ソメワケササクレヤモリの飼い方|販売価格、寿命は?

クリっと大きな目と丸っこい指が可愛らしいソメワケササクレヤモリ。

夜行性のため飼育に必要な道具が少なくて済み、丈夫で繁殖力も強いことから日本においてもペットヤモリとして人気を博しています。ソメワケササクレヤモリの気になる飼育環境や注意点などお迎えする前に知っておくべきことをまとめてご紹介したいと思います。

 

ソメワケササクレヤモリの特徴とは?

出典:ペットショップレオンの日記

マダガスカルの固有種で可愛らしい見た目をしていることから世界中にペットヤモリとして輸出されています。本種はストレス耐性があり、ハンドリングができることからヒョウモントカゲモドキと比較されることもあります。

ソメワケササクレヤモリのモルフはヒョウモントカゲモドキよりも少なめになりますが、黄色やオレンジ色が混じる個体が多く流通しています。ペアで飼育していると頻繁に交尾をして驚くほど繁殖するので基本的に単独飼育をすることをお勧めします。

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販売価格

色や成長度合いによって販売価格は異なりますが、約8000円で売られていることが多いようです。爬虫類即売会イベントやセールの時にお店へ足を運ぶと3000円程度で販売されることもあるのでチェックしてみてください。

初めて爬虫類を飼育する方はなるべく幼体を避けて、ある程度成長した個体を選ぶと良いでしょう。

 

寿命

ソメワケササクレヤモリの平均的な寿命は約10年です。飼育下だと肥満になりやすいので長生きをさせるなら若干給餌量が少ない方が良いでしょう。

本種に限らず生き物は少し空腹を感じる程度にストレスを与えるほうが長生きをするという研究結果があるそうです。

 

 

ソメワケササクレヤモリの飼育方法

出典:ワイルドモンスター

飼育環境

飼育ケースはプラケースや水槽、爬虫類用ケースなど何でも問題ありません。全長15cm前後までしか成長しないのでそれほど大きな飼育ケースは必要ないのでプラケースで飼育する方が多いようです。

飼育ケース内にはシェルターと水入れ、温度計を設置します。保温にはパネルヒーターを設置して温度が上がらない場合に断熱材で飼育ケースごと覆うと良いでしょう。

 

20℃を下回ると消化不良を起こすので25℃前後に保つように注意しましょう。床材は砂を利用しても良いのですがキッチンペーパーや新聞紙を敷くと排泄物の処理が楽になります。水入れを入れるので霧吹きは必要ありません。

水入れに入っていた飼育水はサルモネラ菌が発生している可能性があるので、洗面所や台所など人が口に水を入れる場所には絶対に流さないようにしてください。

 

風通しの悪い容器にパネルヒーターを設置すると蒸される可能性があるので定期的に換気をするか風通しの良いケースを使用します。1ヶ月に一度程度飼育ケースを丸洗いすることで衛生的に管理することができます。

昼間にライトを点灯しておくと体色が綺麗になるという噂もありますが、確かな情報ではありませんので是非試してみてはいかがでしょうか。夜中に点灯しなければ生活リズムを作るきっかけにもなりますので害はないでしょう。

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餌の与え方

出典:POPOの日誌。

ソメワケササクレヤモリの食性は動物食です。デュビアやコオロギ、バッタなどをメインにミルワームや配合飼料をおやつに与えると良いでしょう。クル病対策に必ずカルシウム剤やビタミン剤をダスティングして与えるようにします。

飛び跳ねる力と顎の力が強いバッタやコオロギは給餌の際に後ろ脚を取り除いて頭を潰してから与えるようにすると怪我の防止に繋がります。

冷凍ピンクマウスを与える際は大きい場合が多いので半分に切って与えると良いでしょう。慣れてきたらピンセットで食べてくれるようになります。

 

初期費用と維持費用

ソメワケササクレヤモリをお迎えする前に整えておくべき飼育用品を一式揃えると約2万円は必要となります。稀に購入先で飼育ケースを貰えることがあるので安く済む場合もあります。

維持費用は電気代と餌代が月々数百円程度しかかからないのでお財布に優しいペットと言えるでしょう。

 

複数飼育

出典:POPOの日誌。

複数飼育は不可能ではありませんがオスとメスが入り混じるとすごい勢いで繁殖するので注意が必要です。また喧嘩を確認された場合は単独飼育に移行する必要があります。基本的には別々の容器で単独飼育をさせるのが良いと思います。

 

温浴

脱皮をする爬虫類はお湯につけることで脱皮不全を予防させることができます。また排便を促すこともできるので毎日行うと排泄物の処理が楽になります。

絶対に行わなければいけない行為ではありませんが、温浴は健康的に育てるためには有効な習慣と言えるでしょう。

基本的には30~35℃のぬるま湯を薄くバケツに張り、冷めてきたらお湯を入れ替えるようにして5分程度生体をつけます。温浴後はすぐにタオルやキッチンペーパーで水気を取り湯冷めしないようにします。

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まとめ

近年はヒョウモントカゲモドキブームで大きなペットショップではあまり見かけなくなりましたが、大きな瞳はソメワケササクレヤモリにしかないチャームポイントなので是非お迎えしてみてはいかがでしょうか。

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