キンケイの飼い方|販売価格、寿命、餌の与え方は?

カラフルなメタリックカラーが美しいキンケイ。その美しい体色と飼育のしやすさから鑑賞・愛玩動物として長年親しまれてきました。キンケイをお迎えする前に知っておくべきことをまとめてご紹介したいと思います。

 

キンケイの特徴とは?

キジの一種で「錦鶏」や「金鶏」と表記されて販売されています。キジの中でも小柄で非常に飼育しやすく美しい色をしていることからも多くの人々に愛されています。

そんなキンケイは中国やミャンマーなどの標高の高い地域に生息しているため寒さには強い傾向にありますが、暑さには弱い特徴があります。大きさはオスで約90cm、メスは約50cmです。主に美しい色合いをしている方がオスでブラウン系の色をしている方がメスです。

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販売価格や寿命

キンケイは5000円~10000円程度で取引されています。初心者の方にも飼育下繁殖を狙えるので十分な量が流通していると思われます。

稀に里親募集にキンケイが掲載されることがありますので、定期的にチェックしていると募集を見つけられるでしょう。キンケイの寿命は約6年です。

キンケイの多くは野外飼育や小屋飼育なので温度管理と衛生管理の行き届いている室内飼育だと十数年ほど生存できるようです。繁殖難易度も低いので一頭を可愛がってもいいですし、何世代にも渡って可愛がるのも面白いと思います。

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キンケイの飼い方

キンケイは暑さに弱いので小屋飼育をする場合は風通しの良い作りのものを選びます。小柄なのでそれほど大きな小屋は必要なく、お庭などで遊べる環境があると半畳程度の空間でも飼育できるでしょう。

小屋の中には水入れとエサ箱、必要に応じて止まり木や産卵箱を設置するといいでしょう。野生下や外飼いのキンケイは砂や腐葉土などに含まれる有用菌を体内に摂取するために土を食べています。

 

小屋の床は人口の物で覆うのではなく土や砂になるようにしましょう。仮に屋内飼育の場合は給餌の際に微量の腐葉土を与えると良いでしょう。

トイレについては場所を覚えさせることも一箇所だけにすることもありませんので、定期的な排泄物の処理が必要です。リビングなどで放し飼いをする際は鳥用のおむつが販売されているのでそちらを活用すると衛生的に飼育ができます。

 

キンケイを含むキジ目は砂浴びをすることで身体を清潔に保つ習性があるので、お風呂に入れるのではなく砂浴び場を小屋に入れてあげてください。

冬季は鳥インフルエンザや他の病気に罹る可能性もあるので屋内飼育するのがベストではないでしょうか。

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キンケイの天敵

キンケイにはヘビや猫、キツネ、イノシシなど多くの天敵が存在します。屋内飼育では心配いりませんが、作りのあまい小屋などは土を掘って中に侵入されますので、対策が必要です。

大きい公園や動物園などで飼育されていることがあるので、飼育環境を参考にしてみてもいいでしょう。

 

餌の与え方

食性は雑食で昆虫類や野菜、果物、種子、草などを食べています。飼育下では成鶏用の配合飼料をエサ箱に入れておき、ショップで販売されている生餌やフルーツを副食程度に与えます。

もちろん配合飼料ではなく新鮮な野菜や生きた昆虫類の方が美味しいのでキンケイのことを考えると毎回献立を考えたほうが良いのではないでしょうか。

 

餌の食べ過ぎに陥ることはなく、自己調節しますので多めに与えておくといいでしょう。特に夏季にナマモノを与えると腐りやすいので毎日新しいものと交換してください。飲水は一日汲み置きした水道水を与えます。

昔はよく残飯をペットに与える家庭が多かったのですが、ソーセージやハンバーグなどの練り物はキンケイにとって良くないものが含まれていることも多くオススメできません。

 

初期費用と維持費用

飼育小屋の建設費用が約3~10万円です。それほどしっかりとした小屋ではなくても、外敵からキンケイを守るために隙間や土の中に板を埋め込む必要があるのでお金よりも手間がかかります。

その他エサ箱や水入れが必要ですが100円均一で売っているものでも問題ありません。寒さに強いことから電気代は必要ありません。配合飼料を利用する場合は一ヶ月に1000円前後かかります。

 

複数飼育

キンケイを飼育する方の多くは複数飼育されているのではないでしょうか。普段は喧嘩もなく複数飼育に向いている鳥なのですが、繁殖期になるとメスを取り合ってオス同士で喧嘩することもあります。

様子を見ながら血が出るほどの激しい喧嘩をしている場合は隔離するなど何らかの対策が必要です。

 

病気になったとき

キンケイは鶏に似ているところが多いので、鳥類に対応している動物病院に連れて行くとしっかりと診てくれるでしょう。下痢や過呼吸、奇声を発するなどの様子が見られた際には動物病院で受診してください。

鶏用のワクチンを接種しておくと免疫がついて病気を未然に防げるでしょう。

ワクチンには接種日齢が定められていることが多いので、しっかりと調べて投与してください。注射以外に飲水投与方法があるので、やりやすい方で行いましょう。

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