メジャーなペットは需要があるので安くお迎えすることは難しいのですが、珍しいペットだと意外と安価で販売されていることがあります。成体価格と飼育費用の安い珍しいペットに限定してご紹介していきたいと思います。
お金のかからない珍しいペット
ウミシダ
出典：http://www33.tok2.com/home/kawatan/bali2000w002.htm
一見カラフルな水草と間違いそうなウミシダは１５００円前後で販売されています。大きさや色によって価格も異なりますが高くても５０００円以内で手に入ります。
海水生物なので海水の素やフィルター代は必要ですが、それほど飼育が難しい訳ではないので気軽にお迎えできるでしょう。よく動き回る性質をしているので鑑賞性に優れていて初心者の方にも満足度の高い珍しいペットです。初期費用は約１万円です。
タイコウチ
日本に生息する水生昆虫の一種で、約１０００円で販売されています。特別な飼育用品は必要なくホームセンターの１０００円で販売されている金魚飼育セットで終生飼育ができます。
餌はメダカや昆虫などの活餌を与えますがイエグモやバッタなど身近にいるモノで問題ありません。タイコウチは水質悪化に強いと言われていますが水道に含まれるカルキは除去してください。
初期費用は約２０００円で維持費は水道代のみです。
ハチノジフグ
出典：オカピア水族館
ハチノジフグは２００~５００円とワンコインで入手できます。汽水域に生息していて管理がややこしそうに思えますが実は純淡水で飼育可能です。
毎日与える餌はクリルや人工飼料で良いでしょう。水槽代１５００円と餌代１０００円、ヒータ代１５００円で初期費用は４５００円です。
貝殻や飾りサンゴもレイアウトできるので必要に応じて購入しましょう。ハチノジフグの他にミドリフグやアベニーパファーなど様々なペット用フグが販売されていますので、気になった方は是非チェックしてみてください。
クリオネ
スーパーに売っていることで話題となったクリオネ。餌は一生に一度食べるだけで生きることができます。販売されているのは野生個体が多いので購入した容器を冷蔵庫に入れておくだけでオッケーです。
最近では保冷剤を収納するスペースを儲けたクリオネ水槽が販売されており、お財布に余裕のある方は導入してみると良いかもしれません。値段は５００~１０００円程度です。
ウミウシ
綺麗な蛍光色で大人気のウミウシは飼育方法が解明されていないためペットにする人はあまりいません。成体は１０００~３０００円程度で売られており天然物のライブロックとセットで購入した後は眺めるだけです。
ライブロックや水槽など合計７０００円前後でお迎えすることができるでしょう。長生きさせるために新たにライブロックを買うこともできますが、必ずしも成功する訳ではないので短期間の観賞用ペットと認識している人が多いと思います。
カイメンを食べるのですが種類ごとに食べるカイメンが異なり、カイメンを見分けるのも困難なため飼育難易度は最大級です。
ミノカサゴ
美しいヒレで水族館内のアイドル的存在のミノカサゴ。意外にも成体価格は安く１０００円程度です。飼育環境もベアタンクや薄くサンゴ砂を敷いた60cm規格水槽に海水を入れて外掛けフィルターを回すだけで良いようです。
初期費用は１万円前後です。かなり強い毒を持っているので水槽をメンテナンスする際は手袋をするなど注意が必要です。来客時に注目を集めて話題作りにも貢献してくれるでしょう。
ハナビラタカラガイ
出典：30cm水槽の海水魚飼育
多くの方はハナビラタカラガイのもつ美しい貝殻を見たことがあるのではないでしょうか。マリンアクアリストはコケ取り要員として導入するようですがハナビラタカラガイ単種でも十分に美しい水槽になります。
価格は５００円前後と安く、体長３cmほどしかないので超小型水槽で飼育できます。飼育に必要な道具を含めた初期費用は約３０００円です。
ミナミカブトガニ
出典：有限会社プラスト
医療の現場で活躍する青い血で有名なカブトガニが自宅でペットとして飼われていたらビックリしますよね。全てが謎に包まれているカブトガニですが、実は１５００円前後で入手することができます。
カブトガニは力が強いのでライブロックなどを入れていると水槽が傷ついてしまうことがありますので、基本的にベアタンクか薄くサンゴ砂を敷いた水槽で飼育します。
成長するとかなり大きくなるので９０ｃｍ規格の水槽を準備する必要があります。
初期費用は約1～1.5万円から飼育を始めることができるでしょう。ミナミカブトガニは水質変化に強いようで汽水でも飼育することができ、海水の素を節約することも可能なリーズナブルペットです。
まとめ
生息しているのは知っているけれどもペットにできるとあまり知られていない動物たちをピックアップしてご紹介しました。
哺乳類や爬虫類で珍しい動物をペットにするには数十万円以上の初期費用が必要となりますが、水生生物のニッチな種類は意外にも安く販売されていることが多いので色々と調べていると面白い発見があります。
