多くの人にはあまり知られていないマイナーなペットだけれど愛くるしい生き物たちは沢山います。近い将来ブームを巻き起こす可能性を秘めた可愛いペットたちをご紹介します。
可愛い珍しいペット
カコミスル
出典:アニマルプランニング】
アライグマの仲間で知られるカコミスルは人に懐きやすいためペットに最適な動物といえるでしょう。大きさも40cm以下で海外ではネズミ退治にお迎えする家庭が多いようです。
生息地は洞窟や岩が入り組む砂漠地帯に生息しており地上棲のアライグマです。本種は夜行性のため昼間仕事をする社会人にとっても生活リズムがマッチしたペットではないでしょうか。
餌は動物食をメインにフルーツなどを補助的に与えるといいでしょう。しかし、まだまだ国内では流通していないため価格は50万円以上することが多く入手するまで一苦労です。
スナネズミ
出典:ペットのおうち
10cmほどの小さなネズミで原産地に天敵が少なく人馴れし易いペットです。何より毛色のバリエーションが豊富な上に、寿命が約5年とハムスターより長生きをするのが魅力的です。
飼育にはハムスターの飼育用品を使うことができますし、餌もデグー用の配合飼料を与えることができますので気軽にお迎えできるでしょう。さらに多頭飼育も可能なのでお迎えした後に異なる毛色のスナネズミをお迎えしたくなっても問題ありません。
価格は2000円前後で販売されることが多いようですので、初めてペット飼育に挑戦する方にもオススメできます。
フウセンウオ
出典:丙午おやじの備忘録
某有名RPGに出てきそうな丸っこくて可愛らしい見た目のフウセンウオがペットにできると知っていましたか?価格は1万円以上とマリンアクアリウムに導入する成体としては高額ではありますが、カラーバリエーションが豊富で近いうちにブームが来ることでしょう。
フウセンウオの腹ビレは吸盤になっていてライブロックや貝殻などにくっついて生活をしています。水族館でも飼育している所は少なく生態系もよく分かっていませんが、日本海など日本の海域にも生息しているため大方検討はつきそうです。
ショップに問い合わせる際にフウセンウオで伝わらない場合はダンゴウオも同じ仲間ですので、チェックしてみてください。
複数飼育や混泳も可能なので捕食されない魚や甲殻類をすでに飼育している方にはお迎えしやすいでしょう。水温はおそらく20℃前後と低めに設定すると良いでしょう。
フェネック
出典: Petfun
フェネックとはキツネの仲間で最近ではエキゾチックアニマルイベントによく展示されるようになりました。価格は100万円以上することが多く決して安くはありません。
体長は40cmほどで犬や猫のように飼育できる点が魅力的です。雑食性でドックフードや猫用の缶詰などを与えるといいでしょう。
寿命は約10年で砂漠地帯に生息しているため冬季は保温する必要があります。また湿気の多い環境にも弱いためエアコンで除湿をしながら温度調節をするのが最も手っ取り早い管理方法でしょう。
フェネックの飼育を禁止されている国もあるそうですが、日本は問題なく飼育することができます。
ピグミーオポッサム
出典:スプラッシュ
熱帯雨林に生息する有袋類でカンガルーなどの仲間です。見た目がげっ歯類に似ていますが口の中は猫や犬のような歯並びとなっています。
価格は3万円前後とそれほど高額ではなく、寿命は約5年です。主に単独行動をするため複数飼育は難しいようですが、繁殖時にはペアで生活をします。
食性は雑食で昆虫やフルーツを食べますので、ハリネズミなどの餌とほとんど同じと考えてよさそうです。
ケージはハムスター用の飼育用品を代用することができますので、お迎えする前に準備しておくと良いでしょう。本種は夜行性のため社会人にオススメできる珍しいペットといえるでしょう。
オオミユビトビネズミ
出典:有限会社プラスト
とても大人しい性格でスキンシップを取ることができますが、構い過ぎるとストレスで体調不良に陥るので観賞用のペットとしてお迎えしましょう。
雑食性ですが主に穀物や牧草を与えて、おやつにミルワームなどを与えると良いでしょう。
名前の通り跳躍力が凄いので大きめの水槽で飼育することをお勧めします。自然界では集団行動をしているので複数飼育もできます。
砂漠など乾燥地帯に生息しているので雨季の多湿環境には向いていないため、エアコンや除湿機を利用して調節してください。また、冬季はパネルヒーターなどで保温する必要があります。
ダマヤブワラビー
出典:Marie Hale
ペットとして流通している小型のカンガルーでよく人に懐きます。食性は植物食でペレットや小松菜などを与えます。草食性のため排泄物の臭いがあまりないので飼いやすいペットでしょう。
こちらの種類もストレス耐性が低く大きな声で話しかけたり頻繁にスキンシップをすると体調を崩してトラウマを抱えてしまいます。カンガルーが自宅で飼育できるだけでも魅力たっぷりです。
まとめ
まだ日本では飼育されることの少ないペットに限定してご紹介いたしました。飼育に関する先行事例も少ないので試行錯誤でお世話をしていくことになりますが、それはそれで楽しい時間ではないでしょうか。