ケラマハナダイの飼育方法|混泳、餌、販売価格は?

ハナダイの中では地味な印象を受けるのがケラマハナダイ。しかし、サンゴ水槽などで混泳させたときに非常に美しく上品な色合いを持つ事に気づくでしょう。

 

ケラマハナダイとは?

出典:アクアギフト

特徴

ケラマハナダイはインド洋や太平洋に生息していて、体調は10㎝から15㎝程にまで成長するやや大型のハナダイになります。

特徴は体がやや大型化する所と、ハナダイの中では淡い色のピンクで主張が強くなく上品な色合いも持つ事です。また尾ひれにはスポットで赤色が入ります。

 

海水魚の中では珍しく婚姻色を持ち、オス個体の婚姻色は実に美しく本当に同じオスかと思うくらいに色が違います。

体の色がピンクだったものが白く変わっていきます、コントラストが強くなり、一度飼育をしてみるとこの魅力に引き込まれるでしょう。

オスとメスで色のそこまで差はありませんが、見ていて若干地味な印象を受けますが、野生化でも小さな群れを作って暮らしているくらいですので、オスがよく目立ち引き立て役に絶好だとも言えます。

 

スポンサーリンク

寿命

ケラマハナダイの寿命については推定で5年程になると思われます。群栄で泳がせることも多いので、びっくりして飛び出たりする事故死が多いようです。しっかりとフタをして飼育をしてあげると寿命まで飼育をする事が出来るでしょう。

 

 

販売価格

ケラマハナダイの価格については、1匹1,000円から1,500円程度になる場合が多く、数を多くして買うと1匹1,000円未満になることもしばしば。

入荷時期等も特になく常に供給があるので、ハナダイの中でも入手難易度は低いでしょう。ネット通販で買う場合と実際の店舗で買う場合と両方あると思いますが、状態も変わらない場合が多いので特に気にする事なく手に入れやすい方で購入された方が良いかもしれません。

 

 

ケラマハナダイの飼育方法

水温と水質

ケラマハナダイの水温は23度から26度くらいになります。通常の熱帯魚のなかでは水温が低めですが、海水魚の中だとよくある水温です。

続いて水質の方ですが、ハナダイの中では水質汚染にも強く、飼育がしやすい部類になるでしょう。特に気を付けるような事はありません。

 

 

混泳

ケラマハナダイの混泳についてですが、性格が大人しく攻撃的ではないため混泳に向いてると言えますが、オス同士の場合は小競り合いをする可能性が高いためオスは水槽内に1匹の方が安全です。

メスの場合は全く問題ないため同種同士の複数飼育も可能です。

 

他種の場合は攻撃性がない種類であればほとんど混泳が出来ます。あまりにも小さい場合はつっつく場合があるので大きさだけ気を付けてください。

スポンサーリンク

定番のスズメダイとの混泳も相性がよくカクレクマノミなども混泳できますし、セナキルリスズメダイなどは青色と黄色がケラマハナダイとの色味の対比で楽しめて良いのではないでしょうか。

 

ヤッコも混泳相手としては良く、大型ヤッコや1匹泳いでいる水槽にハナダイが複数で飼育されている水槽をよく見かける事が出来ると思います。

大型ヤッコは色彩的に派手なものが多く青色と黄色の組み合わせの物が多いため、ハナダイのピンクが非常に栄えます。

 

 

サンゴとの相性

ケラマハナダイのサンゴとの相性ですが、相性は非常によくサンゴ側からもサンゴ側への影響もないため混泳を楽しむ事が出来ます。

特に混泳をするうえで、ソフトコーラルが相性がよいです、理由としてはケラマハナダイを群栄で泳がせた場合でも水質の汚染に耐えてくれる種類が比較的多い事からです。

ミドリイシなどの水質にうるさいサンゴの場合はケラマハナダイ側が大丈夫でもサンゴ側がダメになってしまう場合があるので、その点は注意が必要でしょう、

 

 

水槽

ケラマハナダイの飼育に必要な水槽の大きさですが、大きさが大型化する所と数を泳がせて飼育する事を考えると60㎝はあった方が安全に飼育が出来ます。

水質の悪化に耐えてくれる事から油断しがちですが水槽の大きさは注意した方が良いです、特にサンゴとの混泳の場合は90㎝クラスの大型水槽でも良いくらいです。

 

 

餌の与え方

ケラマハナダイの餌についてですが、野生化ではプランクトンを捕食しています。食性としては雑食性に近く、動物性たんぱく質を確保する事が大事でしょう。

餌付けに関していえば、難しい種類ではなく、水槽に慣れてくれば人工飼料でも勝手につつきはじめる事が多いです。

 

稀に餌付きにくい個体もいますが、その場合は水槽に慣れていないか水質の悪化などのケラマハナダイの体調を疑った方が良いでしょう。

それでも食べない時は冷凍餌から慣らしていくしかありませんが、まずは待ってみると言いかもしれません。

 

 

なりやすい病気

ケラマハナダイの病気については、特に気を付けるような特徴はありませんが水質汚染による目の濁りがあるようです。水換えをしっかりと行って水質汚染には気を付けてください。

その他には海水魚でよく見られる白点病などもありますが、導入初期や体が弱ってくるとかかりやすい傾向にあります。しっかりと餌を与えて管理をしてあげれば予防は出来そうです。

スポンサーリンク