ゴリラの飼育方法|販売価格・寿命・性格・餌は?

人と会話ができるゴリラがいると話題になったり子育てをするイケメンゴリラがSNSでバズるなど人々を魅了して止まないゴリラ。

現在は保護対象となっているにも関わらず密漁が絶えないことから生息数が減少しており珍しい生き物として扱われるようになりました。

日本国内では販売されることはほとんどありませんが、海外では稀に出品されていることも多く研究目的で飼育されていることがあります。ゴリラをお迎えする前に知っておくべきことをご紹介したいと思います。

 

ゴリラとは?

ヒト科に分類される陸棲哺乳類の一種でウガンダやナイジェリアなど比較的温暖な地域に生息しています。大きさは170cm前後と成人男性と同程度の体長ですが、非常に筋肉質で握力は500kg以上といわれています。

ゴリラの血液型はヒトの血液型とは異なるものとなりますが、あえて当てはめると全てB型となります。

本種は筋肉質なため肉食と勘違いされやすいようですが、実は植物食メインの雑食性で肉食と言ってもアリなどの小さな昆虫類しか摂取しません。

 

そのため人間が筋肉を作るために肉が必要というのは誤認識であるという意見もあり、ビーガンでも強靭な肉体は手に入ると言われるようになりました。

ゴリラは家族を大切にする社会性のある動物で両親が子育てを行いオスは外敵から家族を守る役割を果たします。

 

本種にとって天敵はあまり多くありませんが、ヒョウや人間は特に危害を加える危険性が高く生息数が減少する原因となっています。

短距離であれば2足歩行することもできるようですが、基本は「ナックルウォーキング」と呼ばれる4足歩行を行います。

 

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性格

実は神経質な性格をしておりちょっとしたストレスでも下痢を引き起こすことがあるほど繊細な生き物です。

一般的に凶暴なイメージを持たれがちなゴリラですが、特に人間から攻撃を加えない限り襲うことはなく十分にコミュニケーションを取ることが可能と言えます。

実際にゴリラを飼育していた研究所では手話をゴリラに教えて会話をしていた事例もあり、非常に頭が良いこともわかりました。

 

 

寿命

ゴリラの寿命は約50年です。それほど天敵が存在せず、子どもも親に守られながら育つことから他の動物よりも生存率は高いでしょう。

飼育下ではなるべくストレスを与えることなくのびのびと飼育してあげることが長寿の秘訣といえるのではないでしょうか。

 

 

販売価格

ゴリラは希少性が高く保護対象となっているため購入することは非常に難しいでしょう。運良く販売先を見つけられても1億円近い価格で取引されているため素人には手が出しづらいと思います。

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加えて「特定動物」と言われる人命が脅かされる危険性のある動物として指定されているため各都道府県知事の許可がなければ飼育することは不可能でしょう。

安全対策を施された飼育環境を用意して事業目的に許可を申請する場合は通ることも多いと想像が付きますが、一個人で飼育するために許可がおりることはまずないでしょう。

 

 

ゴリラの飼育方法

ゴリラは立体的に移動することもあるため飼育環境も高さのある場所や洞窟のような隠れ家など様々な場所を準備する必要があります。また屋外と室内を自由に出入りできるようにしておくとストレスが軽減されるでしょう。

本種は雨に当たることがあまり好きではなく体温低下の恐れもあるため雨宿りができる場所はしっかりと確保してください。興奮すると防弾ガラスでさえもヒビが入るほど強烈な打撃を繰り出すため安全対策はしっかりと行うようにしましょう。

 

物を投げつけたりドラミングをするなど大きな音を出すため近隣住民に迷惑となる可能性があるため注意してください。飼育環境内に巨大な樹木を植えておくと木登りをする姿が観察でき、草木が非常食やおやつ代わりになるためオススメです。

清掃するときは安全第一でゴリラを屋内清掃の場合は屋外へ隔離しておくなどしてヒトと接触しないように工夫することが大切です。

 

似ているからとオランウータンやチンパンジーと同居させることは争いの原因となる可能性が高いため避けましょう。またオスゴリラを複数匹同居させることもお勧めできません。

トラやヒョウなど天敵となりうる動物がゴリラの飼育環境から見える場所に設置するとストレスとなる可能性があるため必ずそれぞれが見えない場所で飼育してください。

 

 

餌の与え方

ゴリラの主食は野菜や果物です。水分を多分に含んだ草や野菜、果物を好みますが、木の皮などの繊維質も好んで摂取します。

シロアリなども摂取するそうですが、摂食する木に付着しているものを口にするだけなのか好んで摂取するのかは不明です。

 

 

飼育上の注意点

一般的な動物病院に勤務する獣医師ではゴリラの診察ができないため必ず専門の獣医師を雇う必要があります。

野菜や果物は腐りやすく日持ちしないため一度に大量購入することは避けて、なるべく新鮮なものを与えるようにしてください。

排泄物などを放置しておくと異臭や虫が湧く原因となり生体へのダメージも少なからず出てきますのでなるべく毎日掃除するようにしましょう。

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