ヒョウモントカゲモドキの飼い方|販売価格・餌は?

爬虫類の中でもひときわ人気を集めるトカゲモドキたち。ペットショップではヒョウモントカゲモドキを見かけない日はないほど日本国内で多く流通しています。

その他にもダイオウトカゲモドキやヒガシインドトカゲモドキなど様々なトカゲモドキがペット市場を盛り上げています。ヒョウモントカゲモドキの詳しい飼育方法についてご紹介します。

 

ヒョウモントカゲモドキとは?

出典:ペットナビ

世界各地に生息しているヤモリで乾燥した場所に多く見られます。昼夜の寒暖差が激しい地域に生息していることが多いため温度管理に慣れていない人でも気軽に飼育することができることから人気を集めています。

また猫のような大きな瞳が可愛らしく高額な飼育道具を必要としないことから女性からの支持が厚いヤモリとも言えるでしょう。

最も有名なのはヒョウモントカゲモドキですが、他にも様々な特徴を持った可愛らしいトカゲモドキが存在します。

 

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種類

ヒョウモントカゲモドキをはじめ、オバケトカゲモドキやトルクメニスタントトカゲモドキなど様々な種類が生息しています。

外見はいずれも同じような印象ですが、色合いや大きさが異なっています。ほとんどの種類は飼育しやすくヒョウモントカゲモドキと同じ飼育環境で管理することができます。

 

 

販売価格

出典:爬虫類倶楽部

ヒョウモントカゲモドキの販売価格はモルフによって大きく異なります。ノーマルタイプだと5000円前後で販売していますが、珍しいモルフになると10万円近くで取引されることもあります。

世界最大のトカゲモドキと言われているダイオウトカゲモドキは流通量が少なく人気があるので10~20万円程度で取引されることが多いでしょう。

 

ヒガシインドトカゲモドキも日本では珍しい種類で10万円近くで販売されていることが多いようです。スリムかつ大きな体で人気のオバケトカゲモドキは15万円前後で取引されているそうです。

いずれも専門店に行かなければ販売していることが少ないため、絶対に欲しい場合は爬虫類即売会といった大型イベントに参加してみることをお勧めします。

イベントでは格安で販売されていたり、普段は流通していないような珍しい種類も販売されていることがあるのでオススメです。

 

 

ヒョウモントカゲモドキの飼い方

飼育環境

トカゲモドキは夜行性の種類が多く、物陰に隠れて生活することからあまり活発に動き回ることはありません。そのため体の2倍程度の大きさであればプラケースでも水槽でも飼育することができます。

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動きが鈍くガラス面を歩くことはないので脱走の心配もありません。管理温度は25℃前後になるようパネルヒーターや空調機を使用して保温するようにしてください。

 

蒸れに弱い面があるので風通しの良い飼育ケースで飼育するといいでしょう。しかし乾燥しすぎると脱皮不全に陥るためウェットシェルターを入れておくか湿ったスポンジなどを置いておくと湿度が上がって最適な飼育環境となるでしょう。

霧吹きをする場合は生体に直接かからないように注意しながら行ってください。

 

トカゲモドキは夜行性のため紫外線ライトやバスキングランプは必要ありませんが、爬虫類なので外気温に合わせて体温が変化しますので、低温になってしまうと消化不良を引き起こして弱ってしまいます。

しかし、夜間は若干低めの温度で管理しても問題ありません。紫外線を浴びない代わりにビタミン剤やカルシウム剤を餌にふりかけて与えることで体内では生成できない栄養素を補給させます。

 

週に一度程度は35℃前後の浅く張ったぬるま湯に入れてあげる温浴が便秘解消や体調を整えるのに効果的です。

温浴中に温度が低下しますので、温度計をチェックしながら30℃を下回るようなら温めたお湯に入れ替えるようにして10分程度つけておきます。

必ず頭が出るくらいの水量にして温浴後はすぐにタオルなどで拭いてあげましょう。排泄は3~4日に一度程度なので気づきにくいと思いますが、毎日チェックして確認次第取り除かないと悪臭の原因となって生体にダメージを与えてしまうことになります。

 

 

餌の与え方

トカゲモドキの食性は完全肉食性で冷凍ピンクマウスやコオロギ、デュビアといった栄養価の高い餌を一週間に2回ほど与えてください。

給餌頻度は幼体であるなら毎日与えるべきですが、大きくなると毎日食べないので無理やり与えずに食べるときだけ与えるようにしましょう。

専用の人工飼料が開発されて販売されているので試してみても良いでしょう。生餌をストックしておく場合は必ずトカゲモドキの目につかない場所で管理するようにしないとストレスの原因となってしまいます。

 

 

飼育上の注意点

お迎え直後はハンドリングすることが難しくストレスになってしまうので、まずはピンセットで給餌することから始めてください。

またシェルターに入って鑑賞できない問題が多く報告される通り、臆病な性格をしていますが、慣れるとシェルター以外の場所でも寝ることがあるのでムリやりシェルターから引きずり出すようなことはしないでください。

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