寿命が短い、ペットで飼える動物ランキング

基本的には体の大きさが寿命と比例しているとされています。また、体に血液を送るための心臓の鼓動の速さによるとも言われています。大きい動物は鼓動がゆっくりであり、小さい動物は早い鼓動で生きているため、流れている時間が同じでないという推測をする学者もいます。

つまり寿命が短い動物とは、おおよその小動物に当てはまります。ペットとしてポピュラーな小動物の中で、寿命が短い種類をランキングしました。

 

寿命が短い、メジャーなペット

 

一位:ハムスター 1年〜2年

ペットショップでもよく見かけるハムスターは、マンションでも買えると人気の高いペットです。しかし、生後3ヶ月で大人の仲間入りをし、生後1年で人間で言うところの三十路を迎えます。流れる時間が圧倒的に早いことが分かりますね。

ハムスターは病気になっても弱ったそぶりを見せず、飼い主さんも中々気づくことができないと言う話をよく聞きます。野生のネズミは弱った個体から捕食されるので、本能的に隠すという行動に出るものだと思われます。

 

ハムスターの死因で一番多いものは病気です。皮膚病、先天性の遺伝、腫瘍などですが、細菌性胃腸炎など飼育環境によるものも多いのが現実です。

新鮮な餌と水、適温、運動などをきちんと管理して、環境を整えてあげることで1日でも長く元気に過ごさせてあげましょう。

 

また、以外にも多いのは餌の栄養の偏りです。ひまわりの種が大好きだからと与え過ぎてしまうと、肥満になって寿命が縮まってしまいます。

ハムスター用のペレットを中心に、腐りにくく水分が多くない野菜をバランスよく与えて、種などの脂肪分が多いものはおやつ程度に少量に留めるのが長生きの秘訣です。

上手に飼育することで、家庭でも4年半の長生き記録を更新した飼い主さんもいらっしゃいます。人間で言うと120歳というご長寿です。正しい飼育方法を守って、長生きさせてあげてください。

 

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二位:モルモット・ハリネズミ 3年〜5年

ハムスターより一回り大きく、しっかりした体つきのモルモットは食生活もよく似ています。膝の上に乗せて抱っこすることもできるので、動物園などの触れ合いコーナーでは子供達に引っ張りだこになっている場面をよく目にしますね。

モルモットの寿命は環境にも左右されますが、個体差によるものが多いのです。大き目の個体が長生きしやすいとも言えます。また、メスよりもオスの方が長寿のようです。

 

餌にも寿命を延ばすポイントがあります。ビタミンCを体内生成できないモルモットは、ブロッコリーやキャベツなどの野菜や少量の果物を与えて補います。

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繊維質を摂取できる牧草を多く与えると、腸内細菌の働きを活性化させて、病気を防いでくれます。不正咬合や毛球症も予防できるので、寿命に大きく差が出るでしょう。

その他に、どの動物にも言えますがアルビノは劣性遺伝子の変異種なので、短命傾向にあります。

 

 

三位:うさぎ 5年〜7年

キツネなどの中型動物の捕食対象であるウサギは、野生の寿命が約3年と言われています。

対して飼いウサギは最長で15年の飼育記録が残っています。これは極端な例ですが、餌やストレスを感じない環境などに気を配ることで長生きさせることができるのです。

病気や骨折などの怪我は意外にも多く、平均では5年〜7年でお別れを迎えるケースがほとんどでしょう。ウサギの7歳は人間で言うところの68歳です。大切に可愛がってあげたいですね。

 

 

四位:リス ・フェレット 6年〜10年

ペットとしてのリスと言えば、シマリスがポピュラーですね。

注意深く観察していると、生後5年程で老いによる衰えが見えてきます。動きが遅くなる、着地の体勢がブレる、ジャンプの高さが低くなるなどが挙げられます。

こうなると環境を見直してシマリスの年齢に合ったものに合わせてあげることが大切です。上手に飼育して10年の大台に乗せることができれば、シマリス飼育上級者です。

 

 

五位:小型インコ 5年〜15年

小型インコの代表格、セキセイインコは手のひらサイズの小さな小鳥です。囀りが得意で独自の歌を歌っているようにも聞こえ、頭も良いので何でもおもちゃにする、遊び好きな一面があります。

しかしその寿命は大きさの割に長めで、インコの飼育に慣れている人であれば10年以上生きることは珍しくありません。体が丈夫で気温の変化や病気に強いということが、寿命が長いことの理由となります。

また、群れで暮らす種類なので相性の良い数羽でコロニーを作って飼育することで、ストレスが軽減されて長生きしやすくなるとも言われています。

 

 

因みに、一番短命な動物はカゲロウだと言われています。これは成虫になってから1日しか生きることができないという、事実からきているようですか、幼少期は水の中で半年〜1年間過ごします。何れにせよ、短命であることには変わりがありません。

短い寿命の動物は必ずしも不幸とは言えず、与えられた時間を精一杯生きています。

飼い主さんの立場ではお別れが辛いという声を聞きますが、共有できる時間を楽しんで目一杯可愛がってあげてください。

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