カピバラの販売価格、餌の与え方、性格は?

つぶらな瞳と鼻の下がのびた、ちょっと間の抜けている顔がかわいらしいカピバラ。キャラクターなどにも起用されるなど人気の動物です。

動物園でも人気が高いカピバラですが、そもそもペットとして飼えるのか、飼うために必要なものは何か説明していきます。

 

カピバラの特徴とは?

まずは、カピバラの基本情報から説明していきます。生息地は、ブラジルやコロンビアなどの南米の川辺で暖かい気候を好みます。

 

大きさ・重さ

  • 体長1.2m
  • 体重65㎏
  • 寿命は5~10年

簡単にいうとネズミの仲間ですが、サイズは最大です。大型犬くらいの大きさです。基本的には夜行性ですが、完全な夜行性ではないため朝方、夕方などに活動します。

活動時間がはっきりした動物ではないため飼育下では昼行性に近くなります。

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性格

とても穏やかでおとなしい性格です。基本的にはおっとりとした性格なので人間を襲う様なことはまずありません。天気がいい日は日向ぼっこをしたりと、とても癒やされます。

動きもゆっくりとしていてせわしく動き回る様な事はありませんが、意外にも足は速く、時速50㎞で走ることもできます。なき声もおとなしいのでご近所迷惑になることもないでしょう。また、集団で行動するため人間によく懐き、ほかの動物とも仲良くする事ができます。

 

テレビなどでほかの動物たちと仲むつまじく一緒に過ごす映像などを見かけますが、カピバラにとっては特別な事ではないようです。警戒心もそこまで強くないので懐くまではそこまで時間はかからないでしょう。

ここまでは、カピバラの基本情報をご説明しました。では、カピバラはペットとして飼うことは可能なのでしょうか。答えは可能です。申請も特にいりません。

 

しかし、地域によって別途条例がある場合があるので役所に確認することをお勧めします。

かわいらしく、おっとりした性格でとても愛らしいカピバラですが、まだまだ飼っている人が少ない動物ですので知られていない特徴もたくさんあります。事前に準備する事が多い動物なのでしっかりと学んでから飼い始めましょう。

 

販売価格

カピバラは、専門業者や特殊なペットを扱うペットショップなどで購入が可能です。価格は50万円~80万円ほどで購入可能ですが、別途輸送費などがかかることが多いです。

価格帯としては決して安い金額ではありません。癒やし系で人気の高いカピバラですが、まだまだ飼う人は少ないです。えさ代や設備投資、維持費や医療費もかなり高額です。それらのことをしっかりと理解してください。

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カピバラの飼い方

飼育環境

カピバラの生息地はアマゾン川周辺の為、水辺を用意することが必須です。室内で飼う場合でも水辺を用意してあげてください。カピバラは、泳ぐのが得意で一日の大半を水辺で過ごします。

足には水かきがついていて泳ぎが得意です。5分間くらいなら水の中に潜ることも可能です。体は硬い毛で覆われているので水中でも長時間過ごすことができます。

 

水に入らない状態が続くと皮膚が乾燥してしまいますので注意が必要です。水浴びには毛並みを整えるという毛繕いの意味もあります。また、トイレも水中で行うので常に水を清潔に保つ事も大切です。

こういった条件下では、室内で飼うことが難しくペットとしてカピバラを飼育しているかたの大半は屋外で飼育しています。海外で飼育している人は庭にプールを作り育てている人が多いです。しかし、もともと暖かいところを好みますので温度管理も重要となります。

 

水辺かあり、清潔な水を保てる、暖かい場所、がカピバラを飼う上で絶対条件です。カピバラは、雨が嫌いなので屋外で飼育する場合は屋根がある場所を用意する必要があります。

もちろん小屋も必要となってきます。そして、カピバラを診察できる動物病院を探しておきます。まだまだ、知られてない事の多いカピバラです。飼育に関する書物も少なく独自で飼うのには限界があります。気軽に相談できる獣医を探すことも大切です。

 

餌の与え方

カピバラは、草食動物ですので、主な食事は干し草です。ペレットなどの固形飼料を与えることもあります。干し草のほかには、キャベツやサツマイモ、ニンジンなどの野菜も好んで食べます。また、ミネラル分を補う為、鉱塩という塩の塊を与えることもあるそうです。

食事は、数回に分け与えます。そしてカピバラは、体も大きいのでかなりの量を食べます。
1日約3キロほどです。1ヶ月の食費が3万円ほどかかります。エサを用意するだけでも一苦労となります。

 

歯のケア

齧歯類で一生歯が伸び続ける腫です。なので、野生では小石などで削るのですが飼育下ではかじり木などを用意してあげてください。

適度なストレス発散にもなり歯の手入れにもなります。また、上手く歯が削れないとかみ合わせが悪くなりエサを食べなくなったりしますので、定期的に獣医などで歯の手入れをするようにしてあげてください。

そして室内に放す時は壁や家具などを傷つけないよう注意が必要です。

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