サーペの飼育方法|寿命、販売価格は?

飼育をしてみるまでは美しさに気づく事がなかなかできないサーペ。ショップの在庫を目で見ても非常に地味な見た目をしており、人気もイマイチですが飼い込み個体の美しさは圧巻です。

 

熱帯魚サーペとは?

特徴

サーペの原産地はペルーやブラジル。大きさは5㎝程度に成長します。冒頭でも述べた通りに飼育にショップで見ることが出来る、サーペの良さはほとんど見られません。入荷したばかりの個体や、水質が安定しないような販売水槽だと、どうしてもサーペ本来の良さが出ないからです。

ですが、サーペを飼い込んでいくと非常に美しくなります。体がうっすらと赤くなり、体に入っている黒点がより栄えるようになります。またヒレに乗っかってくるメタリックなブルーも見ものです。

なかなかこの状態まで飼育を続ける事は難しく、落ち着いた環境で時間をかけてあげないと不可能と言ってもよいのではないでしょうか。アクアリウムの楽しさを凝縮したような熱帯魚ですね。

 

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寿命

サーペの寿命は2年から4年程になります。初心者からあまり人気がありませんが、サーペは強健な種類であり、飼育も簡単ですのでしっかりと飼育を行えば寿命をまっとうしてくれるでしょう。

 

 

販売価格

サーペの販売価格については、1匹150円から250円程度です。ショップでも定番種として在庫に持っている場合が多く、手に入れやすい部類の熱帯魚であるといえるでしょう。

通販でも購入する事が出来ると思いますが、ショップだと色味が出ている個体を選ぶことが出来るので、最初から色味が出ている個体が欲しい場合はショップの方が良いかもしれません。

 

 

 

熱帯魚サーペの飼育方法

水質と水温

サーペに適している水温は20度から28度前後。飼育をするにあたって、ほとんど気にする必要はありませんが、通常の熱帯魚と同じ26度にするよりは若干低水温にしておいた方が調子が良いようです。

サーペに適している水質は弱酸性から中性。こちらも中性よりは弱酸性の方が調子よく飼育をする事が出来るようです。

 

 

混泳

サーペの混泳についてですが、サーペは混泳向きではありますが、熱帯魚の種類によってはイマイチとなるでしょう。

というのも、サーペは体の大きさが同じくらいの熱帯魚に関しては非常に相性よくお互いに干渉せずに泳ぐのですが、サーペよりも体の大きさが小さい熱帯魚が混泳相手となると攻撃的になる場合があるからです。

 

つつきまわして殺してしまうほどではありませんが、グッピー等のヒレが長くて泳ぎがにぶい熱帯魚に関してはヒレをボロボロにされてしまうでしょう。

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というわけで、体の大きさを選ばないといけない事から、混泳相手としてはレッドファントムやブラックファントム等の体高のあってサーペに対して攻撃的ではないか、ネオンテトラなどの体が小さくても泳ぎの速い熱帯魚にしておくのが最も良い組み合わせと言えます。

 

 

水草との相性

サーペは水草との相性もあまりよくありません。通常の熱帯魚と同じ感覚で水草を導入すると葉っぱがなくなってしまう可能性があります。

サーペは水草をかじってしまう習性があるので、マヤカ等の葉の柔らかい種類の水草を選ぶのはいけません。アヌビアスナナやミクロソリウム等の葉っぱの硬い物を入れるのがもっともよい選択でしょう。

ただし、水景としてはサーペは何でも合うと思いますので、緑の濃いタイプの水草を入れてもよいですし、赤色の水草を入れても良いアクセントとなります。

 

 

水槽

サーペの飼育に必要な水槽の大きさは、20㎝程度の小型水槽でも大丈夫です。20㎝程度だと5匹から7匹程度、60㎝程度だと30匹程度は遊泳させることが可能です。

サーペの群栄で泳がせると圧巻の水景が見れるため、たくさん数を入れておくと楽しむ事が出来るでしょう。

また、レイアウト水槽との相性も抜群で、特に水草を中心としたレイアウトではお互いの存在が目立ち視覚的に綺麗に見えます。

 

 

餌の与え方

サーペに必要なフードとしましては、通常のフレークタイプのフードで良いでしょう。サーペ自体の食性が雑食性が強く、なんでも食べることからです。

また、栄養のバランスを考えると動物性の栄養だけではなく、植物質の栄養も入っていると、なお良いですね。

サーペは色揚げに時間がかかりますが、色揚げを早く行おうと思えば、赤虫やイトミミズなどのフードも与えると、比較的早く色がついてくるようです。

 

 

なりやすい病気

サーペの病気についてですが、白点病には気を付けた方がよいでしょう。特にサーペが弱いというわけではありませんが、若干弱い傾向にあるようです。

しっかりと水換え等を行い、水質の維持に努めて下さい。

 

 

繁殖

サーペの繁殖については、卵をばらまくようにして産卵するタイプです。水草を多めに入れたりして卵を親から隠すようにしないと、親自身が子育てをしないためつっついて食べてしまう事もしばしばあります。

落ち着いた環境で飼うと産卵自体は簡単なようですので、チャレンジしてみる価値はあります。

 

 

まとめ

サーペもなかなか初心者から人気がありませんが、美しい熱帯魚である事に間違いありません。長期飼育の醍醐味を教えてくれます。

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