コキンチョウの飼育方法|繁殖、餌、性格は?

カラフルな鳥と言うとインコを思い浮かべますが、文鳥や十姉妹などの仲間であるコキンチョウも、とても綺麗な体の色をしています。あまり一般的なペットではありませんが、熱狂的なファンの多い鳥です。コキンチョウの特徴、飼う上での注意点などをお伝えします。

 

コキンチョウの特徴とは?

大きさなどの特徴

スズメ目カエデチョウ科の小鳥です。文鳥などと同じく、フィンチと呼ばれる仲間です。

  • 体長:13〜15㎝
  • 体重:約18〜20g

の小さな鳥です。フィンチ類には珍しく、とてもカラフルです。世界で最も美しいフィンチと言われています。頭の色が黒いクロコキン、赤いアカコキン、黄色いキコキンの3種類がいます。

 

キコキンは非常に珍しく、3000羽に1羽の割合しかいないようです。それぞれの色変わり個体もおり、カラーバリエーションも豊富です。

幼鳥は地味で、灰色や薄い緑色の体です。オーストラリア北部、北西部に生息していますが、生息地の破壊、ペットとしての乱獲などが原因で生息数は減少しています。

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販売価格や寿命

寿命は5〜7年とされています。

販売価格はノーマルカラーで1万〜15000円程、ブルーやホワイトなど色変わり品種は2万円以上の値段になります。新しいカラーだと何十万円もすることがあるようです。

 

なつきにくい性格?

臆病な性格の子が多く、無理に触ったりスキンシップをとろうとすると大きなストレスを与えてしまう可能性大です。雛から育てれば手乗りにすることも可能ですが、コキンチョウの雛がショップで売られていることはほとんどありません。

しかし大人になってから手乗りにするのは大変です。どうしても手乗りにしたければ、自宅で繁殖させて雛を人間の手で育てるか、ブリーダーさんや自宅で繁殖されている方から雛を譲ってもらうしかなさそうです。

 

 

コキンチョウの飼育方法

飼育に必要なもの

体が小さいので大きなカゴでなくても飼育できますが、運動を好む習性があるので広めのカゴの方が良いでしょう。止まり木、餌入れなどの用品は他のフィンチ類と同様で問題ありません。

フィンチを飼ったことがある方なら用品選びは容易にできます。基本的な飼育方法は他のフィンチ類と同じと思って良いでしょう。

 

温度

コキンチョウはオーストラリアの温暖な地域に生息しているため、とても寒さに弱いです。冬だけでなく、秋や春の朝晩の冷え込みにも十分注意してください。

常に25度以上に保てるようにするのが安心です。15度を下回ると体調を崩し、10度を下回る日が続くと健康な成鳥でも亡くなってしまう可能性が高いので注意してください。

この温度管理の難しさは他のフィンチとの大きな違いであり、飼育が一般的にならない理由ともなっていそうです。また環境の変化やストレスにとても弱く、体調を崩しやすいので注意が必要です。静かな環境で飼育し、馴れていない子を無理に触ろうとはしないでください。

 

気嚢ダニに注意

気嚢ダニは、気管や気嚢、肺などの呼吸器で生活し、呼吸器に炎症を引き起こすダニです。

呼吸時に異常な音がする、声が出なくなったり声が変わる、口を開けて尾羽を上下に動かしながら苦しそうに呼吸するなどの症状が現れ、重症の場合肺炎やダニで呼吸器が塞がれ死亡することもあります。

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コキンチョウは特に気嚢ダニがつきやすいとされています。原産国のオーストラリアでの個体数の減少も、気嚢ダニの大量繁殖が原因ではないかとの考えもあります。

コキンチョウを飼育する場合、常に呼吸が正常かチェックし、異常があれば病院に連れて行くのはもちろん、異常がなくても定期的に健康診断を受けた方が良いでしょう。

 

餌の与え方

食事面では他の鳥とほとんど違いはありませんので、難しく考えなくて大丈夫です。他のフィンチ類と同様、アワ、キビ、ヒエのミックスシードで飼育できます。副食として青菜、ボレー粉やカトルボーンもしっかり与えてください。

体が小さいのでボレー粉を食べれない場合があります。食べれているか確認し、食べれないようなら細かく砕いて与える、カトルボーンの柔らかい部分を食べさせるようにしてください。

繁殖を考えるのであれば、繁殖期にはエッグフード、粟玉、ボレー粉を多く与えるようにしましょう。

 

繁殖

日本で飼われているコキンチョウは、子育てがあまり上手でない子が多いと言われています。その為、親鳥が抱卵しない場合、子育てがとても上手な十姉妹に代わりに育ててもらう方法を使うことができ、この方法が一般的となっています。

しかし、この方法で育てられると、自分で抱卵や子育てをしないコキンチョウが増えると言われています。また、コキンチョウのヒナの口には、ダイヤモンドと呼ばれる光る肉塊がついています。

 

このダイヤモンドのおかげで親鳥が暗い巣の中でもヒナに餌を与えられます。ヒナは首を振り、親鳥は動くダイヤモンドを見て、ヒナの口の正確な場所を把握します。

しかし十姉妹など他の鳥はヒナの首振りによるダイヤモンドの動きに対応できません。そのため上手く餌を与えることができず、子育てが失敗しやすいとも言われています。

 

これらのことを考えると、十姉妹を使うよりも、コキンチョウに自ら抱卵、子育てをさせた方が良いと言えます。血統により、子育ての上手、下手が分かれますので、コキンチョウの繁殖を考えるのであれば、ブリーダーさんから子育ての上手な血統の子を譲ってもらうのが良いでしょう。

海外ではコキンチョウは繁殖が容易にできる種類とされているようです。

 

実際に海外ではペットとして飼われていたコキンチョウが逃げ出し、野生で繁殖している箇所がたくさんあることから、元々の繁殖能力は高いと言えます。

コキンチョウは種として繁殖が苦手なのではなく、日本人が十姉妹を仮親にして育てることが多いため、日本のコキンチョウのみが繁殖が苦手になっていると言えるのです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?見た目は申し分ない美しさですが、温度管理の難しさ、懐きにくさ、繁殖が苦手なことから一般的にならないのかも知れませんね。

自力で子育てできるコキンチョウが増え、手乗りに育てやすくなればもっと一般的なペットになり、コキンチョウの魅力が多くの方に伝わるのではないかと思います。

これからコキンチョウを繁殖させようと考えている方は是非、十姉妹などを仮親にするのではなく、コキンチョウ自身に育てさせてみてください。

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