ブルーイグアナの飼い方|販売価格・餌・寿命は?

ブルーイグアナの特徴や飼い方について紹介します。

 

ブルーイグアナとは?

コロンビアやメキシコなど広い地域に生息しているグリーンイグアナの色覚異常個体として生まれた親同時をかけ合わせて固定した品種です。

グリーンイグアナ同様に全長2メートル近くにまで成長するためお部屋丸ごと飼育スペースとして与えるつもりでお迎えしなければいけません。

 

生息地では水辺の樹上で生活をしており、泳ぐことが得意なので危険を察知すると水に飛び込み身を守ります。

やや攻撃的な性格をしているため捕食されることは少ない反面、ペットとして飼育する場合はしっかりとしつけを行わなければ取り扱いに困ってしまいます。

 

ブルーイグアナは他の爬虫類よりも知能が高くトイレの場所を覚えたり自分の名前を記憶して反応する姿が観察でき、爬虫類を飼育したことがない方にも満足していただけるような特徴をもつトカゲと言えます。

ただしブルーに固定するために近縁の個体同士を掛け合わすことも多いため、個体にもよりますが病弱であったり短命になってしまう傾向はあります。

 

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販売価格

出典:DEBON 熱帯魚館

ブルーイグアナは5~10万円程度で販売されています。その年によって流通量が大きく変動するので販売価格が頻繁に変化します。

本種は生命力が強いのでそのまま日本に帰化してしまうこともありますので、しっかりと終生飼育できる飼育環境を整えてからお迎えしましょう。

 

 

寿命

ブルーイグアナの寿命は10年程度と言われていますが、病気に気をつけていればそれ以上生きることも多いようです。

爬虫類の痛覚は哺乳類と比べてかなり鈍いので何か身体に異変があっても見た目からは分からないことが多いので定期的に健康診断に行くことをお勧めします。

仮に痛みを感じたり空腹になって弱っていても弱体化したことを天敵に知られないように平静を装う習性があるので注意が必要です。

 

 

ブルーイグアナの飼い方

出典:DEBON 熱帯魚館

飼育環境

ブルーイグアナは昼行性で大量の紫外線を必要とします。また体温は外気温に左右されるためバスキングライトや暖房を設置しなければなりません。

お部屋の温度は26℃前後を保つようにしてホットスポットを35~40℃程度に設定します。

身体が大柄なためバスキングライトや紫外線ライトは一つで足りないことが多いので2~3個設置して全身に浴びられるようにしてください。

 

エアコンで温度管理をする場合は頻繁にオンオフするのではなく、稼働させ続けたほうが安心ですしそれほど電気代に違いはありません。樹上生活を送るので大きめの登木を設置してあげることが理想的ですが、なくても生活はできます。

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水浴びを好むので定期的に温浴をさせたりベランダやお庭で水浴びをさせるようにすると体調が整えられてストレス軽減に効果があります。本種は極端に乾燥している環境を嫌うので湿度を60~70%に保つよう心掛けてください。

 

加湿器などで湿度をあげることはもちろん、ブルーイグアナの体表が乾燥してきたと気づいた時に軽く霧吹きをしてあげることも大切です。霧吹きをする際は必ずカルキを抜いた水で行ってください。

放っておくと爪が鋭く伸びてきて引っかき傷を付けられてしまうので定期的に爪切りで短くするようにしましょう。幼体時から頻繁にハンドリングをすることで大きくなる前にある程度人間に慣れさせなければお世話が大変になります。

 

 

餌の与え方

出典:CANDLEブログ

ブルーイグアナの食性は草食です。特に暖かい地域の植物を与える必要はなく、スーパーや八百屋で販売されているような野菜を与えるだけで結構です。

またブルーイグアナ専用の人工飼料も販売されているので野菜の管理が面倒な方にオススメです。

稀にドッグフードや缶詰などの動物性の食べ物を口にする個体がいますが、本種は完全草食性なので、動物性蛋白質を摂取することで身体に不都合が生じる危険性があるため避けましょう。

 

 

飼育上の注意点

管理温度が低いと消化不良を引き起こして体内で摂食したものが腐り始めることもあるため毎日温度計をチェックする習慣を作りましょう。

繁殖期になると特にオスは凶暴になりやすいので注意して取り扱うようにしないと尻尾で叩かれてアザやミミズ腫れを付けられます。

 

爬虫類は基本的に人間に触れられることを嫌いますが、ブルーイグアナは無理にでも人間に慣れさせないと飼育できなくなるので頻繁に身体を触るようにしましょう。

イグアナは色彩感覚があるので色によって好き嫌いを決める個体も多く、毎日同じ野菜ばかり与えていると食べなくなったり、辛く感じ始めるのでなるべく色々な色の野菜やフルーツを与えるようにしましょう。

 

イグアナの歯は鋭く噛む力もそこそこあるので噛まれないように注意してください。

爬虫類の多くはサルモネラ菌に感染していることがあるので、イグアナを飼育しているお部屋での飲食や餌皿を台所の洗面台で洗うようなことは絶対にしないでください。

よく犬猫の飼育が禁止されている集合住宅で爬虫類は許可が出やすいからオススメされることがあるかと思いますが、イグアナは大型になり周囲の理解を得られにくいことも事実なので、必ず管理者や周辺住民に許可を取ってお迎えするようにしましょう。

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