ヤモリの人気の種類ランキング

世界各地で民家に住み着いてハエやゴキブリといった害虫を食べてくれることから人々に愛され続けているヤモリ。また可愛らしい容姿や仕草からペットとして人気を集め様々なモルフが作出されるほど市場が盛り上がりました。

ヤモリは夜行性の種類が多く紫外線ライトやバスキングランプといった特別な器具が必要ないため比較的安価かつ安全に飼育することができます。ペット用の人気のヤモリランキング(個人的な意見)をご紹介していきたいと思います。

 

ヤモリの人気の種類ランキング

 

1位:ヒョウモントカゲモドキ

爬虫類の中で最も人気のある種類です。「スーパーマックスノー」や「ハイイエロー」「バンディット」など数十種類ものモルフが作出されているヤモリで爬虫類即売会の主役的存在です。

生息地では岩陰や物陰にひっそりと隠れながら夜間に行動しているため飼育下ではそれほど大きな飼育スペースを用意する必要はなく、昆虫を飼育するプラケースとパネルヒーターで終生飼育が可能です。

 

またヒョウモントカゲモドキ専用の人工飼料が販売されているためコオロギやミルワームのような生餌を苦手とする方にも安心してお迎えいただけます。

やや低温に弱く20℃以上で管理しないと消化不良を起こしてしまいますので注意しましょう。加えてある程度の湿度がないと脱皮不全に陥りますのでウェットシェルターを入れてあげると良いでしょう。

 

給餌頻度は2~3日に一度で問題ありませんが、幼体はできるだけ毎日食べるだけ与えて成長を促すことで体調を安定させることが大切になります。

販売価格はモルフにより大きく異なりますが、最も安い個体だと6000円以下で入手できます。珍しいモルフになると10万円以上する個体もいるそうです。

ヒョウモントカゲモドキの飼い方|販売価格・餌は?

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2位:ヨツメヒルヤモリ

出典:チャーム両生類・爬虫類ブログ

鮮やかな緑色に水色に縁取られた黒いスポットの入る可愛らしい見た目をしたヤモリです。特に仕草が可愛らしく昆虫ゼリーをペロペロと舐める姿は癒やされます。

大きさは10cm前後と小柄ですが、樹上棲のため高さのある飼育ケースに登り木を立体的にレイアウトする必要があります。また飲水は動かす必要があるためエアレーションやポンプを活用してください。

 

基本的に高温多湿環境を好むため壁面に霧吹きをしてください。本種は珍しく昼行性なので紫外線ライトが必要となります。

食性は肉食性で生餌をメインに昆虫ゼリーなどを置いておくと良いでしょう。鑑賞性に優れており女性に人気のあるヤモリです。販売価格は1万円前後です。

ヒルヤモリの飼い方|販売価格、寿命、餌、繁殖について

 

3位:クレステッドゲッコー

出典:サウリナ守口店

ニューカレドニア原産の枯れ葉や木の表面に似た容姿を持つヤモリです。20cm前後にまで成長するため非常に見応えがあり独特の触り心地は病みつきになります。

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生餌にしか興味を持たない個体が多いヤモリの中では珍しく人工飼料にも餌付きますので虫が苦手な方にもお勧めできます。樹上性のため高さのある飼育ケースに止まり木をレイアウトして飼育してください。

 

水飲み場から水分補給することは少なく壁面に付いた滴を舐めとるように補給するため1日2~3回程度霧吹きをしてください。本種も昆虫ゼリーを舐める個体がいるので置いておくといいでしょう。

給餌頻度は2~3日に一度与える程度で問題ありません。販売価格は約1~2万円です。

ヤモリ初心者におすすめの飼いやすい種類

 

4位:トッケイ

出典:有限会社プラスト

カラフルな模様が特徴的な大型のヤモリです。ペットヤモリとして有名な種類で生息数が多く流通量も多い傾向にあります。やや気性が荒く攻撃的な性格をしているので複数飼育は極力避けるようにしてお世話をするときも噛まれないように注意してください。

本種は樹上棲ですがガラスやプラスチック面に張り付くことができるので、登り木を必ずレイアウトする必要はありません。紫外線ライトは必要ありませんが、カルシウムを不足させないためにカルシウム剤を餌にダスティングしてから与えるようにします。

海外では薬用や食用としても流通しているようです。販売価格は約2000~3000円です。

トッケイヤモリの飼い方|販売価格、寿命、餌は?

 

5位:グローブヤモリ

出典:サウリナ守口店

乾燥地帯の荒れ地などに生息している地上棲のヤモリです。20cm近くにまで成長するやや大型のヤモリで国内では需要が高いものの流通量が少なく高額取引されることもあります。

理由としては一度に1~2個しか産卵しないため生息数が少なく市場に出回り辛いことが挙げられます。

 

 

6位:ニホンヤモリ

出典:サウリナ守口店

日本の住宅に住み着いていることが多いヤモリです。恐らくヤモリと聞くと本種を想像する方は多いのではないでしょうか。私達の身近な存在で一度は飼育に挑戦してみた方もいるかもしれませんが、その難しさに途中で逃した方も居るでしょう。

本種は生餌にしか餌付かず小柄なため小さな昆虫類しか捕食しません。クモや小さなバッタを捕まえて与えることはできますが、給餌のたびに労力が掛かりすぎて飼育に疲れてしまいます。

簡単そうに見えて実は難しい種類なので他のヤモリを飼育してみるとあまりの簡単さに認識が改まるのではないでしょうか。

 

 

7位:テキサストカゲモドキ

出典:リミックス

見た目はヒョウモントカゲモドキに似ている北米原産のヤモリです。大きさは10cm前後と小柄で乾燥した荒れ地に生息しています。やや気性が荒く喧嘩をしますので複数飼育は避けたほうが良いでしょう。湿気と低温に気をつければ簡単に飼育することができるヤモリです。

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