トランスルーセントグラスキャットの飼育、寿命、餌は?

初めてこのトランスルーセントグラスキャットを見た方はびっくりする人が多いと思います。

体が透けていて骨格と内臓が見えていて独特な存在感を放っています。その存在は水槽の中に入れても注目となる事間違いなしです。

 

トランスルーセントグラスキャットの特徴

出典:熱帯魚・アクアリウム

トランスルーセントグラスキャットの魅力はなんといっても透明な体。ここが昔から変わらず人気の所で、餌を食べるとお腹が大きくなるのが見た目にわかります。

そしてナマズの仲間なので可愛いヒゲがあります。飼育をしてみればわかると思うのですが、水槽内を派手に動き回る事がないです。

 

殆ど一定の場所でひらひらと泳いでいて、餌の時間になると水槽内をウロウロと徘徊するくらいの運動量です。

トランスルーセントグラスキャットのような体が透けてる魚種に共通する事ですが、内臓が体の割に小さい事が特徴としてあげられます。

 

つまり一度の食事量で食べる量が少ないので給餌の回数を増やすか、しっかりとした栄養分を含んだ物をあげた方が上手に飼育できます。

それと夜行性であるので、朝に給餌するよりも夜に給餌をした方がよく食べます。

 

 

寿命

トランスルーセントグラスキャットの寿命は3年程と言われていますが、上手に飼育すればもう少し長生きさせる事も可能でしょう。

そのためにも痩せてしまった個体を買わないように、不安な方はネットや通販よりも実際の店舗で実物を確認して買った方がいいかもしれません。

販売価格

1匹あたりの価格ですが高くても500円を超える事はないでしょう。複数匹で飼う場合は1匹あたりの値段が抑えられるのでお得ですね。

3匹から5匹で1,500円程あれば手に入るのではないでしょうか。

 

 

トランスルーセントグラスキャットの飼育方法

出典:マイ 趣味ライフ

水温は26度のオートヒーターで問題なし、水質についても弱酸性から中性でこちらも定番の水質でしょう。

飼育難易度は若干高いと思います。各段に他の熱帯魚と比べて難しいという事はないのですが、独特な体の構造から導入当初の肌荒れを起こしやすい、他の飼育のしやすい熱帯魚と比べると痩せやすいというデメリットがあります。

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餌の与え方

あげる餌の種類ですがフレークタイプの物でも食べますし、粒が多少大きい物でも食べます。

ナマズの仲間である事から中層から低層を泳いでいる事が多い為、沈下性の餌だとよく食べてくれると思います。

キョーリンのキャットを小さく割っても良いと思いますし、コリドラス用のフードでもうまいこと食べてくれます。導入当初は赤虫で飼育してしっかりと太らせても良いですね。

 

 

 

混泳の相性

出典:Amazon

大きさは大きい物だと10㎝を超える事もありますが、性格はおとなしい為混泳に向いてる魚種でしょう。

逆にいえば大人しすぎて少しでも気の強いような魚がいると影に隠れてしまったり、餌を食べなくなって痩せてしまう可能性があります。

 

トランスルーセントグラスキャットは水槽の主役としては味気ないので、色味のある魚種を選ばれると水槽が華やかになります。

特に水槽の上部を泳ぐ種類のプラティやモーリーなども相性がいいですし、水草水槽だとポポンデッタレインボーやハニードワーフグラミィなども相性がいいですね。

 

 

飼育環境

出典:pepy

必要な水槽のサイズですが小さくても横幅が30㎝ほどは必要でしょう。

小さい水槽でも遊泳性が高くない為上手くいく場合もあるようですが、水質の変化量が大きい事と、体の大きさが大きくなる事を考えると小さい水槽はおすすめ出来ません。

 

流木を置いたり石を置いたりして、複雑にレイアウトを組むと探すのが面白いかもしれません。

本種は水槽の底の方で複数匹で固まって泳ぐ種類なので、複数匹で導入するのが上手に飼うコツです。

単独で飼育するといつの間にか痩せてしまって死なせてしまう事もあると思います。複数匹で泳ぐ事で安心するようです。

 

 

なりやすい病気

トランスルーセントグラスキャットのかかりやすい病気は白点病です。

やはり体の独特な構造上、環境の変化を敏感に感じ取るので買ってきた場所と自宅の水槽間の水質の変化で特に出やすいようです。導入当初は気を付けましょう。

 

トランスルーセントグラスキャットの繁殖ですが、ほとんど実例がない事から繁殖はほぼ不可能です。

問屋も野生から採取してきた個体を販売してるので、まず繁殖が視野に入る事はないでしょう。

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