寿命が長い動物ランキング|不老不死もいる?

寿命の長さは動物によって違います。今回は何百年も長生きする生き物、不老不死の動物について紹介します。

 

寿命が長い動物ランキング

 

1位:ベニクラゲ

出典:ニコニコ大百科

寿命計測不能

誰もがあり得ないと思っていた不老不死に近い生き物です。

普段は温帯の海を漂っている4〜10ミリの小さなクラゲですが、その生態はとても不思議で細胞の限界が訪れて老化で死ぬ寸前になるとサナギのような状態になるのです。

そのまま体は幼体に作り変えられ、若返るという常識外れぶりは想像がつきません。つまり、外敵に捕食されない限り生き続けることができるという生き物なのです。

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2位:海綿動物

出典:静岡県/水産技術研究所

寿命1550年

南極の海に棲む海綿動物は、水温が低いので成長速度が遅く、寿命が長い傾向があります。筋、筋肉、感覚器官を持たない原始的な後生動物であり、海水を体の中に取り込んでプランクトンなどを吸収し、海水だけを排出するという生き物です。

自分で動かないので、本当に動物か怪しくなりますが、小さな蟹などを捕食することもあり、立派な動物と分類されています。途方も無い時間を過ごす海綿動物には進化の不思議を考えさせられますね。

 

3位:アイスランド貝

出典:Wikipedia

寿命400年

二枚貝の一種で、これらの種類は貝の表面にある模様が年輪のように重なっており、筋を数えることで年齢が推定できます。数年前には405〜500歳と見られる個体が見つかりました。

しかも、もっと調査しようと貝を剥がしてしまったことで長い生に終わりを迎えてしまったという、悲しい出来事になってしまったのです。

 

4位:ニシオンデンザメ

出典:Wikipedia

寿命395年

北極海などの水温の低い海域に生息するニシオンデンザメは、成長が遅いと予測されてきましたが、軟骨しか持たないサメの年齢測定は難しく、測定不能とされてきました。

しかし近年、眼球の水晶体から年齢を推定することができるようになり、ニシオンデンザメの長寿ぶりが明らかになったのです。

 

平均寿命は272歳、もっとも長生きなものは395歳の個体も見つかっています。大人になるまでに150年という気長さで、一年に1センチしか成長しないのです。

また、ニシオンデンザメは絶滅も危惧されるほど個体数が少なく、この長寿な生き物を後世に残そうと保護の動きも始まっているようです。

 

5位:ゾウカメ

出典:知窮忘映群

寿命250年

100年以上生きるゾウガメは沢山存在しますが、その中でもインドコルカタの動物園で飼育されていたアルダブラゾウガメのアトワイチャは250年生きたという記録があります。

また、エスメラルダと呼ばれるセイシェルゾウガメが、現在最高齢のゾウガメであり200歳と言われています。

ゾウガメの多くもも現在絶滅危惧種になっており、ガラパコス諸島では最後の一匹となってしまったガラパコスゾウガメが長い生を全うしようとしています。

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6位:コイ

寿命226年

日本の寺院にある池で生きていたコイの花子は226年生きたという記録があります。花子の鱗には年輪のように筋があり、これを数えることで年齢が分かるのですが、調べた結果、この記録が事実だったことが分かりました。

通常、平均寿命は30年〜50年と言われるコイですが、池の環境が余程合っていたのか、200年以上生きるコイはそうそういません。

コイは何度も教えたことを覚えていたり、迷路を進むことができる知能を持っています。江戸時代から生きてきたコイは、どんなことを考えていたのでしょうね。

 

7位:ホッキョククジラ

出典:Wikipedia

寿命211年

肥大な北極海に生息するホッキョククジラは、眼球や歯の成分を分析することで200年以上あると推測されてきました。現在捕鯨が禁止されているものの、イヌイット達には原住民生存捕鯨が許可されています。

その際に捕鯨されたホッキョククジラの体内から銛が発見されました。この銛は一世紀も前に製造、使用されていたということが証拠となり、このホッキョククジラが少なくとも100歳以上ということが分かりました。

この寿命の長さから、雌には更年期障害がくることも分かっています。

 

8位:赤ウニ

出典:淡路島の風

寿命200年以上

英BBCテレビで、太平洋の浅瀬に生息する赤ウニが200歳以上だと報じられたことから、赤ウニが実はとても長寿だという事が分かりました。成長がゆっくりなので、老化による細胞の失病がほとんど見られないというのです。

驚くべきはその生殖能力で、死ぬ寸前まで繁殖が可能だということです。つまり、10歳だろうが100歳だろうが関係なく繁殖できるなんて、他の動物には真似できません。

 

9位:ケイブクレイフィッシュ

出典:みんなで作る魚図鑑

寿命175年

洞窟の中に棲むザリガニの一種です。光がほぼ入らない環境で進化した為、体の色素がありません。大きさはお馴染みのアメリカザリガニと同じくらいですが、白っぽい透明な体を持ち、ほとんど視力がない代わりに触覚が長いのが特徴です。

このケイブクレイフィッシュ、実は成長速度がとても遅く、卵を産めるようになるまでに100年もかかるのです。100歳未満は子供だなんて、ケイブクレイフィッシュにはゆっくりと時間が流れるようで、寿命が長いのも納得ですね。

 

10位:ハオリムシ(チューブワーム)

寿命170年〜250年

深海にはまだ解明されていない生物が沢山存在しています。このハオリムシもその一つで、深海の熱噴出孔や冷水湧出帯に生息しています。

その生態は分かっていないことも多いのですが、硫黄酸化細菌など複数の細菌と細胞内共存をしており、それによって有機物を取り込んでいると考えられています。

 

口も消化器官もない不思議な生き物ですが、排泄器もないので体内に取り込んだ硫黄はどんどん溜まっていく為、解剖するときにはとんでもなく臭い匂いがするのだとか。

専門家は170年〜250年以上は生きるのではないかと推測しているそうです。

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