コーヒービーンテトラの飼育方法|混泳、寿命は?

コーヒービーンテトラはまだまだマイナーな種類であり、飼育者も少なく値段も普通のカラシン等に比べると高価です。そんな中で雑誌でも特集が組まれたりして、アクアリウム界でも少しずつ名前が広がってきています。

 

コーヒービーンテトラとは?

出典:ノーザンみしま(Norzan Mishima)最新入荷情報

特徴

原産地はブラジル、成長すると体の大きさは5㎝程度になります。コーヒービーンテトラの特徴は、名前の通りに体に入っているコーヒー豆のような大きな黒点ではないでしょうか。

その他にも似たような模様を特徴として持つ熱帯魚もいるのですが、本種の場合はこの黒点のみが体に出ていて他の模様がなく、この特徴をより強く感じる事が出来ます。

 

この黒点の部分に注目されがちですが、色味としては背びれにある黄色も特徴であり、しっかりとコーヒービーンテトラを飼い込む事によって色味が強くなってきます。体もうっすらと青みがかり、この色が非常に美しいです。

体が若干透けていて背骨が見えるような特徴を持つ熱帯魚でもあります。熱帯魚の中では登場も比較的新しく、まだまだアクアリスト達に広まっていません、これから有名になっていくかもしれませんね。

 

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寿命

コーヒービーンテトラの寿命は2年から4年程度、小型カラシンの寿命として妥当、といったところでしょうか。飼育が難しいという事もなく、餌もなんでも食べてくれる事から寿命をまっとうしてくれそうです。

 

 

販売価格

コーヒービーンテトラの価格ですが、まだまだ流通量から値段は高く700円から1000円くらいになる場合が多いでしょう。

通常のショップにいけば在庫として持っていない可能性が高く、専門店や大型のショップにいかないと、なかなか見つける事が出来ないかもしれません。

近くにそのようなショップがない場合はあきらめて通販で購入をする事をおすすめします。
状態としましても実際のショップで飼う場合とほとんど違いはないと思われます。

 

 

コーヒービーンテトラの飼育方法

水温と水質

コーヒービーンテトラの水温は24度から27度程度。適応範囲としては、あんまり広くはありません。

オートヒーターで十分に飼育は可能ですが、低水温に弱いのでヒーター切れには気を付けましょう。水質の方は。弱酸性から中性まで。

こちらは比較的通常の熱帯魚と同じような環境を用意してあげれば飼育は容易ですので、気を付ける必要はないでしょう。

 

 

混泳

コーヒービーンテトラの性格は比較的おとなしい種類であるため、混泳には向いていると思われますが、個体によっては若干気の強い物もいたりするため、様子を見てから混泳を行った方がよさそうです。

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本種は飼い込みを行っていれば非常に美しい熱帯魚である事に間違いはないのですが、いかんせん一番最初は地味めな印象を受けるため、多少色味の強い種類と混泳させると水景がにぎやかになる事でしょう。

 

例えば、レッドファントムテトラだと性格もおとなしく体高もあり、色味も美しくて良いでしょうし、無難にカージナルテトラなどでも水槽内を彩る事が出来るでしょう。

底物であるコリドラスも良いですが、コリドラスも定番種のコリドラスよりは、多少変わり目のあるインパクトの強い個体を入れた方が水景としてバランスが取れそうです。

 

 

水草との相性

水草との相性は非常に良いです。水草をつつく事もなく、改良品種でもないので非常になめらかに水景に溶け込んでくれるでしょう。

アメリカンスプライトなどの背丈の高くて、葉のしっかりとしたタイプの水草だと簡単に育成してくれますし、コーヒービーンテトラとの色味もあってくれる事でしょう。

定番のアナカリスでも十分に水景として楽しめます。赤色の水草でも良いですが、コーヒービーンテトラの存在が薄れてしまわないように注意した方がよさそうです。

 

 

水槽

コーヒービーンテトラに必要な水槽の大きさとしては20㎝の小型水槽でも飼育が可能です。
数としては20㎝程度で5匹から7匹程度、45㎝や60㎝の中型水槽で25匹から40匹程度になるでしょう。

水景としてコーヒービーンテトラだけを飼う方は少ないと思うので色々な熱帯魚を飼う事を考えると実際の数は表記した数の半分くらいが目安となります。

 

 

餌の与え方

コーヒービーンテトラの餌は、選り好みなくなんでも食べてくれる事から通常のフレークタイプのフードでも良いです。

こちらもカラシン専用のフードを与えると調子よく育ちますし、綺麗な色を表現してくれることでしょう。また、赤虫等の冷凍餌も時々与えると痩せる事なく順調に育ってくれるでしょう。

 

 

なりやすい病気

コーヒービーンテトラの病気についてですが、特に気を付けるような病気はなく、白点病くらいでしょう。

水質が悪かったり、輸送でストレスがかかっていたりすると白点病を発症しやすいので、その点だけは気を付けてください。

 

 

 

繁殖

不可能な種類ではなく、頑張れば可能でしょう。オスとメスでペアを形成したら落ち着いた環境で飼育をしましょう。水草を多めに入れる事は必須です。

しばらくするとばらまくようにして卵を産むので様子を見守ってください。稚魚が出てきたらブラインシュリンプを与えましょう。

 

 

まとめ

コーヒービーンテトラを飼育してみるとわかる渋み。熟練のアクアリストにハマるのではないでしょうか。

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