エンペラーテトラの飼育方法|混泳、寿命は?

綺麗な色になるまで時間が必要である飼い込みが必要な事から中級者から上級者に人気のあるエンペラーテトラ。アクアリウムショップでは、まず一番きれいな状態を見る事は不可能でしょう。

 

エンペラーテトラとは?

出典:Wikipedia

特徴

エンペラーテトラの原産地はコロンビアです。大きさは5㎝ほどにしかならず、小型熱帯魚に分類されます。定番種ではありますが、扱っているショップと扱っていないショップとあるので、下見をしても良いでしょう。

まずショップで綺麗な状態を見る事は、まず出来ないと思った方が良いです。入荷した時は地味でぼんやりと色がついているくらいの状態ですので、他の熱帯魚に存在感が負けてしまいます。

 

ですが、実際に飼ってみるとわかる、飼い込んでいくに従って非常に美しく劇的な変化を見せてくれます。

ぼんやりと青色だったものがはっきりとしたメタリックな青色に変化し、ヒレの上に乗っかる黄色味との対比が見る物を魅了します。もちろん体の中央を通る一本線の黒色も魅力的です。

目の周りもメタリックな青色に光って見えます。このように飼い込んでいけば非常に魅力的な熱帯魚に変わっていくのですが、飼い込まないと美しい姿が見れない事から人気がいまいちな印象が強いです。

 

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寿命

エンペラーテトラの寿命は3年から3年程度になります。飼育も難しくなる強健な種類ですので、よっぽどの事がない限りは寿命をまっとうしてくれそうです。

 

 

販売価格

エンペラーテトラの販売価格は1匹200円から300円程度になる事が多いです。

通販で買うとお安く手に入れる事が出来ますが、実際のショップに行くと色味が出てるエンペラーテトラを選ぶ事が出来たり、レイアウト水槽内にいる色味がすでに出ている個体を選ぶ事が出来るかもしれませんので、実際にショップに行ってみてから購入をすると良いでしょう。

 

 

エンペラーテトラの飼育方法

水温と水質

エンペラーテトラの適正な水温は、22度から26度です。水温の適応能力が高いため、そこまで気にする必要はありません。しかし、多少水温が低いくらいの方が調子がよく飼えそうです。

適正な水質は弱酸性から中性です。アルカリ性に水質が傾くようなサンゴ砂を入れなければ全く問題なく飼育する事が出来ます。

 

 

混泳

エンペラーテトラを混泳させるのは難しくなく、十分に混泳が可能な種類でしょう。多少気が強い部分もありますが、小魚同士の小競り合いくらいなのでボロボロにしてしまったり、食べてしまうような事はありません。

エンペラーテトラが飼い込んでいくと青色に変化する事からラスボラヘテロモルファや、チェリーバーブ等の赤みが強い種類を入れると水槽に彩りが出そうです。

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低層魚も定番として混泳させています。最初の地味な状態をカバーしたいのであれば、グッピーやプラティなどの色物と呼ばれる色彩が強い種類を混泳させると最初から水景を楽しめそうです。

 

 

水草との相性

エンペラーテトラの水草との相性はとても良いです。

グッピーやプラティなどの色物だと水景としては不自然な色合いを感じる方もいますが、エンペラーテトラの自然な風合いの青色は水草との親和性も高く、群栄で泳がせるとなおさら綺麗で栄えます。

背丈の低い水草だとサジタリアなど、背丈の高い水草だとロタラやバコパでもよさそうです。赤い水草だと色が全く違うので、お互いを引き立てあうような水景が作れるでしょう。

 

 

水槽

エンペラーテトラに必要な水槽の大きさですが、必要最低限なサイズとしては20㎝くらいになるでしょう。

多くの方が数を多めに入れて群栄で泳がせている場合が多いため、群栄で泳がせる場合は60㎝は確保しておいた方がよいでしょう。60㎝で20匹から30匹ほどは泳がせることが出来ます。

大型水槽で90㎝以上で泳がせる場合は,混泳も出来る事から、色んな種類の熱帯魚との混泳をしつつ、30匹ほどの数で飼育をすると水景を楽しむ事が出来るでしょう。

餌の与え方

エンペラーテトラの餌についてですが、エンペラーテトラの場合雑食性が強く、より好みをせずに何でも食べる事から一般的なフレークタイプのフードで問題ありません。

テトラや、キョーリンのフードを与えている方が多いのではないでしょうか。

 

その他のフードとしてカラシン専用のフードを与えると成長も健全に行われ、色味もはっきりとしてくると思われます。

赤虫等も有効的で、水槽導入したばかりの時や痩せてる個体を発見した場合に与えると良いでしょう。

 

 

なりやすい病気

エンペラーテトラがかかりやすい病気はほとんどありませんが、白点病に加えて尾腐れ病も見られるようです。

白点病も尾腐れ病も通常しっかりと飼育をしていれば、ほとんど見る機会はないと思いますが、油断していると病気になってしまうので注意しましょう。

尾腐れ病に関しては、必ず薬を使わないと治りませんので、グリーンFゴールドなどの細菌に効き目があるものを選んでください。

 

 

 

繁殖

エンペラーテトラの繁殖は簡単ではありませんが、可能です。オスとメスが水槽内にいる事を確認したうえで、落ち着いた環境で飼育をします。

産卵をした事が確認出来たら、焦らずに数日放置しておきましょう。稚魚が生まれてきた場合親に食べられる可能性があるので、その点だけは用心してください。

 

 

まとめ

エンペラーテトラも飼い込む事で非常に美しくなる熱帯魚です。ぜひ水槽に導入してみてください。

 

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