数多くのアクアリウムショップでも扱っていますが、なかなか魅力に気づかれないのがグリーンファイヤーテトラ。非常に美しく、飼育も簡単で初心者でも大丈夫です。
グリーンファイヤーテトラとは?
出典:Weblio辞書
特徴
グリーンファイヤーテトラの原産地はパラグアイです。体長は4㎝から5㎝程度に育ちます。淡いグリーンが体全体に広がっていて、腹部から尾ひれにかけて濃い赤で表現が浮き出ています。
1匹の熱帯魚で2色の強いコントラストが味わえるのが本種の1番の魅力なのではないでしょうか。なかなか他の小型熱帯魚では見る事が出来ません。
特に腹部の赤みが特徴的で水槽内でも目立つ存在ですが、水質が悪かったりグリーンファイヤーテトラの調子が悪いとなかなか綺麗に表現してくれません。
この赤みを表現させる事が出来ると水槽内の水が調子が良い、という見分けが付くのではないでしょうか。
赤みが目立つぶん、体の方に広がる緑の方を忘れがちですが、この淡い緑部分もメタリックなグリーンで非常に心を掴まれます。え
体型に関しても細身のカラシンらしい体型です。群栄にして泳がせると非常に栄えそうです。
寿命
グリーンファイヤーテトラの寿命は2年から3年程度です。小型カラシンの中では短い方になると思います。強健な種類である事から、飼育は難しい事なくしっかりと飼育をする事が可能なので、寿命をまっとうしてくれる事でしょう。
販売価格
グリーンファイヤーテトラの価格は1匹100円から150円程度になると思います。
定番種と呼ばれる種類になるため、だいたいのショップに在庫として持っていると思いますが、定番種の中でも人気がある種類ではないため、小さいショップだと在庫として持っていない可能性があります。
近くのショップが小さい場合はネットショップで手に入れる方が確実でしょう。
グリーンファイヤーテトラの飼育方法
水質
グリーンファイヤーテトラの水質は弱酸性から中性で、なるべく水質を弱酸性で飼育すると発色が良く綺麗に飼う事が出来ます。特に腹部の赤みは水質に影響されます。
それでは水温の方はというと、20度から28度前後と比較的低水温での飼育も可能で、適応水温が幅広いので、特に気を付ける事はなさそうです。水温の方も多少低めなくらいの方が調子がよさそうです。
混泳
グリーンファイヤーテトラの性格は大人しく水槽内でも混泳しやすい性格です。
そのため、極端に大きな熱帯魚や攻撃的な性格の熱帯魚以外との混泳には向いているといえます。
グリーンファイヤーテトラが緑と赤と両方の特徴を持つ熱帯魚のため、ネオンテトラなどの青みがある熱帯魚を選別すると水槽内での色どりを楽しめると思います。
その他にもチェリーバーブなどの赤みを基調とした色彩を入れても良いですし。カージナルテトラの赤みと青みが両方が楽しめる種類を入れても良いですね。
水草との相性
水草との相性は非常によく、色んな種類の水草を選定する事が出来ますが、グリーンファイヤーテトラの緑が淡い色のため、濃いめの緑の水草を選ぶと違いが出て水景として楽しめるようになります。
例えばバコパなどの水草は緑というよりは黄緑に近いのですが、ミクロソリウムは緑が強いので、お互いに干渉せずに水景として面白くなります。
逆に赤色の強い水草よりはルドヴィジアなどの多少オレンジに近いような水草の方がグリーンファイヤーテトラとの違いが楽しめそうです。
水槽
グリーンファイヤーテトラの育成に必要な水槽の大きさは、20程度の小型水槽があれは十分に育成が可能です。20㎝程度の大きさの水槽の場合は5匹から7匹程度の押さえて飼育をすると上手に飼育をする事が可能でしょう。
もう少し大きい水槽のサイズにして45㎝だと20匹から25匹程度は飼育をする事が可能です。60㎝だと30から40匹は飼育が可能になります。
グリーンファイヤーテトラを飼育してる方の多くが小型水槽で飼育をしているかレイアウト水槽で飼育をしてる方が多いので、群栄を作って泳がせて水景を楽しんでいるようです。
餌の与え方
グリーンファイヤーテトラに必要な餌は、一般的なフレークタイプのフードで良いです。餌付けも特に苦労する事なく、選り好みする事もないでしょう。
グリーンファイヤーテトラの植生が雑食性である事から特に神経質になる必要はなく、赤虫等の餌でもよく食べてくれます。
痩せた個体には特に有効的でしょう。水質の悪化を招く事から餌のあげすぎには気を付けましょう。
繁殖
グリーンファイヤーテトラの繁殖は可能です。水槽内に水草を多めに入れて、落ち着いた環境を用意しましょう。
しばらくすると卵をばらまくようにして水槽内に産み落とします。その後にふ化をしたら1週間程度で泳ぎ始めるので親用の餌を小さく砕いて与えてください。
体が大きくなりはじめたら、親用の餌でよいでしょう。
まとめ
グリーンファイヤーテトラは定番種でありながらも、人気がイマイチありません。魅力に気づかれにくいのですが、しっかりと飼育をしていれば魅力に気付く事でしょう。