。通販でも購入できますが、店頭に出向くと色がしっかりと出ているか確認できるので良いですね。
基本的には定番種と呼ばれる種類になるので、いつでも店頭にストックとして持っている場合が多いです。
ラミーノーズテトラの飼育方法
水温と水質
原産地はアマゾン川。適正な水温は20度から25度。多少低めの温度ですが、通常のオートヒーターで飼育が可能です。
適正な水質としては弱酸性から中性。定番の水質ですので特に気を付けて飼育をするような種類ではありません。
混泳
混泳はラミーノーズテトラ側に危害を加えるような種類以外のほとんどの相手と混泳をする事が可能です。
ラミーノーズテトラが赤が目立つ熱帯魚なので、ブラックファントムの地味系の熱帯魚や同じくカラシンの仲間であるカージナルテトラで青みを足しても良いですし、カージナルテトラで主張が強すぎると思う場合は、体が小さめのグリーンネオンテトラだとちょうどよいかもしれません。
水草水槽にする場合は、オトシンクルスやヌマエビ等を入れると思いますが、いずれも相性は問題ありません。
水草との相性
群栄として水槽内を徘徊する特徴を持っていることから、背丈の低い水草を入れて視点をラミーノーズテトラの方に持っていくと緑とのコントラストで美しくなる事でしょう。
水草がメインの水槽でも問題ありません。ラミーノーズテトラが赤い事から赤い水草よりも緑の濃い水草の方が楽しめます。
定番のルドヴィジアやアヌビアスでもよいですし、ピグミーチェーンサジタリアなども良いと思います。
またレイアウトとしても岩組よりは水草や流木で自然を感じるレイアウトを組むとラミーノーズテトラにはまります。
水槽
出典:pepy
水槽の大きさは小型である20㎝程度の大きさから飼育が出来ますが、5匹程度が安全に飼える数になってしまいます。群栄でたくさんの数を飼いたい場合は45㎝か60㎝の水槽が良いです。
45㎝なら15匹から20匹ほど、60㎝のなら30匹から40匹程の飼育が可能です。せっかく群栄で泳がせる事が出来る種類なので、群栄を作ってみたいですね。
餌の与え方
泳ぎが活発な事もあり、非常に餌食いも良いです。水面がばちゃばちゃとなるくらいに食いついてくるでしょう。
餌の種類としては、ほぼ雑食な事からなんでも食べるのでフレークフードで良いですが、時々赤虫を与えると状態よく飼育が出来ます。
あまりにも食いが良い事から、食いっぱぐれが出来る事もあるのでしっかりと全体にいきわたるように少しずつ給餌すると良いようです。
なりやすい病気
ラミーノーズテトラは強健種ですので、特に気を付けるような病気はありませんが、導入初期の白点病には気をつける事、餌食いの良さからくる水の痛み具合と残り餌からくる水カビ病には気をつけた方がよいです。
特に餌をしっかりとあたえた週は水換えを忘れないようにしましょう。
繁殖
基本的には繁殖を考えれるような熱帯魚ではないので、かなり難しくなるでしょう。オスとメスの案別が難しい事もありますが、稚魚の育成も難しいのです。
十分に成長した個体をわけ、太っていて腹に卵を持ったような形になったら水草を多めに水槽内に入れます。その導入した水草の一部の水草でトンネルを作るようにしてあげると良いです。
すると、ばらまくようにして卵を産むので、そこからしばらくしたら親魚を隔離して卵だけにしましょう。
強い光を当てると稚魚が死んでしまうので、布などで光が入らないようにして薄暗い状態を保ち、餌のインフゾリアを与えましょう。
インフゾリアはホームセンターに入っているようなショップだと扱っていない場合が多いので、専門店は見て回るか通販だと手に入るでしょう。
ある程度の大きさになってくると稚魚用の市販のフードに切り替えても問題ないでしょう。この頃には大きさもある程度大きくなってると思うので育成が楽しみになってくると思います。
この状態が1か月くらい続いたのち、大きさも出てきて体つきもしっかりとしてくるので親魚のいる水槽の中に合流させても良いでしょう。
焦って合流させると、親に追い掛け回される場合もあるので気を付けてください。