ハリネズミの飼育方法|冬眠と夏眠もする?

普段生活する中では絶対に見ることがないハリネズミ。そんなハリネズミを扱うペットショップが少しずつ増えてきれいるそうです。

ハムスターやうさぎ、モルモットのようにメジャーなペットではないため、値段はほとんどの場合高額ですが、じわじわ人気を高めているらしいです。

しかし、ハリネズミってそもそもどんな動物なのでしょうか。夜行性?ハリがあるのにスキンシップできるの?鳴き声は?餌は何を食べるのだろう。など様々な疑問が出てきますよね。今回はそんな珍しいペット、ハリネズミの飼育方法を紹介します。

 

ハリネズミの特徴とは?

まずハリネズミは日本には分布していない動物ですので、飼育する際には終生飼育が絶対条件です。ウィキペディアによると、ペットとして飼われていた個体が日本にも定着したとのことが書かれていました。

このようなことは絶対にあってはいけません。環境破壊につながります。自然にはヨーロッパやアフリカ、ロシアやインドなどに生息しています。

ハリのようなトゲは体の毛がそれぞれまとまって硬化したものです。これは、みなさんの想像通り、外敵から身を守るためのものです。自然界ではミミズなどを捕食しながら生活しています。

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針の数

ハリの数は多い子で7000本以上で、敵から身を守る他に、ケガを防止するための役割もあります。とにかく警戒しているときには体をまん丸にしてハリを絶てます。

このようなときに無理やりかかわろうとするのはストレスを加えるだけなので、そっとしておきましょう。もしゲージの外でそのような状況になったら、ハリネズミ用の手袋が売られていますので、それを使ってすぐにゲージに戻してあげましょう。

 

逆に、安心して過ごしているときはハリは寝た状態になっています。人にも慣れてくれば撫でさせてくれたり抱っこさせてくれたりするので、大変かわいいです。

ちなみに、名前にネズミとついているのですが、生物学的にはモグラに近い分類です。なので、明るいところは少し苦手で、臆病なところがあります。

あまり賢いとは言えず、しつけられることも限られています。ハリネズミの習性をよく理解して接するようにしてください。

 

冬眠・夏眠

動物を飼育するうえで、冬眠は大きな壁ですよね。冬眠をさえたほうが長生きする、冬眠によって季節を感じ取って繁殖行動を行う、など成功すれば新たな面を目にすることができますが、なかなか難しいです。

このハリネズミも例外ではなく、寒くなってくると動きが鈍くなり、やがて冬眠します。また、なんとこのハリネズミ、冬眠だけでなく夏眠もしてしまうというのだから驚きです。

 

大体30℃以上の日が続くと眠りに入ってしまうそうです。ただでさえ難しい冬眠、それに加え脱水症状などが気になる夏眠。

なかなか手間のかかるペットではあります。そのあたりがウサギなどの小動物に比べて飼育されることが少なくなっているのかもしれません。

 

 

ハリネズミの飼育方法

基本的にはゲージに単独飼育です。複数で飼育を行うと、感情が高まって体中のハリを立ててしまいます。すると、お互いを傷つけあうようになってしまう、大変なストレスとなり体調を崩したり、けががひどくなったりしてしまいます。

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ですので、必ず単独で飼育するようにしてください。また、ハリネズミは夜行性です。夜、寝ているときに物音に敏感な人は頭に入れておいてください。

 

昼間はほとんど寝ているので、あまり人間に合わせて無理やり起こしたり、餌をあげすぎたりしないように注意が必要です。先ほども書きましたが、野生のハリネズミは冬眠をします。

来たるべき冬に備えて肌で季節を感じ取り、万全の準備をして冬眠に入ります。しかし、飼育されているハリネズミではそうはいかないことがほとんどです。

むしろ、冬眠は命を落としてしまう危険性のほうが高いですから、絶対に冬眠や夏眠をさせないよう温度管理を徹底してください。ハリネズミのえさについては、最近では専門のえさが売られているのでそれを与えればよいでしょう。

野生のハリネズミはミミズなどを捕食していますが、たまにコオロギなどを与えてやればいいかと思います。

また、もしハリネズミフードを見つけられな場合はネットショップを利用するか、もしくはドッグフードなどで代用することもできますので、試してみてください。

 

どんなペットもそうですが、餌を食べている姿はかわいいものですが、与えすぎによる体調不良にならないよう個体のようすを確認しながらえさの量を決めていけばよいと思います。

最後に寿命ですが、飼育環境が整い、ハリネズミにとってストレスの少ない場合10年ほど生きることがあります。

しかし、ほとんどが5年~8年程度で死んでしまいます。もちろん病気などでそれより短くなることもあります。ハリネズミのおもちゃ、飼育用品をご覧になりたい方はこちらを。

ハリネズミのしつけ、なつかせ方は?

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まとめ

ペットとしてはまだまだ珍しい部類のハリネズミですが、温度管理や生活時間の把握など、気を付けるべきことをしっかり押さえておけば、とても愛嬌のある可愛らしいペットになります。

食べるものにもそこまで困ることはないので、少しでも長く飼育して、可愛らしい姿に癒されてみてはどうでしょうか。

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