コールダックは真っ白でぷっくりとした体、そしてつぶらな瞳が特徴の世界最小のアヒルです。
通常のアヒルに比べると4分の1ほどの大きさしかなく、まるでアヒルのおもちゃのような可愛さがあります。そんなコールダックの魅力と飼育方法をご紹介いたしましょう。
コールダックについて
ペットとしての流通は未だ少ないものの、ここ近年ではCMやSNSなどで人気に火が付き、ペットとして飼育を始める人が徐々に増えてきています。
コールダックは愛らしい見た目に反しとてもよく動き、元気いっぱいに飛び回るなどパワフルな一面もあります。
また、人見知りもあまりしないため人に慣れやすく、飼い主との絆が深まると飼い主の言葉を真似する事もあるようです。そしてコールダックの大きさですが体重は約600g~1000gほどで個体差があります。
コールダックの鳴き声は?
アヒルを飼育する上で気になるのがあの鳴き声ですが、オスよりもメスの方が比較的鳴き声は響きやすいようです。
また、オスはあまり鳴かないためマンションなどの集合住宅でも飼育がしやすくなっています。
コールダックの種類
出典:有限会社プラスト
コールダックといえば白というイメージがありますが、その他にも黒やミックス色なども存在します。
一般的には白色のコールダックを飼育している方が多く、その他の色の流通が白色に比べると少ないという理由もあるためです。
オスとメスの見分け方
オスとメスを見分ける方法は、コールダックの尾羽を見て判別します。オスの場合は尾羽の先が巻いているのが特徴です。
メスは尾羽の先は巻きついていないので性別の判別は分かりやすいです。
寿命
出典:まったり日常記1
コールダックの寿命は約10年ほどと言われています。個体差はありますが20年ほど生きるコールダックもいます。
入手方法と販売価格
コールダックはペットショップではあまり売られていません。基本的には牧場や専門ショップなどで入手するのが一般的です。
また、コールダックの値段は成体で2万円~10万円と大きく差があるようで、流通が少ないため値段にバラつきがあるようです。
コールダックの飼い方
雛鳥から飼育をする場合であれば、雛鳥は25℃前後に保った場所で飼育をします。成体のコールダックは室内飼いでも飼育は出来ますが、コールダックがストレス無く暮らすためには広いスペースと毎日のお世話が必要となります。
理想的なのは庭付きのお家や走り回れるベランダがあるお家などが良いですが、もしお庭やベランダが狭いなどの理由があるのであればお家の中で走り回れるスペースを作ってあげましょう。
トイレについて
コールダックはトイレを覚えませんので、お家のいたる所に排泄をします。
室内で飼育をするのであれば、ベッドの上やソファーの上などで排泄をしてしまうかもしれませんので掃除が大変になるでしょう。コールダックを飼う上ではその辺りの覚悟が必要になります。
小屋作り
屋外で飼育するのであれば、コールダックの小屋が必要になります。雨風などをしのげる屋根がついて頑丈な物を用意し、小屋の中には牧草などを敷いてあげましょう。
また、カラスなどの外敵から身を守るためにネットやカラス避けなどの対策も必要です。
室内で飼育するのであれば、犬やうさぎ用のケージに牧草などを敷いてあげましょう。牧草の下にペットシートなどを敷いてあげるのも良いでしょう。
水浴びの頻度
コールダックは水鳥ですので頻繁に水浴びをします。1日に最低でも1回は水浴びをさせてあげましょう。
お庭やベランダで大き目のタイルや自宅用プールに水を張ったり、自宅の浴槽に水を張ってコールダックに水浴びをさせます。
餌の与え方
水鳥用の人工飼料やオキアミや野菜や果物などを食べます。野菜などは細かくみじん切りなどにして食べやすくしてあげましょう。飲み水も忘れないように用意してあげてください。
飼育する上での注意点
見た目が可愛くトイレの面以外では比較的飼育がしやすいコールダックですが、飼育をする上で気になるのがやはり鳴き声です。
コールダックという名前の通り大きな声で鳴くのが特徴で、一人になると寂しくて大きな声で鳴く事もあるため近隣の迷惑にならないようにしなければなりません。
防音のリフォームをしたりご近所が少し離れているお家に住むなどの対策も考えなければなりません。
オスの場合であればメスに比べて鳴く事はあまりありませんが念のための防音対策は必要になるでしょう。
そして飼えなくなったからと言って川などに放流するのは絶対にやめましょう。そのような自然の環境ではコールダックは生きていけませんので最後まで面倒をみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?飼い主が好きなあまり甘噛みまでしてしまうほど愛嬌たっぷりなコールダックの可愛さと、トイレや鳴き声などの飼育をする上での大変な面の両方を知って、もっとコールダックを好きになってくださいね。