サバンナモニターの飼い方|餌、販売価格、寿命は?

オオトカゲの中でも飼育している人が多いサバンナモニター。人気の理由は飼育が容易で比較的安価に取引されているからでしょう。

そんなサバンナモニターですが、具体的な飼育方法や餌などは謎に包まれています。サバンナモニターをお迎えする前に知っておくべきことをまとめてご紹介したいと思います。

 

サバンナモニターの特徴とは?

出典:爬虫類倶楽部仙台店ブログ 

別名サバンナオオトカゲはアフリカ大陸に生息する体長100cm前後の中柄のオオトカゲです。地表棲のトカゲでサバンナ気候の環境の中で生活しています。

人によく慣れてくれて筋肉質でボリュームのある体格から高い人気を誇っています。ただ成長すると発情期や空腹時に強い力で暴れることもあるので扱いには十分な注意が必要です。

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販売価格や寿命

サバンナモニターは1万円以下で取引されることが多い種類です。春先にベビー個体が大量輸入されるのでお迎えする際は春~夏頃が狙い目です。

成体や少し成長した個体は年中流通していますが、ベビー個体よりも値段が少し高くなり人慣れしにくくなっているので初心者の方はベビー個体を購入しましょう。

 

中型のトカゲと言えども飼いきれなくなって里親募集をする方も多くいるので、お迎えする際は一度チェックしてみてください。野生下では20年ほど生きるサバンナモニターですが、飼育下だと5~6年程です。

主な死因は過食や杜撰な温度管理によるものなのでしっかりと環境を整えることで長生きさせることは可能です。病気と疑われる場合は人間用の点鼻薬や整腸剤等を活用すると回復することがあります。

抗生物質は人が使うものだと効きすぎるため点鼻薬に含まれる程度の微量の抗生物質で十分です。

 

 

サバンナモニターの飼い方

出典:爬虫類倶楽部大宮店公式ブログ

飼育環境

風通しの良い丈夫な飼育ケースを選びます。大きさは2メートル以上が好ましく、地上棲なので高さは必要ありません。温度管理にはパネルヒーターを敷いて全体の温度を保ち、紫外線ランプとバスキングライトをホットスポットに設置します。

床材は身体に傷つかない安全なものなら何でも使用できます。日頃のメンテナンスを考えると新聞紙やキッチンペーパーがオススメです。鑑賞性を重視するならサンド系を敷いて定期的に交換・洗浄すると衛生的に維持できます。水入れはひっくり返らないように重く浅いものを選びます。

カルキを抜いてあげることで肌荒れなどを予防することもできますが、腐りやすくなるので毎日新鮮な水に入れ替えましょう。

 

温度と湿度

飼育ケース内に温度勾配ができるように保温器具をセットしてください。ホットスポットを40℃前後それ以外の場所は27℃前後を保つようにして夜間は約1~2℃低く調節をします。

あまり温度が低すぎると代謝が下がったり消化不良で摂取した餌が体内で腐りますので注意が必要です。雨季に活動的になる種類なので湿度もあまり低くなりすぎないようにしてください。

 

餌の与え方

出典:サウリナ守口店

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サバンナモニターの食性は肉食で小鳥や昆虫類、小型哺乳類を食べています。飼育下ではヨーロッパイエコオロギやデュビア、ウズラ、ピンクマウスなどをバランスよく与えましょう。

死因の一つに肥満がありますのでササミ肉やゆで卵などの脂肪分の少ない食べ物を与えると予防に繋がります。クル病対策にカルシウム剤を餌にまぶして与えても良いでしょう。

しっかりと排泄をしていることを確認して給餌量を臨機応変に変えることが長生きのコツといえます。給餌頻度は2~3日に一回です。

 

初期費用と維持費用

初期費用は5~10万円です。安い飼育ケースだとサバンナモニターに壊される可能性があるので丈夫なものを選ばなければなりません。

またケースが大きい分保温器具にお金がかかりますので、成体価格以上は覚悟しておきましょう。維持費用は冬季で1万円程度です。大食漢で電気代も相応に必要となりますので安くはありません。

 

温浴効果

出典:サウリナ守口店

サバンナモニターは大きくなることから風呂場にお湯を少し溜めて浸からせてあげると脱皮不全や便秘改善に効果的です。

温度は38~40℃に保ち、下がってきたら温かいお湯を追加します。温浴を終えた後はすぐにタオルで拭いてあげて体温が低下しないようにします。

 

複数飼育

サバンナモニターは気が荒いトカゲなので複数飼育はお勧めしません。もちろん異なる種類の爬虫類も同じケージに入れないようにします。自宅にフェレットやハムスター、デグーなどを飼育されている方はサバンナモニターに食べられないように注意が必要です。

 

生餌の管理

出典:サウリナ守口店

やはり冷凍・乾燥餌よりも生餌の方が食いつきが良いので生餌の管理もしなければなりません。マンションなどで飼育される場合はコオロギなど鳴く動物ではなくゴキブリをストックしておくことをお勧めします。

特に「デュビア」は日本のゴキブリみたいに素早くないので扱いやすく、丈夫なので長期間飼育しておくことができます。

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まとめ

ガタイの良いサバンナモニターは男性からはもちろん、女性からも高い人気を誇っています。少し気が荒い面はありますが注意して扱うことで対処できますし、初心者の方にもぜひ飼育に挑戦してもらいたいですね。

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