ミニマヒメカメレオンの飼い方｜世界一小さいカメレオン

非常に小さく可愛らしい見た目のミニマヒメカメレオンを飼いたいという人は多く、憧れの爬虫類です。

世界最小として有名なミニマヒメカメレオンの気になる飼育方法や基本的な特徴をご紹介しようと思います。

ミニマヒメカメレオンの特徴とは？

マダガスカル原産の体長３センチ前後までしか成長しないヒメカメレオンの一種です。ミニマヒメカメレオンは世界最小と言われていますが、ミクロヒメカメレオンという同じく超小型のカメレオンと同じぐらいの大きさで最小を競っています。

一般的なカメレオンは周囲の環境と擬態してじっとしていることが多いのですが、ミニマヒメカメレオンは比較的活発に動く種類で地上に落ちている木の枝や葉っぱを歩きまわります。

また単独飼育を好み、ミニマヒメカメレオン同士ある程度離れて生活をしているようです。マダガスカルには他にも４種ほど超小型カメレオンが生息しているようなので、これからの流通が楽しみです。

本種は問題なく国内で飼育できますので、その飼育方法や餌などを見ていきましょう。

基本的にヒメカメレオンは飼育が難しく繁殖個体も少ないことから高めの値段がつきます。目安としては２~５万円程度は用意しておくべきでしょう。

爬虫類専門店で稀にヒメカメレオン類が入荷されますので、定期的にチェックしているとミニマヒメカメレオンが販売されているかもしれません。

本種は発見されて日が浅いため明確な寿命は不明ですが、５ヶ月で死んでしまうラボーズカメレオンなどカメレオンは短命な種類が多いので、ミニマヒメカメレオンもあまり長くはないでしょう。

爬虫類の小型化は資源不足に対応するために代謝量を減らしたり、性成熟を早めて子孫の数を増やすことが目的です。ただ繁殖難易度は相当高いようなので、短期間の観察で飼育を終えてしまう可能性が高いでしょう。

ミニマヒメカメレオンは活発な種類なので、枝木を立体的にレイアウトした４５cm規格以上のケージで飼育します。ただ地上で過ごすことが多いので十分に歩けるスペースも必要です。

蒸れすぎるのはよくありませんので、水槽よりも風通しの良い爬虫類用のケージを利用すると良いでしょう。

ただ保温球などを入れる隙間から脱走される可能性があるので何かしらの対策は必要です。冬季はパネルヒーターと紫外線ライトを使用して温度勾配ができるように配置します。

あまり高温にならないように気をつけながら２５℃前後に調節して夜間は２０℃前後にまで下げます。

床材にはミズゴケやヤシガラなどの保湿性のあるものを利用してもいいですし、生息地の環境に近づけるために腐葉土を敷いても良いでしょう。本種は落ち葉に擬態していることも多いので、保湿効果も期待できますし数枚置いておいても良いかもしれません。

身体が小さい分病気や体調不良に耐えることができませんので、温度管理と湿度管理は非常に神経質にならなければいけません。霧吹きをする際は思い切って湿らせすぎたと思うぐらいが丁度いいでしょう。初期費用は大体

飼育下では翅を取り除いたハエや蚊、アブラムシなど小さな活餌を与えます。カメレオンは動くものに反応するので締めずに与えましょう。

水に関してもエアレーションで動かす必要がありますが、ミニマヒメカメレオンは小さいためエアーの弱いものを利用します。

本種は縄張り意識が強く単独行動かつ生体同士離れて生活をしているので、飼育下においても単独飼育が好ましいでしょう。

繁殖に挑戦する場合はペアで飼育しても良いかもしれません。繁殖に成功してCBを大量に流通させることができれば一大ブームが巻き起こることでしょう。